一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

Ⓖ-17.お盆の過ぎた後の庭は⁉   2022.8.20現在 

2022-08-21 07:00:00 | ⒼGardening・庭造り

 旭川は、お盆が過ぎると暑さが和らぎ、庭や畑は秋の気配が強くなってきます。今回新たに咲き始めた花は、マルバダケブキハギクロタネソウ、ホトトギスです。なお、ヘリオプシス(ローレインサンシャイン)、ヒメヒマワリ、シオン、キバナコスモス、バラ、アルストロメリアなどは引き続き咲いています。間もなく、フヨウが咲きそうです。  




マルバダケブキ キク科メタカラコウ属





 ハギ マメ科ハギ属



ホトトギス ユリ科ホトトギス属



 イチイ(オンコ)の実 イチイ科イチイ属



 ローズヒップ バラ科バラ属





 ヤナギランにハチが!



キュウリ ※順調に収穫中(8/4)



トマト ※背が高くなり、順調に収穫中(8/4)


 ピーマン ナス科トウガラシ属




コダチダリア(皇帝ダリア) キク科テンジクボタン属 ※8/20現在

※ コダチダリア(イメージ)

今年の春、友人から「本州から送ってきたので植えてみて!」と、コダチダリア(和名;皇帝ダリア)の苗木(木質化した茎の部分を切ったもの)を数本もらいました。コダチダリアは、高さ8~10mにもなり、中南米が原産とのこと。寒い旭川で育つか⁉との心配もありますが、巨大なダリアに花が咲くイメージを描きながら植えてみることにしました。
                   
 植えた場所は、日向(2本)とブドウの棚近くの半日陰(2本)。現在1.2~1.5mになり、逞しく成長し続けています。開花は、霜の降りる前とのことです。旭川の霜は早いトシは9月中旬にも降りるので、後1っか月ほどで間に合うのか⁉。また、開花条件の一つに、街灯などの明るくない場所とのこと。これも心配要素ですが、大切に育て観察していきたいと思います。

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🅼-40.“病気にならない生き方”(40)~「愛は免疫力を活性化させる」から

2022-08-20 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第4章『 「命のシナリオ」に耳を傾ける』の 「愛は免疫力を活性化させる」を要約します。



 病気の人が、何か目標を得た時、奇跡的に病気が快復することがある。がんで苦しんでいた人が、何かをきっかけに感謝の気持ちをもてるようになり、そこから病が快復した例もある。人間は、誰しも無限の可能性を秘めている。あるきっかけで、体中のエンザイムが活性化し、そのエネルギーは死の淵からその人を連れ戻してくれることすらある。逆に、どれだけ体が健康であっても、毎日ネガティブなことを考え、一人寂しい人生を送っていたら、エンザイムはどんどん力を失っていく。病気を治すというのは、単に悪いところを切り取ったり、薬を与えたりすることばかりでなく、その人が心からハッピーになれるようなモチベーションをもたせてあげることである。本当によい医者というものは、そういうモチベーションを患者に上手に与えることのできる医者なのだと思う。では、何が一番強いモチベーションになるのか。

 それは、やはり「」だと思う。健康になるには、人を愛するという気持ちが絶対必要である。人間は一人では幸福になれない。人は、本当に幸せを感じていると、免疫機能が活性化することが、血液検査でわかっている。免疫機能を高めるのはミラクル・エンザイムで貯蔵量が充分にあるということができる。また、幸せを感じているときというには、神経系は副交感神経が優位になっているのでストレスが減る。ストレスが減るとフリーラジカルの発生が押さえられるので、腸内バランスが善玉菌優位になっていく。そして、腸内環境がよくなると、そのよい状態が副交感神経を通して脳の視床下部に伝達され、その情報を大脳が受け取り、「ああ幸せだな」と再び実感するのである。

