ⓟ‐170.「ゴス下絵具長角皿」 2点 ・ 電動タタラ機で5mm厚粘土板を作り、石膏型で長角皿を型起こしし、その後、ひも状にした粘土を高台として4隅に取り付けたものです。4点の高さは、乾燥後と素焼き終了後に、サンドペーパーで水平にします。
本焼きでは、窯詰めのとき裏面中央を道具土(ツク)で支えます。普通粘土は焼成すると収縮しますが、道具土は収縮の度合いの少ない土です。この特徴から、道具土のツクをほんの僅か低くしておきます。皿の足の部分が少し縮まり、丁度ツクの高さになるようにします。

ゴスによる下描き
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① ゴス下絵具長角皿 H2、26.5×14.7
ゴスによる下描き
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⊞ ②ゴス下絵具長角皿 H2、26.5×14.7
結果的には、2枚ともヘタらず、底が盛り上がらずの作品に。この方法は、簡便ですので高台の形を工夫してみたいと思います。粘土は半磁器粘土、焼成は酸化焼成(1250℃/19.5h)でした。