一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

⒜-5.バイク友とツーリング(6/8)~名寄市立北国博物館;アイヌの人たちの生活

2023-04-25 07:00:00 | Ⓐ-アイヌの文化と伝統

 「名寄市立北国博物館」では、名寄地方に住むアイヌの人たちが使っていた諸道具を紹介するコーナーがありました。


 


 


アイヌの人たちはどこから、どのようにして来たのだろうか?一般的には、10C以降、サハリンから南下し北海道の北半分を占める「オホーツク文化人」を排除したり同化しながら全道に進出したものと考えられてます。ところで、「それ以前に住んでいたオホーツク文化人は、どこから⁉」ともー。これらについても、現在は、”DNA鑑定”などによって大分解明されてきているようです。 

コメント

⒜‐4.道南・海岸線ツーリング(8/8)~平取町・「二谷コタン 」   2022.9.11

2022-12-29 07:00:00 | Ⓐ-アイヌの文化と伝統

 ※本ぺージは、2022.9.11、道南・海岸線ツーリング中の5日目(最終日)、平取町にある「二風谷コタン」を見学したときのものです。


  二風谷コタンは、平取町を流れる沙流川を堰き止めた二風谷ダムと国道との地理的条件の場所にあり、アイヌ文化関連施設がをたくさん集めてつくったエリアです。こ子には、平取町立二風谷アイヌ文化博物館沙流川歴史館平取町アイヌ文化情報センターなどの施設のほか、多くのチセ(家)が復元されています。また、アイヌ工芸作家の工房や平取町アイヌ工芸伝承館うれしパや「茅野茂 二風谷アイヌ資料館」もあります。



チセ内の展示物



ある大きなチセ内で、アイヌ文様の織物体験コーナーで織物教室をしているアイヌ人女性と話する機会に恵まれました。父方が日本人ということもあり、全くアイヌ人とはわからない人でした。アイヌ民族の文化や習慣、ルーツなどに関することなどいろいろな話に発展し、最後に戴いたのがイナキビ+米粉で作ったシト(アイヌ語)=団子でした。これは、前の時間帯に体験で指導したとき作ったもので、「私はいつでも食べれるのでー」と。恐縮しながらも、頂きました。昔は希少価値の高い食べ物とのこと。このツーリングで一番美味しい食べ物を口にし、最高の体験ができました。

コメント

⒜‐3.道南・海岸線ツーリング(7/8)~白老町・「ウポポイ」へ 2022.9.10

2022-12-28 07:00:00 | Ⓐ-アイヌの文化と伝統

 ※本ぺージは、2022.9.12、道南・海岸線ツーリング中の4日目、白老町・「ウポポイ」を見学したときのものです。



 2020年7月にオープンした「ウポポイ」は、アイヌ民族の歴史や文化を展示物や体験プログラムを通して学ぶ施設です。この愛称は、アイヌ語で、「(大勢で)歌うこと」を意味するとのこと。今日は土曜日ということもあってか、大勢の見学者でにぎわっていました。






アイヌ民族は、約17C~19Cにおいて東北地方北部から北海道、サハリン、千島列島に及ぶ広い範囲に住んでいました。アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。日本語と系統の異なる言語=アイヌ語をはじめ、自然界すべての物に魂が宿るとされている精神文化、祭りや家庭での行事などに踊られる古式舞踊、独特の文様による刺繍、木彫り等の工芸など、固有の文化を発展させてきました。

コメント

⒜-2.十勝管内へ1泊2日のツーリング(5/8)~帯広百年記念館;「十勝のアイヌ文化」の部

2022-10-03 07:00:00 | Ⓐ-アイヌの文化と伝統

 2022.8.24~25、1泊2日で豊頃町の長節湖までsoloツーリングしました。途中、「帯広百年記念館」の「十勝平野の生い立ちの部」を見学したものです。



 帯広百年記念館は、1883年(明治16年)、開拓団体が現在の帯広を開拓を開始し丁度100年目に当たる1982年(昭和57年)に建てられたという。常設展示室は、第1展示室と第2展示室に分かれています。第1展示室では、「十勝の自然や開拓期のようすから農業王国・十勝へと発展するまで」、第2展示室では「十勝平野の形成から先住民であるアイヌの人々の生活の様子まで」を展示しています。

 主に見学したのは、第2展示室の「十勝平野の形成から先住民であるアイヌの人々の生活の様子まで」です。まず、「十勝平野の生い立ち」、「先住の人びと」を見た後、「十勝のアイヌ文化コーナー」へ。
 十勝地方にも、和人が開拓に入る以前から自然の中で狩りや漁、植物採集を中心に生活を営んでいたアイヌ人が住んでいました。十勝川沿いには多くの集落があり、アイヌ人独自の伝統的な生活をしていました。

私は、アイヌ民族のルーツについて関心をもっています。今までも多くの説があります。研究が進み、2015年のアイヌを対象にした遺伝子分析により、顔の特徴に関連するDNA対立遺伝子 が見つかりました。 このDNA対立遺伝子はヨーロッパ人に一般的であり、一部のアイヌがヨーロッパ人のような顔の外見を持つ理由とされます。このDNA対立遺伝子から考え、縄文時代にシベリアから到着したと考えられています。

コメント

⒜-1.アイヌ民族のセレモニー「こたんまつり」  2018.9.23

2022-09-22 07:00:00 | Ⓐ-アイヌの文化と伝統

 カテゴリー;「⒜アイヌの文化と伝統」のはじめに北海道には先住民族であるアイヌの人たちが16,786人(2013年調べ)住んでおり、旭川を含めた上川振興局に108人(0.6%)いるとのことです(アイヌ人の70.1%は、胆振及び日高振興局に)。以後、アイヌ民族の文化や伝統について紹介していこうと思います。

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 今年もコロナ禍のために中止になりましたが、毎年秋分の日に神居古潭で実施されている「こたんまつり」行った時の様子です。
 このこたんまつりは、アイヌ文化の伝承と神居古潭地区の魅力や特産物のPRなどを目的として企画されています。私が期待していたのは、アイヌ人族の伝統儀式;「カムイノミノウワ式」や古代舞踊などを見学することです。


 手前は、「神居古潭の吊り橋」、遠くの建物が旧神居古潭駅舎です。


 開始が12:00、となっていたので11:40に着きました。只今準備中です。


~伝統儀式「カムイノミイナウ式」~


 厳かな雰囲気の中で、女性が何か飲みものをついでいます


 器を茶道で使う「天目台」のようなものに載せています。


 飲み物の入っている黒漆の入れ物は、懐石で使う「湯桶」に似ています。


 
 その後、長老らしき人がイナウ(木弊)の飾っている前でー。


 次は、若いアイヌの青年たちの出番です。


 この着物も、デザイン、色合いともいい感じです。


 この火のおこし方や木の種類にもしきたりがあることでしょう。


古代舞踊の最後はー


 みんなで輪になってー。外国人も何人か加わっていました。


 観客を含めたこの踊りで、この場所でのセレモニーが終わりです。


次にー


 祈りに使われたイナウを石狩川に捧げます。


 イナウを川に投げ入れると、儀式は終わりです。

アイヌの伝統儀式「カムイノミイナウ式」は、終始厳粛で整然と行われていました。これらを通して、アイヌの人たちの伝統と文化を垣間見ることができました。   

コメント