 人間の体は、免疫系でもホルモン系でも神経系でも、どこか一つが単独で働くことがなく、全てが影響し合い、一つのよいサイクルが周り始めると、体全体が一気によい方へ変化していく。このような幸せのサイクルが回り始めると、腸内細菌もよい環境下で活性化し、ミラクル・エンザイムを大量に作り始める。そのミラクル・エンザイムの大量生産に刺激され、体全体の細胞の活性化が起こる。人を愛することで幸せを感じた人の自己治癒力が活性化する陰には、こうした幸せのサイクルによって大量に生まれるミラクル・エンザイムの働きがある。

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🅼‐39.“病気にならない生き方”(39)~「農薬を使った作物に生命のエネルギーはない」から

2022-08-19 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第4章『”命のシナリオ”に耳を傾ける』の 「農薬を使った作物に生命のエネルギーはない」を要約します。



 自然界にあるもの全てはつながりをもっており、互いに影響し合いながら微妙なバランスを保っている。そのため、人間から見ると「不要」なものでも、自然界にとって「必要」なものがある。
人間は農作物を育てるとき、害虫被害を防ぐために農薬を使う。実は、害虫であれ益虫であれ、虫が作物にとまることによって増える栄養素がある。虫から植物に取り込まれた栄養素は、その植物を食べた動物の生命維持に貢献している。しかし、この栄養のチェーンは、現在の農薬によって断ち切られてしまっている。
 農薬はさらに、農作物のエネルギーの根源でもある土壌生物たちの命を奪っている。やせた土地に作物が十分育たないので、そこに化学肥料がまかれる。化学肥料の力で作物はできるが、それは形だけのエネルギーのないものになってしまう。日本の農作物の栄養素の量が年々減ってきているのは、このためである。

 次に、農作物に及んでいる人工的な被害として、「水」の汚染問題がある。人間の体に入った
毒素は、よい水を飲むことである程度排出されるが、これは植物も同じ。しかし、その毒素を浄化するはずの水自体がが汚染されているとしたら、毒素はたまる一方である。
 そして、3つ目の問題はハウス栽培である。ハウス栽培の目的は、害虫被害の軽減と室温管理だが、ビニールよって太陽光線が遮断されるデメリットがある。ビニールなどで太陽光を線を遮断すると、植物に降り注ぐ紫外線が減り、結果としてビタミンやポリフェノールなどの抗酸化物質の含有量が減ってしまう。
 私たちは食べ物からエネルギーをもらっているのだから、その食べ物自体にエネルギーがなければ、いくら食べても健康になれない。自然な環境で育った食べ物を食べない人間が、自然の中で強く健康に生きられるはずがない。

 日本では、多くの農家が農薬や化学肥料を使っているが、無農薬や有機栽培に取り組んでいる人も増えている。値段は、一般的に高いが、それは文字通り「命」の値段である。命を養えるのは、命だけである。生命エネルギーをもつ作物は、生命エネルギーのある土地でしか作れない。土壌細菌が健全であれば、野菜も果物も穀物も、とても健康に育つ。健康に育った食物は、体に入った時に、腸の中にいる腸内細菌を健全にしてくれる。農薬は危険なものであることを再認識してほしい。

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🅿-20.ゴス幾何文様の花器(3/3) 5点

2022-08-18 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 タタラで扁平した筒状の花器を作り、ゴスor下絵具で幾何学文様を描いたものです。イメージとしては、大雪山や知床山脈の連山、原生林、丘陵、お花畑、湖などを幾何学的に図案化し、北海道の雰囲気をだそうと試みました。粘土はブレンド土。焼成は、酸化焼成(1250℃、19時間30分)です




①ゴス・下絵具幾何文様花器  高38、27×13(表;上、裏;下)






②ゴス・下絵具幾何文様花器 高42、26.5×13.2 (表;上、裏;下)






③ゴス・下絵具幾何文様花器 高37.8、27.0×13.2(表;上、裏;下)






④ゴス・下絵具幾何文様花器 高38.5、27×13.5(表;上、裏;下)






⑤ゴス・下絵具幾何文様花器 高39、27×13.5(表;上、裏;下)

