裸のヤコブ

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【R】BUJU BANTON / Rasta Got Soul

2009年05月02日 | REGGAE

彼は昨日の彼にあらず。

そんなことを思い知らされた95年リリースの「'Til Shiloh」。
そう、BUJU BANTONなのです。

正直、'Til Shilohを聴くまでは
「女の子のことを歌ってキャーキャー言われているダンスホールの人でしょう?」
というイメージしか持っていませんでした。
ですから、その作品がいかに素晴らしいものであるか
色々なメディアから絶賛されていても
聴く耳を持っていなかったのでした。
それが、ひょんなことから(まぁ嫁が持っていたからなのですが)耳する機会があり
「あれ?イメージと違って、なんかいい感じじゃない?」と感じ始め
じっくり聴いてみると、今まで持っていたイメージが覆され
声の質といい、歌といい、歌詞といい、トラックといい
かなり好印象を持ったのです。

しかし残念ながらそれ以降のアルバムで
'Til Shilohと同質のルーツに根ざしたものを聴くことができませんでした。


〈95年発売 'Til Shiloh〉



それが
'Til Shiloh発表から14年の歳月が過ぎ
ついに'Til Shilohと同等かも、と思えるアルバムが先日発売されました。
それがTOP画像にある「Rasta Got Soul」です。
かなりいいです。
ルーツでコンシャス。
中にはラスタファリ(4曲目)という、直球ど真ん中のタイトルの曲もあり
前作のダンスホールアルバムとはまったく違う作品なのであります。



彼は昨日の彼にあらず。


ジャケットのロックスを見てもらえば
彼のラスタとしての深みが予想以上に増したのだと感じさせてくれます。


もう少しじっくり聞き込んで
「今」生きているラスタを肌で感じ
自分の世界にフィードバックできたらいいですよね。



GWは、そんな数日間にしたいと考えているIyahkieなのでありました。
皆さんは、どんなGWを過ごし始めていますか?