裸のヤコブ

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【音】YAMAHA F100-112S

2009年04月06日 | 音楽製作・機材

過去にいくつスタジオを使ったことでしょう。
そしていくつギターアンプを使ってきたでしょう。
我が家にもたくさんの名機と呼ばれる真空管アンプがあり
そのどれもが気に入った音を奏でてくれます。
しかし、REGGAEを奏でるようになってから
BOB MARLEYのあのチャカをお手本に
音色を作ってきましたが
どんなアンプを使ってもあの音は出せませんでした。
唯一、あのアンプを使った時を除いて。

あのアンプ。

大通りのクルースタジオのBスタに設置されていた
YAMAHAのトランジスタ・アンプの名機、F100の112。
スピーカー1発の小さい方のF100です。

このF100-112を使うと
BOB MARLEYのあのチャカと
そっくりの音がスピーカーから飛び出してくるのです。
(大きい方の212も使ったことがありますが、私の好みは112。)
BOB MARLEYは
ツインリバーブ(所有済み)を使っているらしいのですが
なぜかF100を使った方が似た音になるのです、不思議なことに。

クルースタジオのS藤さんに
「あのF100は売ってもらえないですか?」と聞いてみましたが
軽くあしらわれて終了。

それ以来、何年探していたことでしょう。
(2006年3月14日のブログにも書いてあります。)
リサイクルショップ巡りをしているときにも目を光らせ
Web Shopでは高い価格にため息をつきつつ
納得のいくモノを探していたのです。





それを…
ついに見つけてしまったのでした。
バンドもやっていないアコースティックな状態なのに。

何の気なしにWEBで検索してみると
写真付きで、値段も納得でき
しかも、外側が銀色の限定生産(高中モデル?)で
スピーカーも
ノーマルのものよりも高性能のものがついたと言われている
詳しく書くとF100-112S(SilverのS?)というアンプを。

そしてよく見てみると
販売元が、なんと札幌市内の
ちょくちょくお世話になっている
「SRV奥田工房」というお店だったのです。
しかし、WEBの更新は昨年の8月。
「もうないだろうなぁ…」と半分以上あきらめつつ
お店に電話してみると
「まだありますよ」と嬉しい返事。
その日のうちにMy Guiterを2本持ってお店に行き
試奏しまくった結果
やっぱりあの音がでることを確認し、購入を即決。
手付金を置いて、オーバーホールをお願いし
しばらくたった昨日
残りのお金を払ってやっと自分のものとなったのでした。

1982年製ということなので
もう既に生産されてから27年がたとうとしています。

いやぁ、良い音しますよ。
いい音というか、あの音。
単音や、リフを弾くと超YAMAHAの音。
でも、チャカって弾くとあの音なのです。
(ちなみにエレキのメインギターは
Gibson Custom Shopの Les Paul Special TV yellowです。)
本当にREGGAEのあのカッティングを弾いたとたん
魔法のアンプに早変わりするのです。

廃れていくもの愛好家の私。
やっと
本当にやっと納得のいくF100を見つけることができました。

こうなると
バンドを組みたくてしかたがない今日この頃。
このアンプをチャカチャカ鳴らしつつ
熱いメッセージを
メロディーとともに伝える日は来るのでしょうか。

今後の僕に大きな影響を及ぼしそうなアンプ、F100-112。
なかなか持っている人もいなくなってきているのが
ちょびっとだけ嬉しかったりするのでした。


↑正真正銘 F100-112


↑銀色をしているのがわかるでしょうか


↑スピーカーも112S専用の設計らしいです。


↑DIRECT OUTも完備。
A/Bチャンネルもフットスイッチで変更可。
フットスイッチはついていませんでしたが。


↑この風格。さすが82年製。


追記:見た目の大きさに反して、けっこう重いです。
気楽に持ち運べると思ったのですが、持ち上げるのも一苦労。
奥田さん曰く、「いいアンプは重い!」だそうです。




年度始めの忙しい季節。
本数を減らしています、ごめんなさい。



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