大賀池日記

和歌山大賀ハス保存会のブログです。大賀池は和歌山県日高郡美浜町三尾にあります。since1962

大賀先生と宇田川榕菴

2007-01-07 10:39:38 | 大賀一郎

Photo_30  大賀先生の本を話題にしたついでに、先生が書かれた科学史に関する著書も紹介しておきます。大賀先生と同郷ではありませんが、近郷の津山藩藩主の侍医であった宇田川榕菴(1798-1846)の書「菩多尼訶経」と「植学啓原」の解説書を書いています。「菩多尼訶経」は日本初の植物学書でありますが、その名のとおりお経形式で書かれたユニークな植物学入門書です。「植学啓原」は本格的な植物学書で、ここでは彼が造語した専門用語が使われ、一部は現在でも使われているようです。榕菴は化学分野での用語(元素、酸素、水素、窒素、元素)を創出しており、その用語がここでも使われ、『細胞』という語もここで初めて用いられているようです。

「菩多尼訶経」や「植学啓原」についての大賀先生の解説は「理学博士大賀一郎科学論文選集」に収められています。また岡山大学の高橋先生が書かれた「シーボルトと宇田川榕菴」(2002年 平凡社新書)にも詳細な解説があります。ただ大賀先生のことは一言も出てきませんが、参考文献に大賀先生の小論があります。

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大賀一郎に関する本

2007-01-07 09:28:15 | 大賀一郎

大賀博士に関する書物は現在入手することが難しいですが、Amazonで検索しましたら、「大賀一郎」が新刊本として、子ども向けの「まぼろしの花が咲いた」が古本として入手できるようです。後者は定価の4倍近い値がついています。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw/250-5973297-7765833?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%91%E5%89%EA%88%EA%98Y&Go.x=14&Go.y=15

日本の古本屋http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon_result では、大賀先生が書かれあるいは翻訳された本が6冊入手可能です。

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大賀ハスの専門サイト

2007-01-03 13:50:28 | 大賀ハスの今

みなさん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

正月早々、嬉しいメールが入りました。大賀先生の科学論文を集めた「理学博士大賀一郎科学論文選集」の出版責任者である阿部氏が大賀ハスに関するホームページ「大賀ハスの今、開花より55年」を開設されました。当保存会としてもその充実発展に協力して行きたいと思います。

ホームページのURLはhttp://www3.ocn.ne.jp/~ohga.now

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