①②④の鳥や魚は、エッシャーのだまし絵からヒントを得て構成しました。⑤はアイヌ文様をアレンジし、丘陵の星空をイメージしたものです。

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🅿-19.ゴス幾何文様花器(2/3) 7点

2022-08-17 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 タタラで扁平した筒状の花器を作り、ゴスで幾何学文様を描いたものです。イメージとしては、大雪山や知床山脈の連山、原生林、丘陵、お花畑、湖などを幾何学的に図案化し、北海道の雰囲気をだそうと試みました。粘土はブレンド土。焼成は、酸化焼成(1250℃、19時間30分)です




①ゴス幾何文様花器  高40.3、27.8×13.5(表;上、裏;下)






②ゴス幾何文様花器  高45、28.5×12 (表;上、裏;下)




③ゴス幾何文様花器  高46.5、27.5×14 (表;上、裏;下)

 


④ゴス幾何文様花器  高53、31×16 (表;上、裏;下)



 
⑤ゴス幾何文様花器  高52、29×15  (表;上、裏;下)




⑥ゴス幾何文様花器  高55.5、32×17 (表;上、裏;下)




⑦ゴス幾何文様花器  高58、34.5×18 (表;上、裏;下)

ゴスは、骨描き用のゴスの他にダミ用として4段階の濃さを作り、場所により塗りわけています。なお、一番上の濃い青色は「紺青」(こんじょう)という色で、空のイメージとして使っています。

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🅿-18.ゴス幾何文様花器(1/3)  5点

2022-08-16 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 タタラで扁平した筒状の花器を作り、ゴスで幾何学文様を描いたものです。イメージとしては、大雪山や知床山脈の連山、原生林、丘陵、お花畑、湖などを幾何学的に図案化し、北海道の雰囲気をだそうと試みました。粘土はブレンド土。焼成は、酸化焼成(1250℃、19時間30分)です




 ①ゴス幾何文様花器       高35、46×17   (表;上、裏;下)




 ②ゴス幾何文様花器   高35、49.5×20   (表;上、裏;下)






 ③ゴス幾何文様花器   高35、50×20    (表;上、裏;下)






 ④ゴス幾何文様花器   高43.5、53×27    (表;上、裏;下)






 ⑤ゴス幾何文様花器      高65、65×20   (表;上、裏;下)

 作成方法~タタラ作成機で5㎜前後厚のタタラを作り、ある程度乾かしてから あらかじめ準備しておいた型紙通り切り取ります。組み立て時、特に接着部分は粘土にキズを付け、適当な濃さのドベでしっかり接合します。なお、口のところは、 山や丘の形をイメージしながら作りました。
ヒビが入りやすいところは口ですから粘土をひも状にして補強します。乾燥の時は花器の中に粘土の重しをして底が変形するのを防ぐようにし、時間をかけゆっくり乾燥させ素焼きします。素焼後は寒冷紗を当てて素焼き用白化粧土を塗り、再度750℃で焼成します。

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🅿‐17.ゴス下絵付四方皿  7点

2022-08-15 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 デザインは今までと同様ですが、自作の石膏型による染付角皿です。粘土は上信楽粘土、焼成は電気窯による酸化焼成(1250℃/19.5時間)です。


①ゴス下絵付四方皿(麒麟)    高4、17.5×17.5


②ゴス下絵付四方皿(魚藻)     高4、17.5×17.5


③ゴス下絵付四方皿(菊文)     高4、17.5×17.5


④ゴス下絵付四方皿(れいし)   高4、17.5×17.5


⑤ゴス下絵付四方皿(雲龍)   高4、17.5×17.5


⑥染ゴス下絵付四方皿(草花文)   高4、17.5×17.5


⑦ゴス下絵付四方皿(草花文)  高4、17.5×17.5

①~⑤は、15~6C元~明時代のもので、これらはトルコのイスタンブールにある「トプカピ・サライ宮殿博物館」とイランのテヘランにある「イラン・パスタン博物館」に展示されているものです。

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Ⓖ‐16.庭の花たちは今~ルリタマアザミ、開花! 20228.14現在

