大賀池日記

和歌山大賀ハス保存会のブログです。大賀池は和歌山県日高郡美浜町三尾にあります。since1962

敗荷の世界

2013-09-16 20:40:56 | 大賀池

大型台風18号が串本をかすめて豊橋に上陸し、日本列島を袈裟懸けに縦断して各所に深い爪痕を刻みました。大賀池は幸い被害がありませんでした。

谷川の水は水量たっぷりで勢いよく流れていました。そのため取水口は溢れていました。碑の横には溢れて流れた後はあるものの、地面を抉るほどの鉄砲水にはなっていなかったようです。

Img_3006

大賀池はもうすっかり敗荷の世界になっていました。2ヶ月前にここで観蓮会があたっというのが嘘のようなたたずまいです。

Img_2998

Img_3019

敗荷もまた一興でしょうか。

Img_3022

Img_3025

Img_3034

当会に多大のご協力をいただいた西浜ご夫妻のご冥福をお祈り申し上げます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

灯台下暗し

2013-09-08 14:57:30 | 美浜町

美浜町の方から教えていただきました。

先月の「みはま広報」の表紙は観蓮会の様子でした。

2

「みはま議会だより」の地にも大賀蓮が使われていました。

1

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉備からの便り

2013-09-04 21:37:26 | 吉備大賀ハス保存会

吉備大賀ハス保存会様より、庭瀬城での今夏最後の大賀ハス(当会育成株)の写真が送られてきました。吉備保存会のの方々の愛情をうけ大きく育ちました。

Img_0240

本会から送った蓮根は花を7本つけ、それから採れた種の総数は98粒だったようです。
一番種が多く採れた果托には20粒もあったようです。

吉備公民館便りも併せてお送りくださりました。

Img022

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊楠翁も愛でたかも

2013-09-01 21:24:48 | ハス

稲原よりは少し新しいですが、旧川辺町入野古田家の前にある田土の池に咲く蓮は大正の頃に熊楠の従弟にあたる古田善吉さんによって植えられたといわれます。善吉さんは、明治40年代の生まれで中学生の頃に植えたといわれます。大正10年ころ植えられたとしたら、90年以上田土の池で咲き続けてきたことになります。

1日目 稲原の蓮と同じく花弁の条線がはっきりしていますが色は淡いです。

Img_2895

2日目 花の直径は30cmほどあります。

Img_2891

3日目

Img_2897

田土の池は周囲30mくらいの小さな池です。池は地域の共同所有ですが、枯れた蓮を刈り取ったり、ハスの芽を食い荒らすザリガニを駆除したりといったハスの世話は古田家がされているようです。

Img_2900_2

善吉さんの兄の幸吉さんは熊楠と懇意で大山神社合祀に際し熊楠と頻繁に手紙のやりとりをしたことで有名です。熊楠の父は入野の向畑家の出身ですので、熊楠も入野にはよく来ていたようでこのハスも見ていたであろうと思われます。

この記事は、古田義信さん(幸吉さんの孫)と古田正子さん(義信さんのお母様)から伺ったお話をもとに作成しています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする