電車予報(車両運用の話)-6

《前回の続きです》

~ 電車もいろいろ・運用もいろいろ ~

ここまでは25H運用を例に説明してきましたが、自分が確認した電車は運行番号表示が25Tのように違う記号だった人や、黄緑のプラカードがぶら下がっていたという人など、まだ疑問の残る方も多いことと思います。今回は他の運行番号やプラカードについて解説します。

ラッシュ時に次から次とやってくる朱色の電車ですが、一体何本の編成があり、いくつの運用があるのでしょうか。

現在、中央快速線の営業運転に使用可能な朱色の電車は全部で59編成あり、すべて豊田駅の近くにある八王子支社豊田車両センター(略して八トタと標記します)の所属となっています。そして、前面の窓部にぶら下がっているプラカードには59本もの編成を識別するための編成番号が記されており、白地に赤文字のものがH編成(H1~H25の25本)、黄緑地に白文字のものがT編成(T1~T34の34本)と呼ばれています。
一方、運行番号の方は平日の場合、H運用(01H~37H)とT運用(01T~71T)の2グループ55運用があります。
H編成は主にH運用で使用され、T編成はT運用に使用されます。しかし、T運用は36運用に対しT編成は34本しかありませんので、常にH編成が数本入ることになります。一方、T編成がH運用に入ることはあまりありません。H運用には特別な事情があってH編成しか使えない運用があるためです。使用できる編成が限定されることから、こういう運用のことを「限定運用」と呼んでいます。

《続く》
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