ネット検索をしていてたまたまヒットした。誰が書いたのか知れないが、大賀ハスの記述があり、大賀先生の肩書きが【元東京大学農学部教授】となっていた。これは全くの間違いなので、それを【理学博士】に訂正しておいた。「大賀ハス」をインターネットで探すと、多くのサイトがヒットする。Google画面で読んでいると、その間違いをしているＨＰを散見する。熊本国府高校のＨＰに「大賀ハス紹介」があるが、そこにもその肩書きが書かれていた。この間違いのルーツはたぶん、大賀ハスの保存施設の１つ、千葉県農業試験場が作成したパンフレットであると思われる。
大賀池の近くでは見たことがないが、海岸近くの林で見られるセンダンは今が花盛りである。センダンは古来より樗（オウチ）と呼ばれ、枕草子にも『木のさまぞにくげなれど、樗の花いとをかし。枯れ枯れに、さま異に咲きて、かならず五月五日にあふもをかし。』との記述がある。ちなみに今日は旧暦で５月３日にあたる。
大賀池で花が見られるのはまだ少し先のようであるが、近くの海岸では海浜植物が次々と花をつけている。その一つがハマウド。その複散形花序は、さながら大型線香花火といった風情である。
立ち葉が何本も立ちはじめた。まだアブラムシ禍にはみまわれていない。
ところでこの巻葉であるが、比叡山の千日回峰の行者がかぶる阿闍梨笠は
、これを模っているのだそうだ。