2022-08-14 07:00:00 | ⒼGardening・庭造り

 8月も半ばになりました。旭川は、昨年の夏、真夏日が27日間続いたことを思い返せば、今年の方が少しかしのぎ易いか!といった日々です。それでも、残暑が続いています。
 庭の方は、夏の花が終盤となり、秋の花に移行してきました。ガウラやシオンが次々咲いてきています。8/8ころから、ルリタマアザミがほんのりルリ色になってきました。同時に、枯れた葉がアチコチ目につき、庭の土も見える箇所も現れ出しました。


⊞  8/9⤴ 8/14⤵


ルリタマアザミ(エキノプス) キク科 ルリタマアザミ属



ガウラ アカバナ科 ヤマモモソウ属


セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム) オトギリソウ科オトギリソウ属



シオン キク科シオン属



 オニユリ ユリ科ユリ属


 オリエンタルピンクユリ ユリ科ユリ属



バーバスカム ゴマノハグサ科モウズイカ属



イソトマ キキョウ科イソトマ属



 リアトリス キク科ユリアザミ属



⊞ 12番目(8/10)⤴ 13番目⤵(8/12)
スイレン スイレン科スイレン属


クレマチス キンポウゲ科クレマチス属(※この種は、初登場!)



 大輪八重咲きペチュニア(ドレスアップネオ ブラッシュ) ナス科ペチュニア属



ムクゲ アオイ科フヨウ属(8/14)


ヒメヒオウギズイセン アヤメ科ヒメヒオウギズイセン属



 バラ バラ科バラ属(今年はこのバラの成長がイイ!)


 ヤナギラン アカバナ科ヤナギラン属



 ゼニアオイ アオイ科ゼニアオイ属







 アルストロメリア ユリズイセン科アルストロメリア属



フジ マメ科フジ属(今時季フジが咲きました!)



ギボウシ(ホスタ) キジカクシ科ギボウシ属



サルビア・ファリナセア シソ科アカギリ属





アサガオ ヒルガオ科サツマイモ属


キャンベル ブドウ科ブドウ属(※色づき始めました) 8/14




ヒマワリ キク科ヒマワリ属
(ウクライナ産)

日本政府は、ウクライナからの避難民の受入れを表明しています。旭川でも避難を希望する人たちに対して、受け入れ環境の整備、支援の充実を図る取り組みをしています。折しも、その団体からウクライナのヒマワリの種子をもらったので庭の片隅に植えておいたものです。ガンバレ、ウクライナ‼。
 ヒマワリの花言葉は、「あこがれ」「あなただけを見つめる」「情熱」。

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🅼‐38.”病気にならない生き方”(38)~「善玉菌が増えやすい腸内環境を整える」から

2022-08-13 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第4章『”命のシナリオ”に耳を傾ける』の 「善玉菌が増えやすい腸内環境を整える」を要約します。



 人間が作れるエンザイムの量は決まっているので、体からエンザイムがなくなったとき、人の命も終わってしまう。その大切なエンザイムを最も消耗させるのが、フリーラジカルである。現代社会は、ただでさえフリーラジカルが発生しやすい環境にある。ストレス、大気汚染、紫外線、電磁波、細菌やウイルスの感染、レントゲンや放射線を浴びたときにも発生する。
 しかし、フリーラジカル発生原因の中には、外的要因の他に自分の意志で防げるものもたくさんある飲酒やたばこの習慣、食品添加物の摂取、酸化した食品の摂取、薬品の摂取などが代表的な例である。これらの要因で消耗されるエンザイムの量は膨大なので、意識的に減らす努力をしなければ、必ず病気になる。

 もともと人間の体にあるエンザイムの量が決まっているとすれば、後はエンザイムを作りだず
ことのできる腸内細菌にすがるしかない。抗酸化エンザイムをもつ善玉菌が繁殖しやすい腸内環境を用意することが、人間にできる唯一のエンザイムを増やす方法である。エンザイムの豊富な食物を食べることは、善玉菌が繁殖し、ミラクル・エンザイムを作り出す原料となるからである。
 自然界がそうであるように、最初によいものをいくつか重ねると、よい環境が生み出される。よい食物を食べ、よい水を飲み、よい習慣を続ければ、自然と腸内環境は整い、ミラクル・エンザイムが豊富に生み出され、生命力あふれる人生を送ることができる。

