突然ですが。動物愛護協会には入れてもらえそうもありません。
なぜと言うに。水族館で、活け作りを連想してしまうからです。
水槽の中を、鰹がキビキビ泳いできたひにゃあ、ワクワクしてしまいます。
早くも、初鰹が店頭にならび始めましたね。(早すぎっ!)
それはさておき、今日は海老のお話しです。
母に炊飯ジャーを投げられてから、TVの料理番組を師匠として、日夜
料理にいそしんでいた訳なのですが、独学では越えられない壁が。
そう、包丁技も目にまぶしい
、日本料理の世界でございます。
そこで、和の心を学ぶべく、懐石料理教室の門を叩いたのでありました。
私、大学生の頃のことでございます。懐石の心は、おもてなしの心。
とある日、海老の椀盛りを実習致しました。
先生 : 「えー、今日はー、生きた海老を絞めてから、調理しますー。」
生徒 : 「いやー!」(あのー、お姉さん方、魚を平気でさばいてましたよね?)
先生 : 「絞める時は、一気に!苦しませると、味が落ちますヨー。」
生徒 : 「いや~っ!」(もしもし、あなごに、目打ちをかませてましたよね?)
大きいお姉さん方が渋ったので、私と先生で全卓分、海老を絞めました。
先生 : 「とるてんさん、ためらってはいけません。一気に折って。」
私 : 「さすがに、海老がビクッとなるのが、
気分悪いです。」
先生 : 「おもてなしのためには、我慢。こうすると、鮮やかな発色で、甘い
海老に仕上がるんですよ。後で、築地の海老塚でも拝んでおいて。」
調理修了。。試食。。。冷凍やスーパーの海老に比べて、その違いは歴然です。
お姉さん方 : 「いや~、おいしー。きれー。すごい技だわ!家でやりましょ!」
・・・・・。 この違いに、興味を持たれた方、ぜひ一度、お試し下さい。
さてさて。このブログを見てくださった方から、アドバイスを頂きました。
今回から、写真の解説を最後に、ひと言添えることにします。
☆今日の写真は、高田馬場にある
松銀亭さんのお料理です。吟味した海老を
生きたまま、職人さんが串打ちをして、お客様にお出ししています。感じの良い
お店です。お店のWeb用写真撮影の際は、スタッフの方々にお世話になりました。
ご自分で海老を絞めるのは、ちょっと。という方は、こちらのお店へ!