タタラで扁平した筒状の花器を作り、ゴスで幾何学文様を描いたものです。イメージとしては、大雪山や知床山脈の連山、原生林、丘陵、お花畑、湖などを幾何学的に図案化し、北海道の雰囲気をだそうと試みました。粘土はブレンド土。焼成は、酸化焼成(1250℃、19時間30分)です。
⊞
①ゴス幾何文様花器 高35、46×17 (表;上、裏;下)
⊞
②ゴス幾何文様花器 高35、49.5×20 (表;上、裏;下)
⊞
③ゴス幾何文様花器 高35、50×20 (表;上、裏;下)
⊞
④ゴス幾何文様花器 高43.5、53×27 (表;上、裏;下)
⊞
⑤ゴス幾何文様花器 高65、65×20 (表;上、裏;下)
作成方法~タタラ作成機で5㎜前後厚のタタラを作り、ある程度乾かしてから あらかじめ準備しておいた型紙通り切り取ります。組み立て時、特に接着部分は粘土にキズを付け、適当な濃さのドベでしっかり接合します。なお、口のところは、 山や丘の形をイメージしながら作りました。
ヒビが入りやすいところは口ですから粘土をひも状にして補強します。乾燥の時は花器の中に粘土の重しをして底が変形するのを防ぐようにし、時間をかけゆっくり乾燥させ素焼きします。素焼後は寒冷紗を当てて素焼き用白化粧土を塗り、再度750℃で焼成します。