稲原駅の北側、鉄路をまたぐ橋の県道沿いの農業用溜池(皿池)にハスが生い茂っているのをご存じでしょうか。ここのハスが、数は多くありませんが今も花をつけています。先日思い立って撮影してきました。ここのハスも年によって成長の度合いに差がありますが、今年は良好のようです。葉の高さは水面から180cmほどあり、花高は2m近くに達すると思われます。数は多くありませんが大輪の花が咲いています。
開花1日目 かなり赤いです。
2日目 内側の弁は外側の弁より色は浅くなります。
どの花も手に届く範囲にはなく、メジャーを花の上にかけておおざっぱに直径を測ってみると40cmほどありました。
3日目
以前、この花の写真を蓮文化研究会のBBSにアップしたときに、京都花蓮研究会の方から、巨椋池品種の「佐古屋敷」によく似ているとのご指摘を受けました。そのご確認はされていませんが、京都巨椋池とのつながりがあるのか興味あるところです。
ここの蓮の由来について20年ほど前に池の水利権をもたれている塩路さんから伺ったところ、塩路さんの祖父が明治の中頃にこの池に植えたのが始まりで、以来100年以上この池で連綿と咲き続けているようです。池は道路拡張で半分ほど埋められて今の規模になったようです。
皿池は周囲100mほどの池で東(写真で左)は県道、北は民家、南と西が田畑に接しています。施肥等の世話はほとんどされてなくほぼ自然状態です。