大賀先生は東京の府中市で晩年を送られました。検見川で発見された大賀ハスの種子も府中市の自宅で芽を出したのです。大賀先生は府中市でハス研究を精力的に進められたことから、自ら「府中は蓮のメッカなり」と仰っています。
その府中市の役所が発行している広報誌「ふちゅう」に市長が執筆される随筆『元気なまち』に大賀ハスが書かれています。5月11日号と6月11日号をご覧ください。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/frame.asp?tm=20070617204022
大賀先生は東京の府中市で晩年を送られました。検見川で発見された大賀ハスの種子も府中市の自宅で芽を出したのです。大賀先生は府中市でハス研究を精力的に進められたことから、自ら「府中は蓮のメッカなり」と仰っています。
その府中市の役所が発行している広報誌「ふちゅう」に市長が執筆される随筆『元気なまち』に大賀ハスが書かれています。5月11日号と6月11日号をご覧ください。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/frame.asp?tm=20070617204022
東京の府中市立中央図書館の館長さんから「府中市図書館だより」が届きました。その巻頭に館長さんが『大賀文庫と大賀蓮のこと』を寄せられています。それによりますと、図書館で保存してきた大賀文庫を図書館移転に伴い整備することになったとのことです。その整備作業を要約しますと4点になります。①図書をデータベース化しインターネット上で検索できるようにする。②「大賀文庫目録改訂版」を発行する。③資料保存のための延命処理をする。④蓮に関する図書を広く収集し、大賀文庫を中核として、関連分野包含した蓮文化を全国に発信する。
それと図書館有志による‘大賀蓮開花プロジェクト’もそれにあわせてスタートしたようです。府中市の‘水と緑ネットワーク事業本部’から大賀蓮の蓮根を分けてもらい、それを図書館2階のベランダに植えられたようです。また当池で採取した果実10粒も差しあげており、明日の7日にその発芽処理をされる予定だと聞いています。ちなみに大賀先生が検見川より出土した3粒の発芽処理を始めたのは1951年5月6日でした。
大賀先生は生前『府中は蓮のメッカなり』とよくおっしゃっていたそうですが、没後40年をへてその言葉が蘇ってきたのです。図書館の整備計画④では全国発信となっていますが、英語版のHPも併設されて全世界へ【蓮文化】を発信していただきたいものです。
大賀文庫を初めとして蓮文献が充実した新しい図書館、その傍らで大賀蓮が咲いている。大賀先生が生きておられたら、その光景を見てきっと『端座瞑目感涙滂沱』と発せらるでしょう。
府中市立図書館のHPは http://lib.city.fuchu.tokyo.jp/
正確には、「馬場大門欅並木」です。この並木は大國魂神社の参道沿いにあり、約900年前に源頼義・義家父子が1000本のケヤキを寄進したことに始まると云われ、国の天然記念物に指定されています。一昨年初めて見ることができたのですが、それは見事な並木で、東京にこんな規模の並木があるなんてちょっと信じられませんでした。
大賀先生は昭和34年に、この並木横観図の作製に関わられたようで、「理学博士大賀一郎科学論文選集」に『昭和三十一年武蔵府中馬場大門けやき並木横観図説明書』が収録されています。それによると昭和34年時点でケヤキは76本あったようです。ちなみに現在の本数は大國魂神社のウェッブサイト(http://www.ookunitamajinja.or.jp/index2.html)によると、72本だそうです。