今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

どうしても手放せないもの

2010-09-20 11:58:57 | BOOK
今まで大量に本を買い、また、大量に処分してきました。
(本に魂があったら相当恨みをかっていると思います)

そんななかで、30年以上手放せずに手元に置いてある小さな本が2冊あります。

小学校の入学祝いに日曜学校の先生(牧師さま)から戴いた 新約聖書とこども讃美歌。


幼稚園の頃、自宅のすぐ近くにプロテスタントの教会があったこともあり、日曜学校に通っていました。
毎週日曜日、献金の10円玉を握りしめて聖書と讃美歌を持って通っていました。
礼拝の後の分教(学年別に説話を聞く)は難しくてよく判らなかったけれども、その時に貰える、聖書の一節を描いた小さなカードがまた嬉しかったのを覚えています。

だからと言って、私はクリスチャンになったわけでもありません。
無宗教派ですけど、まあ、仏教徒寄りですかねw
(実家は浄土真宗、義実家は真言宗)

でも。
聖書と讃美歌はぼろぼろになっていても処分することができません。
優しかった牧師さまの想いが今でも残っている気がして…。

まだ日曜学校に通っていた頃、牧師さまに尋ねたことがありました。
その教会は高圧電線の真下に建てられていて、子供心に高圧電線が切れたらどうしようと思っていたので、怖くありませんか?とお尋ねしたのです。
牧師さまは優しく微笑んで
「それだけ神様の近くにいるのですから、怖いことはありませんよ」
と答えられました。
だからと言って私の不安が取り除かれた訳ではありませんが、そういう考えもあるのだと、子供心に響くものがありました。

そういう想いが詰まっているものだけにこれからも処分はできないでしょう。
他の本にきゅんきゅんに挟まれながら、ずっと本棚にいることになると思います。

そんな本が手元にあるというのも、いいものじゃないかと思う次第です。

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