君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

(アニメ)黒子のバスケ 第1話「黒子はボクです」 感想

2012-04-10 23:53:49 | 2012年 春アニメ


一話だけ。



ああ、この頃は普通に面白い漫画だったんだよなあ。なんせ赤マルの読切のみで本誌に来た作品でしたもん。
とにかくアイディアが秀逸だし、キャラも好感度高いし、スラムダンクがあるからこそ能力バスケって選択もクレバーだと思うし。
なんか妙に懐かしさを感じつつも、この新しさだったら確かに様子見なくても連載になるよなあ・・・と
ぼんやりと数年前の事を思い出しました。
原作は結構絵柄が荒削りなので、スッキリと感じられるのもまたアニメ化の良い部分ですよね。

ただ、「あねどきっ」終了以降ジャンプ読まなくなってしまったので
今現在どうなのかは正直よく分からないっていう。最近パジャカノ+ニセコイのコンビで復活しましたが。
その点でも、お話の行方を確認する意味でも放送は毎週観て行こうかな。にしても何気にBL要素をブチ込んでくるあたり侮れない作品ですな(笑)。
まあ、テニスの王子様をちょっとリアルにした感じ?って要領で観ていけば普通に楽しめはするんじゃないかな、と。



基本的に原作付きの作品って話知ってても楽しめるのが良いアニメ化だと思える条件だと思います。その点だとこの作品は合格点でしたね。

ZETMAN 第1話「未熟な感情」 感想

2012-04-07 01:48:16 | 2012年 春アニメ




関東でやるの遅すぎだよ!(ぉ




掲載誌こそヤングジャンプですけど、これ本当に少年漫画の作りそのものですね。
やっぱり桂正和ってナチュラルボーン少年漫画家なんだなあ・・・とか思わざるを得ない一話目でした。
孤児という設定から頼れる大人との出会い、敵との対峙、そして覚醒までもう少年漫画ならではのカタルシスのオンパレード!
かつてはラブコメで一世を風靡した作者ですけど、本当にやりたかったのってやっぱりヒーローものなんでしょうね。
ウイングマンとかあったしね。
個人的には小学生の時に親父の部屋でドキドキしながら電影少女読んでた事を思い出す。
むしろあの漫画のが今考えると青年誌的な感じがしちゃうねえ。

凄く完成された一話目でした。起承転結がしっかりしてるっていうか
その上で先を匂わす演出も冴えてるし
申し分の無い出来なのは間違いなかったと思う。キャラの心理描写もしっかりしてたしね。
ただ、個人的に心配なのは原作の出てる量に対してワンクールっていうのはどうなんだ?って事
昔同じくヤングジャンプでアニメ化された「GANTZ」が結構中途半端な所で終わってた印象が個人的にあるので
面白いけど、続きが気になるけど、同じ轍を踏まないかどうかだけが心配な部分ではありますね。
ただ、感想書きたくなるくらいにはカタルシスを受けた一話であったのは確かです。
始まりがベタだったので途中まで若干集中力切れてたけど
やっぱ何だかんだで昔からの王道の力って強いなあと実直に思えた初回でした。
原作雑誌で読んでたけどほぼ全部忘れてて自分の記憶力にもまた驚きました(笑)。




水準の高い少年漫画を楽しめた感覚、この一話だけでもある程度作品として成立してた気がする。
後は本当に1クールでちゃんと締めれるのか、に期待って感じですかね。
そこをクリア出来たら良作足りえると思うけど。どう転ぶか。