今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

ATTACK on TITAN 進撃の巨人 ネタバレ満載

2015-08-22 09:29:56 | 映画
早く続きが見たいっ!
あと1か月も待てない!!

もう、ガンガンネタバレしてるから、まだ観てないからって読んじゃっても責任取りませんよ(笑)



下手にCGに走らなかった制作陣にまずは惜しみない賛辞を!
12人掛かりで動かした、50m級巨人の動きは特撮ならではって感じで良かったです。
謎の生物っぽい、不思議な動き。
動きのスピードや、次の挙動が読めない気持ち悪さ。
堪らんかったです!

そして、特殊メイクの通常の巨人達。
中の人は役者さんとエキストラさんなんだったかな?
あれもCGにしなくて正解。
生物っぽいスピードの鈍い動作がね、本当に良い感じ。
見ていて「アニメの巨人よりも気持ち悪くていいわ、コレw」って思いました。
CGで動かしたら、関節や筋肉、身体全体の動作が計算されたものになって、あの独特感が出せそうにないもの。

でね、エキストラさんもスゴイ!
あれだけの人数が居て、巨人が襲ってきてパニック状態の所の人の流れがちゃんと出来上がってるもの。
赤ちゃんを連れた母親が人の波の飲まれてて、エレンやミカサが助けようとして離れ離れになる所も、エキストラさんの動きがキッチリ決められててパニック状態ながらも、滑らかに画面の中を人が移動してる。
その中に取り残されるミカサと、人波に揉まれながら建物に入ってしまったエレン。
見ていて、監督や演出さんの指示スゲーって感心していました。
恐怖のあまり、しゃがみこんで泣き叫んでいた幼い女の子。あの子は役者さんなのかな?
とても表情が良かったなあ。ああいう1カットが一瞬挟み込まれる事で群集パニックの様子が引き締まるって言うか。
喰われる人達も臨場感溢れるっていうか、実際には見る事も無いシーンだろうに、「こうやって抵抗虚しく喰われるしかないんだ…」って言う虚無感。
熊や狼などの猛獣に人が喰われる時もこんな感じなのだろうか。とか考えたりして。
でも、獣は柔らかい腹から喰うだろうから意識があるまま喰われるよね。巨人は見境なしに適当に食い千切るから、これも気持ち悪いよね。
など、つらつらと考えたり。

グロいシーンなのに、全然グロいと感じてない自分の神経を疑いますよ(苦笑)

で。
肝心のエレン。
存在感無いのw
世捨て人っぽい癖に妙に熱くなったり。
ミカサを失った事がトラウマになっているっぽいけど、ヒアナに惹かれたり。
きっと、自分を包んでくれる人が欲しかったのかな?
ミカサを失った(と思いこんだ)時から。

志願すれば残された家族の生活を保障してくれる。
そういう理由で志願した兵たち。
この辺りが結構リアルよね。そして寄せ集めの有象無象な兵士っぽいところがいい。
壁の修復に行くと言う緊張感を強いられる行軍の中でも、愛し合う恋人とか。
あんな世界でも、人間は生きているんだな。と、人の本能の営みは失われない。
そういう所が人間臭くていい感じ。
そうか、これは人間が巨人と戦う話だから、人間皆が主人公なんだよね。
最終的に、その先鋒に立つのがエレンになるけれど。


唐突に現れるのが、シキシマとミカサ。
エレンがミカサに追い縋ろうとしても、ミカサはエレンに一瞥をくれただけで、シキシマと共に消える。
この後もいいのよねー。
シキシマがエレンを煽って、立体起動装置を使わせちゃうところとか。
これはリヴァイじゃなくてシキシマになって正解。
でも、シキシマも白いハンカチを持っててリヴァイの潔癖症を覗かせてる。
リヴァイ的立場だけど、リヴァイとは違うと言う演出。

エレンとミカサの二人きりのシーンは何とも言えない迫力。
生きていたミカサに声を掛けて、再会を喜びたいエレンに対して、巨人に喰われかけた時の腹の傷を見せるミカサ。
そして、何も言えなくなるエレン。
そこに現れたシキシマがミカサの肩を抱き寄せる。
BGMもBGも何もなく、ただ台詞だけが静かに流れる。
ここは前編でも3本の指に入る名シーンかも。
私はここのシーンが好きだなあ。うん。

ここまで本当に無力なエレン。
そんなエレンが愛しくなっちゃうのよね(苦笑)
こういう情けない、弱い主人公ってツボなのよ。
しかも演じてるのが春馬さんだもの。
私がこの映画を観ない筈がない。
そして褒めない筈が無いww

そう言えば、サシャとアルミンの2人がほのぼのとしてて、「残酷な世界」の中での癒しになってましたなあ。
原作では2人は別に何の関係もなく、同期として一緒に戦う戦友なだけですけど。
サシャの弓使いのエピソードもいいよね。
足りない分は自分で狩って、食べる。実にシンプルでストレート。
大飯ぐらいだから口減らしに兵士にされたけど、その弓が活かせる設定が良い。
名前を持つキャラの設定に、スキが無いのがいい。
農場を持ってて弟妹がたくさんいる力持ちで、斧使いが上手いとか。
塀の中の富裕層の坊ちゃんとか(何で志願したんだっけ?)
アルミンは頭が切れると言う、当初の設定がそのまま生かされてるし。
そんな中でエレンだけが、何も無いんだよね。
まるで、食べる為だけに兵士になったけど、自分には何の才も無い。
ただ生きてるだけ。
だから坊ちゃんに喧嘩を売られて買うくらいしか出来ない。
いいね、いいね、弱っちくて情けない主人公w

んで、唐突にラスト。
巨人に喰われそうになったアルミンを助け出したものの、自分が喰われてしまったエレン。
しかも、片腕だけ残して…(ここが皆が一番エグいって思ったのかな?)
巨人の胃袋の中の描写が原作と違ってたね。
ちゃんと喰った人間を消化してたもの。
原作では確か消化できないんじゃなかったっけ?排泄機能がないから。
で、融けかかってる死体を見て恐怖で叫ぶエレン。

ここからが良かったねー。
巨人の口から何かの手がニューっと出てきて、まるで卵から孵化するかのように、エレンゲリオンwが出て来る。
出てきた時はその身体が燃えるように赤くなってて、顔は見えない。
身体からシューシューと音がする。
そして、むくりと顔が上がると…耳まで裂けた口に歯が並び、今までの巨人とは明らかに違う黒髪の巨人の登場。
人間には見向きもせず、巨人だけを狙って襲い掛かる…。
人類が初めて見た、巨人を襲う黒髪の巨人。

力尽きた黒髪の巨人のうなじから出てきたのは…。

ここで「早く後編を見せろーーーーーー!!」って心の中で叫びましたよw
あと1か月、待ち遠し過ぎます!

黒髪巨人のうなじから出てきた粘液まみれのエレンが、いかにも「巨人の身体と一体化したました」感があってツボってました。

そして、ハンジさんがハンジさん過ぎて素晴らしかった!
原作でもハンジさんが一番好きなキャラだったからww
石原さとみさん、緒方恵美さんと連絡を取って、ハンジ像を作り上げていったそうですね。
最初、「え?この人がハンジさん?」て思いましたけど、いやあ、女優さんて凄い。
本当にハンジさんそのものでしたもの。あのマッドぷりとか。
後編でエレンに対してあのマッドぷりが出て来るのかと思うと、激しくwktkです(笑)

後編はどこの劇場でみようかなあ?
足を延ばして4DXでもいいかな?