 しかし、逆に、一つでもこの環境を乱してしまうと、悪い循環が始まる。好きだからといって肉や乳製品などの動物食を常食していると、消化吸収が悪くなり、腸内環境はみるみる悪化する。腸内環境が悪化すると、善玉菌が減り、中間菌は悪玉菌と化す。そして、消化吸収能力の低下した腸では不消化物が腐り、たくさんいる悪玉菌が、毒ガスをどんどん作り出す。このとき、腸内の毒素と対抗するために免疫機能も働くが、フリーラジカルの悪行を停めることができなくなる。こうしてフリーラジカルに破壊された腸壁にポリープやがんが生まれていくのである。

 よい環境を支えるのは、腸内環境である。そして、私たちにできるのも、食事や生活習慣に気を配り、腸内環境を整えること。よい環境がきちんと回りだすまではそれなりの努力が必要であるが、一度よい循環が回り始めれば、月1度ぐらいの肉食も飲酒も、それまでに蓄えたミラクル・エンザイムがフォローしてくれる。自分の日々の積み重ねだけが、いざというときも自分を助けてくれる。

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🅼‐37.“病気にならない生き方”(37)~「人間が生きていけるのは微生物のおかげ」から

2022-08-12 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第4章 『「命のシナリオ」に耳を傾ける』の 「人間が生きて行けるのは微生物のおかげ」を要約します。



 人間の腸内には、約300種類、約百兆個の細菌が住み着いているといわれている。私たちは、彼らに多くのことをしてもらっているが、中でも最も重要なのが、生命力の源であるエンザイムを作ってもらっていること。腸内細菌は、およそ3,000種類ものエンザイムを作っているが、腸内細菌には、いわゆる「善玉菌」と「悪玉菌」と呼ばれるものがいる。
 善玉菌は、一言でいえば抗酸化エンザイムをもっている菌。この菌は、腸内にフリーラジカルが発症すると、自ら死んで体内の抗酸化エンザイムを出し、フリーラジカルを中和させてくれる。また、腸内の絨毛の間には善玉菌である乳酸菌が入り込んでいる。この絨毛の中には免疫システムに関わる白血球やナチュラル・キラー細胞(NK細胞)といったものが出てくるが、それらは、異質タンパクや細菌、ウイルスやがん細胞などの遺物と戦うときに大量のフリーラジカルを出す。乳酸菌は、その後始末とも言うべき、フリーラジカルの除去に活躍してくれる。

 ちなみに、仮説だが、善玉菌の不足など何らかの理由で中和されなかったフリーラジカルが、非常にデリケートな絨毛に炎症を起こさせ、破壊していったのが潰瘍性大腸炎やクローン病でないかと。一方、悪玉菌は、不消化物などを破壊・崩壊させるような働きをするので、一般的には有害菌だと考えられるが、不消化物を早く体内から排出するために、異常発酵を起こし有毒なガス出させて腸を刺激し、ガスや便の排泄を促していると考えることもできる。このように、悪玉菌も、必要だから体内に常駐しているのではないか。大切なのは、全体のバランス。タンパク質のように大切な栄養素でも、取り過ぎると毒になるように、悪玉菌も増え過ぎると問題だが、健康維持のためにはなくてはならない細菌なのではないか。

 腸内細菌のバランスはとてもデリケートである。微生物というものは、非常にもろい細菌である。環境に左右されやすく、繁殖に適した環境だと一気に何千倍、何億倍と増えるが、環境が悪いとすぐ死んでしまう。
 中間菌は、まわりに善玉菌がいっぱいあると、自分も抗酸化エンザイムを出すようになるが、まわりに悪玉菌が多いと、逆に自分も酸化酵素を出して悪玉菌になるといった不安定な性質をもつ。すなわち、より多数派に染まってしまうのが中間菌である。
 人間は悪玉菌を毛嫌いするが、悪玉菌が増えるような腸内環境を作り出しているのは、自分自身であり、自分の食生活の乱れや悪い習慣が原因と考える。中間菌を悪玉菌にするか、善玉菌にするかは、自分自身の行いが決めている。

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