長らく千葉市のHPを見ていませんでしたが、最近本家本元の観蓮会記事を探しているとずいぶん大賀蓮に関する記事が増えていることに気がつきました。
その中に「大賀ハス何でも情報館」がありましたので引用しておきます。
http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-inage/ohgahasu-hozon.html
それと大賀蓮開花60年を契機に「大賀蓮の系統保存」も始まったようです。
http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-inage/ohgahasu-hozon.html
やはり本家本元がしっかり頑張っていただかねばなりませんね。この機会ですから、博士が晩年を過ごされた東京府中市とお生まれになった岡山県旧吉備町(現在岡山市北区)と連携して大賀蓮保存と大賀博士の末永い顕彰を行っていただきたいですね。
蛇足です。本家本元の表記ですが、「大賀蓮」ではなく、「大賀ハス」となっています。千葉県天然記念物に指定されたときは「大賀蓮」(定かな資料は示せませんがよみは『おおがばす』だったと記憶します)となってましたので、表記は「大賀蓮」に統一しようと蓮文化研究会が提唱していますが、千葉市には何か考えがあるのでしょうか。
本会の名称は「大賀ハス」を使っていますが、これは発足当初の名称を受け継いでいるからです。ただ、当初は「和歌山県」がかぶせられていましたが、県の行政組織と間違われやすいので、昨年、『県』を削除して「和歌山大賀ハス保存会」としました。
このブログでの名称表記は、会名称以外は「大賀蓮」を使うようにしています。
そろそろ最後の蕾も大きくなってきただろうと大賀池に見に行きましたが、なんとまた2本新たに蕾が出ているではありませんか。
8月13日に明日か明後日に咲くとした蕾は3日後の16日にに咲きました。それが今日4日目を迎え花びらを散らすところでした。
数日で咲くとした蕾は、今日で2日目でしたから、5日後の18日に咲いたことになります。
2日目の花の横で花に遠慮がちに蕾が出ていました。
畦なみで囲われた水路を地下茎が伸びているところなんですね。ひょっとしたらまた蕾が立つかも知れません。
少し目を遠くにやると、なんと蕾1本がすくっと立っているではありませんか。ここは谷水が流れ込むところで水温が低く、葉の密度は小さいところです。7月頃までは低温のため地下茎が伸びないところも、今になって地温水温も上がり、地下茎が伸びてきているのでしょう。まだ蕾が出るかもしれません。
8月13日に見つけた大賀池本年最後と思われた北池の蕾は、かなりふくれ数日中には咲くのではないでしょうか。
まとめますと、今日の大賀池は、開花 2日目1本、4日目1本(昼には散るでしょう)蕾3本です。
池南縁の葉は青々として丈も1mを超えて良好な成長状態を示していましたので、葉の長径を測ってみると53cmでした。
元気なのは大賀蓮だけではありません。雑草がどんどん蔓延ってきて、池としてはむさい状態になっています。
現在美浜町中央公民館で美浜町在住の小松雅也氏主催の写真展が開かれています。当会から会員の皆さんに以下の案内を送付しています。
昨日拝見に行きました。1階ロビーに20枚ほどの大賀蓮や舞妃連の美しい写真が展示されています。ここでは引いてご紹介します。百聞は一見に如かず。是非足を運んでご覧ください。見るのに手続き不要です。お気軽にどうぞ。
美浜町中央公民館
蕉月流 畑尻富美代様の「蓮の生け花」も見所です。
紀伊上臈ホトトギス クラブさんのブログにも紹介されています。
朝から雨が降り出したため、4日目の花はすべて散っていました。昨日の3本の蕾はすべて開花。開花2日目が4本、3日目が3本の計10本咲いていました。
手前が昨日散った果托で向こうが昨日の蕾。
手前が1日目で向こうが2日目。
上の2日目の写真を別角度から撮影。
花は池の周辺で咲いています。花高は1mを優に超えています。花径も27cmか28cmほどあると思われます。
池の中心から東側にかけての初期に成長した群生は成長をほぼ終え、今蓮根形成中もしくは形成はすんでいると思われます。
成長を終えた群生 ↑ 12日撮影
これで大賀池の遅い夏も終わりかとおもいきや・・・南池で2本、北池で1本の蕾を見つけました。この調子だと8月下旬まで花が見られそうです。
これは明日か、明後日咲くでしょう。
開花まで数日です。
北池の蕾。今年3本目。開花まで10日ほどかかるでしょう。
結実しないで折れ曲がった花茎。他にもいくつか見かけました。
果托が大きくさぞ実ったかと思いきや結実率は 6/18( 33%)しかありませんでした。