大賀池日記

和歌山大賀ハス保存会のブログです。大賀池は和歌山県日高郡美浜町三尾にあります。since1962

巨椋池とつながり?

2013-08-31 22:34:25 | ハス

稲原駅の北側、鉄路をまたぐ橋の県道沿いの農業用溜池(皿池)にハスが生い茂っているのをご存じでしょうか。ここのハスが、数は多くありませんが今も花をつけています。先日思い立って撮影してきました。ここのハスも年によって成長の度合いに差がありますが、今年は良好のようです。葉の高さは水面から180cmほどあり、花高は2m近くに達すると思われます。数は多くありませんが大輪の花が咲いています。

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開花1日目 かなり赤いです。

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2日目 内側の弁は外側の弁より色は浅くなります。

どの花も手に届く範囲にはなく、メジャーを花の上にかけておおざっぱに直径を測ってみると40cmほどありました。

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3日目

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4日目
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以前、この花の写真を蓮文化研究会のBBSにアップしたときに、京都花蓮研究会の方から、巨椋池品種の「佐古屋敷」によく似ているとのご指摘を受けました。そのご確認はされていませんが、京都巨椋池とのつながりがあるのか興味あるところです。

ここの蓮の由来について20年ほど前に池の水利権をもたれている塩路さんから伺ったところ、塩路さんの祖父が明治の中頃にこの池に植えたのが始まりで、以来100年以上この池で連綿と咲き続けているようです。池は道路拡張で半分ほど埋められて今の規模になったようです。

皿池は周囲100mほどの池で東(写真で左)は県道、北は民家、南と西が田畑に接しています。施肥等の世話はほとんどされてなくほぼ自然状態です。

Img_2889

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明神川区の舞妃蓮

2013-08-29 20:40:14 | 舞妃蓮

先月、地方紙に明神川区に分根した舞妃蓮が花を咲かせたという記事が出たので、7月22日の夕刻に見に行ったところ、咲いた花は1本でしたが、蕾が5、6本あり良好な生育状態でした。ネットはサギよけだそうです。

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それから一月余、今日帰宅途中にふと思い立ち明神川の池に寄ってみたところ、なんとまだ花が咲いているではありませんか。数えると6本ありました。蕾もまだ3本ほどありました。果択になった花茎を数えてみますと60本近くもあります。今年の夏が厳しかったことも幸いしたにしてもいやはや舞妃蓮の生命力や凄いものがあります。
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Dscn7463

場所は以下の地図に示しておきます。

Photo

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ハスの花の精リアン

2013-08-25 22:24:46 | ハス
今日Big-U内の県立図書館紀南分館で本を探しているときに、偶然この絵本を見つけました。早速借りてきましたが、蓮の描写も話の内容も良いので紹介します。
原本のタイトルは「小蓮」です。
http://chinese-bilingual.com/?pid=52571271
日本語本は、日本人向けに少し書き加えられて翻訳されているようです。
http://www.ehonnavi.net/ehon/69464/%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%81%AE%E7%B2%BE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3/

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一目千本(藤原京跡)

2013-08-21 17:31:29 | ハス
Img_2019
耳成山や東門跡をバックの古代蓮。

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大極殿跡より蓮田を望む。飛鳥方面

奈良県橿原市の藤原京遺跡のすぐ近くに広大な蓮田(面積3000m2)があることを、先月の21日にたまたま奈良市にいてニュースで知りました。さっそく行ってみますと、藤原京の朝堂東門跡のすぐ近くにあり、見事に育った11種のハスが無数といって良いほどの花をつけていました。橿原市が行っている事業のようで、藤原京の周辺に、ハス畑だけでなくコスモス畑やオミナエシ畑を配して四季折々楽しめるようにしています。
藤原旧跡花マップがネットに出ています。
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_sekaiisan/kankou/fujiwara/hanabatake.html

GoogleEarthやGoodleMapをつかってハス畑の品種配置などをまとめてみました。面積3000m2は広いと感じますが、岩出市緑花センターのハス池と同面積です。

橿原市の位置です。
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藤原京遺跡と蓮ゾーンの位置関係です。
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蓮ゾーンの品種配置図です。蓮田の縁に品種を示すプレートが置かれていて、導入元も示されていました。
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品種閒には仕切り壁は設けられていないようです。このままでは数年後には入り乱れ状態になるでしょう。

*古代蓮の正式名は何なのか?導入もとの奈良県農業総合センターに問い合わせてみたところ、「古代蓮」は大賀蓮で近隣の園芸店から購入したものとの返事をいただきました。
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条線がはっきり出ているし、葉面もざらついてましたので大賀蓮ではないことは明らかです。

花に虫が集まるようにカメラマンもたくさん訪れています。ただ、陰がないので8時を過ぎての観蓮あるいは撮影はきつくなります。日よけの小屋やテントを設営してくれればありがたいですね。
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「奈良を観光してみました」というブログにここのきれいな写真が満載です。
http://small-life.com/archives/11/07/2418.php







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第2ラウンドも終了

2013-08-11 22:42:21 | 大賀池
7月30日以来、12日ぶりに大賀池に行ってみましたが、花は全て終わっていました。落ちた花弁から1日、2日前に散ったものと考えられます。
今年はよく花を咲かせてくれました。開花数は、200近くあったのではないでしょうか。
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葉の成長もよく、もっともたかい葉のひとつの測ってみると、葉柄高は146cm、葉の長径は59cmありました。
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