もう一つのしらさぎ

再び同行者の方々と泊まるこの日の宿は山中温泉でした。

どうやって行くのかも知らないので、ネットで調べていたら、路線バスのバスセンターがあり、そこにはかつて鉄道があったことを知りました。何かまた線路に呼ばれたような気がします。そんな訳で、送迎バスも運行されているのですが、路線バスで向かうことにしました。



山代温泉経由、しかも温泉街をぐるっと一回りして、同じバス停をもう一回通ったり、診療所に入ってスイッチバックしてきたり、行きつ戻りつといった感じの路線でした。


ここには昔北陸鉄道加南(かなん)線のホームがあったそうです。駅舎も残っていたそうですが、現在はスーパーになってしまったそうです。スーパーの入り口部分の屋根が三角屋根になっているのはひょっとすると駅をイメージしたデザインなのかもしれません。

そして、ネットを調べてもう一つ発見したのが、そこで使われていた車両が道の駅に保存されているという情報でした。どこかで見たことのある電車だと思ったら、廃止後は大井川鉄道で使われていたのだそうです。


約1.5kmの道のりを歩いて道の駅に到着しました。
1両ではなく、2両編成で保存したのはすばらしいことです。


車内にも入れるようですが、時間が遅かったせいか鍵がかかっていました。




昭和38年製、廃止が昭和46年ですので、8年間しか走っていません。






転換クロスシートでしょうか




パンタグラフも健在です。

電車「しらさぎ」について、という説明があります。
 「しらさぎ」は昭和38年の製造で、日本初のアルミ車体です。旧北陸鉄道加南線の山中温泉~大聖寺(だいしょうじ)間を運行し、当時はロマンスカーとして観光客をはじめ大勢の通勤、通学者に親しまれてきました
 昭和45年に北陸本線加賀温泉駅が営業を始め、観光客の流れに変化が見られるようになり、昭和46年に北陸鉄道加南線が廃止されました。これに伴い「しらさぎ」は静岡県の大井川鐵道(株)に引き取られ、その後平成13年7月まで現役で運行されていました。車齢は40数年になりますが、当時の「しらさぎ」というプレートもそのままの状態で保存されており、山中町民をはじめ沿線の住民には思い出の多い電車です。
 このたび、大井川鐵道(株)ほか多くの方々のご厚意によって里帰りし、道の駅に保存されることになりました。山中町は、平成17年10月1日に加賀市と合併し、新しい加賀市となり、郡や町の名前が歴史に埋もれようとしています。懐かしい「しらさぎ」を保存することによって、歴史の生き証人として、子供たちや観光でこの地を訪れる皆様に町の歴史や温泉の歩みを少しでも知っていただければ幸いです。

このように記されておりました。昭和46年の廃止のみならず、平成17年のこともいろいろ考えさせられました。まさに生き証人です。
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芦原温泉~加賀温泉

福井から乗った電車は361M。芦原温泉で折り返し、芦原温泉から先に向かうには次の電車まで30分ほど待つことになります。


乗車した編成は両端とも切り妻の編成でしたが、クハネ581から改造されたものもあります。


サンダーバード28号、大阪方の編成は683系でした。


サンダーバード28号、和倉温泉方の編成は681系でした。補修ペイントが目立ちますが、どうやら手すりを増設したようです。


14時37分、おそらくサンダーバード19号が遅れたものと思われます。




雷鳥30号、国鉄色が美しく待ちきれずにシャッターを切りました




クロ481-2001、パノラマグリーン車


雷鳥の先にはEF81が見えています


トワイライトエクスプレスと雷鳥


EF8143牽引


個室が並ぶ寝台車


電車から改造された食堂車、ダイナープレヤデス




札幌へ向けて走り去ります


加賀温泉に向かう電車は457系でした。


加賀温泉到着
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福井~芦原温泉



福井からは別行動となり、さっそく各駅停車に乗り換えます。


こちらは反対方向へ戻る普通列車、新しい電車が使われています。


私が乗る電車はこちら、419系。583系の改造です。








元583系で特急街道を突っ走ります。


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