前から見たいと思っていた『ホテルルワンダ』のDVDを借りて見ました。
1994年、アフリカのルワンダで起きたフツ族とツチ族の民族抗争。3ヶ月の間に100万人もの人が虐殺された事件を描いた作品。
超高級ホテル「ミル・コリン」の支配人であるポールは、フツ族によるツチ族の虐殺が始まるという噂を耳にする。ツチ族の妻・タチアナと子供たち、そして隣人たちを守るため、ポールはホテルに匿うことに。
結果として、隣人だけでなく、1000人以上もの人々を救ったポールは、アフリカ版“シンドラー”とも言える。
国連軍が去り、自分たちを守る武器すら持たないポールが、いかにして人々を救ったか。金を握らせ、時には人脈を頼り、生き延びるため知恵と経験を活かし、綱渡り的な危険を回避していく様は感動的。
映画の中でもっとも心に響いたのは外国人カメラマンが発したセリフ。「虐殺のシーンを世界中で流しても、『怖いね』と言いながら、ディナーを続けるだけ」
今、ニュースで流れている世界で起こっている悲劇を、自分もそんな感覚で見ていないか…と思ったらゾッとした。
『怖いね』とつぶやく、その瞬間に何万人もの人々が殺されて、何万人もの人々が助けを要求しているというのに。
無関心ほど罪深いものはないと痛感させられた作品。
そして、それを逆手に取るようにポールはある作戦を提案する。
「外国の有力者に電話をかける。私たちの危機を知らせて、お別れを。だが、その時、電話を通して相手の手を握りなさい。手を離されたら死ぬと伝えるんだ。彼らが恥じて、救援を送るように」
この言葉は、映画を見ている観客の心にも響いたはず。
何もしないということが恥ずかしいことであるということを。
久しぶりに出会ったとてもいい映画でした。
社会派映画であるにもかかわらず、難しくなく、ドラマティックでスリリングな展開も良かった。
だけど、調べてみたら、「日本で商業的に成功するとは思えない」という判断で一時は公開も危ぶまれたそう。日本の配給会社は見る目がないのかな。
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1994年、アフリカのルワンダで起きたフツ族とツチ族の民族抗争。3ヶ月の間に100万人もの人が虐殺された事件を描いた作品。
超高級ホテル「ミル・コリン」の支配人であるポールは、フツ族によるツチ族の虐殺が始まるという噂を耳にする。ツチ族の妻・タチアナと子供たち、そして隣人たちを守るため、ポールはホテルに匿うことに。
結果として、隣人だけでなく、1000人以上もの人々を救ったポールは、アフリカ版“シンドラー”とも言える。
国連軍が去り、自分たちを守る武器すら持たないポールが、いかにして人々を救ったか。金を握らせ、時には人脈を頼り、生き延びるため知恵と経験を活かし、綱渡り的な危険を回避していく様は感動的。
映画の中でもっとも心に響いたのは外国人カメラマンが発したセリフ。「虐殺のシーンを世界中で流しても、『怖いね』と言いながら、ディナーを続けるだけ」
今、ニュースで流れている世界で起こっている悲劇を、自分もそんな感覚で見ていないか…と思ったらゾッとした。
『怖いね』とつぶやく、その瞬間に何万人もの人々が殺されて、何万人もの人々が助けを要求しているというのに。
無関心ほど罪深いものはないと痛感させられた作品。
そして、それを逆手に取るようにポールはある作戦を提案する。
「外国の有力者に電話をかける。私たちの危機を知らせて、お別れを。だが、その時、電話を通して相手の手を握りなさい。手を離されたら死ぬと伝えるんだ。彼らが恥じて、救援を送るように」
この言葉は、映画を見ている観客の心にも響いたはず。
何もしないということが恥ずかしいことであるということを。
久しぶりに出会ったとてもいい映画でした。
社会派映画であるにもかかわらず、難しくなく、ドラマティックでスリリングな展開も良かった。
だけど、調べてみたら、「日本で商業的に成功するとは思えない」という判断で一時は公開も危ぶまれたそう。日本の配給会社は見る目がないのかな。
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