一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

⒲-10.十勝川の河口にできる「ジュエリーアイス」

2023-02-28 07:00:00 | Ⓝ自然界の現象と災害

  ジュエリーアイスとは、十勝川の河口に位置する豊頃町の海岸で、冬期間(1月中旬~2月)に見られる氷の塊のことです。この氷は透明度が高く、太陽光を浴びると宝石(=ジュエリー)のように輝いて見えるのでこの名で呼ばれるようになりました。

 この”ジュエリーアイス”のことを調べてみると、いろいろ経緯がありましたが、2018年10月に豊頃町による登録が認められたということです。

 ”ジュエリーアイス”は、どのようにできるのでしょうか?まずは、「十勝川河口付近が氷結する!」ことが要因になります。この現象は、世界でも珍しく豊頃町の十勝川の河口付近にしか見ることができない厳寒期限定!の自然現象とのことです。豊頃町が位置する十勝平野は、冬季の晴天率が高く、①放射冷却現象が起きやすいこと、②平野であることから冷気が広範囲かつ平面的に広がり効果的に冷却が進むこと、③比較的暖かい海岸付近にも十勝川の流れが冷気を運んでくるため、氷の成長が促されること。 


ジュエリーアイス (Wikipediaより引用)

 この氷は、日中の気温上昇や潮の満ち引きなどによって割れ、大小さまざまな塊となって河口から流れ出し、太平洋を漂い河口近くの海岸(=大津海岸)に打ち上げられます。 塊は海の波で角が取れて丸くなり、透明度が高いことから、太陽や月の光を浴びると輝くのが特徴です。朝日や夕日の下ではオレンジ色、日中は青といったように時間帯によって色が変化します。

 透明な氷ができる理由として、通常、川氷や湖氷は凍結する際に微細な気泡が多く発生し、それが氷の中に取り込まれるためそれほど透明にはならないこと。しかし、大規模に凍結した場合は気泡が1か所に集まり、空気の入っていない部分ができることがあるとのことです。 

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⒲ー9.厳寒期の日の出・日の入りに見られる「サンピラー」

2023-02-27 07:00:00 | Ⓝ自然界の現象と災害

🌞 旭川の厳寒な2月も後2日。もう少し寒い日が続きますが、日差しも強くなり、最高気温も上昇し、あの春はすぐそこ!といった感じになってきています。寒い間に、今週も北海道の冬季間に見られる自然現象をお知らせします。



 「サンピアー=太陽柱」は、冬季間、日の出または日没時に地平線に対して垂直方向へ、あたかも太陽から彗星のような尾を引いた明るい光の筋が見える現象をいいます。その他にもいろいろな条件下でできるサンピラーもあります。

            ※アメリカで撮影された太陽柱(Wikipediaから引用)

でき方
~❶ 無風氷点下の寒い日、上空に六角板状の氷晶ができ、その氷晶が落下するとき、空気抵抗のために地面にほぼ水平に浮かぶことがあります。その浮かんだ板状の氷晶の表面で、太陽からの光線が反射され太陽の虚像として私たちは見ている、ということに。


この図解はよく説明してくれています。
(※写真は「ウェザーニューズ」から引用)

太陽光以外に月の光でも同様の現象が起きることも=月柱。
❸ 遠くの地上の街灯などで同様の現象が起きることも=光柱。

 太陽や月の光がほぼ平行光線なのに対して、地上の街灯などは広がりがあるため、光柱は太陽柱や月柱に比べて高く見えます。なお、ダイヤモンドダストが発生した時でも
同様の現象が見られることがあります

