京女のハマリゴト

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結婚できない男

2006-09-20 21:22:48 | ドラマに夢中
毎週楽しみで楽しみでたまらなかったドラマがとうとう終わってしまった…。

結婚できない男

何だかこのドラマいろいろな余韻があって、今それをかみ締めているところです。

今回の名言は夏美(夏川結衣)の告白シーン。
「私たちの会話ってキャッチボールじゃなくてドッジボールばっかりだった気がします。私はキャッチボールがしてみたいです。あなたと」

本当にふたりの会話ってドッチボール。

信介が相手の気持ちを考えないことをポロリと言ってしまうと、夏美が「あなたにだけは言われたくないです」と返してるし。

でも、ドッチボールができるのってやっぱり相手をちゃんと見ているから。

当てようと思っているからなんですよね。

だから、みちるは二人が部屋でドッチボールのような会話をした時に、疎外感を感じたのだと思います。

それにしても、信介が夏美に告白するシーンは、前半がすごく感動的だったのに、やっぱり信介の余計な一言で夏美を怒らせてしまいましたね。

最後はうまく行きそうな気配でエンディングを迎えたので良かったですが…。

ここで、ドラマ「結婚できない男」の私なりのまとめ。

●何と言っても配役がすごく良かったです。

阿部ちゃんと夏川結衣のベテランが演じているので、とても安定したドラマだったと思います。特に、ふたりの微妙な表情がとてもリアリティーにあふれ、ユニークでした。
最終話の阿部ちゃんの告白シーンの夏川結衣の表情なんてとくに素敵!
あれは演技力がないと出せない魅力だわ!!

●あと、最後には友達になったモテナイ男の信介とモテる男の金田の比較がいい。

最初にマイナスイメージを全面に出していた信介とプラスイメージで女性にアピールし続ける金田ですが、最終的に勝ち組となったのはおそらく信介。

マイナスイメージの男が少しづつ見せる優しさやこだわり、ちょっとした勇気やあどけない少年のような一面、そんなところに周囲の女性陣(みちるや夏美、摩耶(高島礼子))が次第に惹かれていきましたよね。

逆に最初にプラスイメージしか出してない金田は女性とは長続きしていない様子。

最初にプラスイメージでいくと少しのマイナス要素が打撃になるけど、最初からマイナスイメージでいくと少しのプラス要素が大きな魅力になる…ということでしょう。

●結婚できない男と結婚できない女。

信介も夏美も結婚できないコンビでした。
そのデリカシーのなさゆえ、相手を傷つけたことすら気がつかない信介。その性格が災いして彼女すらできなかった様子。
一方、夏美は半分あきらめつつあるものの、半分は未練があるキャリアウーマン。
年齢のためか性格か慎重になり過ぎたり、自分の気持ちに正直になれない。

でも、二人が出会って、信介は相手の気持ちを考えるようになったり、夏美が勇気を出せたり。

キャリアをもつ独身男性と独身女性の恋愛って、若い頃の「好き好き~」って感じとは違い、複雑なものをたくさん抱えていることも表現されていました。

ドラマの主人公から脇役にいたるまで、すべてがなんらかの対照的な部分を持っていて、見ていて比較しやすく、それがとても味のある作品になっていたと思います。

阿部ちゃんがサイトでこのドラマを「癒し系のドラマ」にしたいと言ってましたが、

本当に見ていて「笑えて、癒されて、考えさせられる」楽しいドラマに思えました。

あぁ、次のクールでもこんなドラマを期待したいものです。。。。。。

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