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⒫-12.新雪の「神楽岡公園」へ  2021.1.12

2023-02-26 07:00:00 | ⒫公園/庭園・Farm🌷

 ふんわり積雪のあった9時頃、神楽岡公園へ。モヤが徐々になくなり青空が広がってきた時間帯です。今日もキツネやリスの”もぐもぐタイム”にも期待して。


 絵になるような風景がいっぱいあります。


 寄り添っている様子から〇〇の木!とか名前が付きそうー。


 この2本の木も名前を付けるとしたら?~とか考えながら。


 屋根付きの建物は、夏季間の炊事場です。


 ちょっぴり面白い光景でした。三又の上は四又にー。


こういう隙間は、小動物のネグラのなりそうですね。


 この公園には太く背の高い木がたくさんあります。


 歩くスキーのコースなので、こんなカンバンがー。


 お、ここにヤドリギがー。


 少しアップ!。ヤドリギがたくさん寄生しています。


 ここには、ちょっとリズミカルな光景がー。


 キツネの足跡👣👣のようです。

🦊 30分ほど除雪してある道路をアチコチ歩きました。風もなく静寂そのものです。時折、カラスの声が聞こます。芭蕉の「静けさや 岩に染み入る蝉の声」を思い出しました。カラスの声が静けさを際立たせてくれているのかなーと風流な気持ちになったり。”アワヨクバ!”と期待していたリス、キツネ、クマゲラなどには合えませんでしたが、心身ともリフレッシュできたか!と思うことに。

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Ⓤ-5.ゼレンスキー大統領のリーダーシップ 

2023-02-25 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍による侵攻が始まってすぐ、ウクライナはその膨大な軍事力で短期間のうちに占領されるだろうと思われていました。しかし、兵隊の数でも、戦車をはじめ重火器や砲弾の数でも劣勢なウクライナはひるみませんでした。「ロシアに屈しない」、「民主主義を守る」と国民が団結し、世界から支援を得ながら領土奪還の戦いの中核がゼネンスキー大統領でした。冬季間のこの数か月、一進一退の膠着状態が続いていますが、この戦いによりウクライナは、国家として、民族として、人間として存続できたことになります。


                       

 ゼレンスキー大統領は、例え困難な状況にあっても、国の主権を守る!、民主主義を貫く!という大義と理念をもち、的確な情報収集能力、判断力、決断力、表現力を持ち合わせた大統領だと敬服しています。なかでも、キーウへの侵攻が始まりアメリカから国外退避を勧められましたが、

私が今必要としているのは弾薬であり、
退避のための乗り物ではない
と。

 

 そして、ウクライナの人々の想い、考え、願い、信念を説得力のある形で表現して国民をタイムリーに鼓舞しています。一方、先見性のある判断力・行動力で軍事支援を得るために世界に飛び、国内では我が身を顧みず前線に出向くなど国民の先頭に立って行動しています。家族が殺され、家が焼かれ、いつミサイルが飛んでくるかわからない困難な中でも、国民に希望をもたせるように導く手法は素晴らしく、リーダーとして必要な資質を兼ね備えた歴史に残るトキの人となっています。

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Ⓤ-4.ロシアがウクライナに侵攻した理由はー 

2023-02-24 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍がウクライナに軍事侵攻し、今日2/24で2年目に入りました。
 昨年2月、「ロシア軍がウクライナに軍事侵攻するのではないか?」というニュースを聞くたび、「まさか、そんなことはあり得ない!」、「そうあってほしくない!」と強く願っていました。そして、このことが現実になるとは思わなかった一人です。この深刻なコロナ禍の時期に、また世界が経済的に打撃を受け物価上昇の折に。大方の願いや常識は見事にくつがえされました。直近のベトナム戦争にしても、アフガニスタン戦争にしても、他国が武力で介入しても、物事が解決しないことがトキのリーダーたちが学んだはずなのにー。


     

 「ロシアがウクライナに軍事侵攻したのはなぜか?」。この理由は、軍事評論家や学者、ユーチューバーなどによって考察、解説されています。私も、小中学生の子供たちに問われたらなんと平易な言葉で説明したらいいのだろうか、と時折考えます。これまで、両国に関わる歴史をはじめ、民族、宗教、言語などの資料を読む機会がありました。日本では、いわゆる西側の情報(=これもプロパガンダ)がほとんどなので留意しなければなりません。それにしても、どちらの立場で答えるかによっても相違がありますが、できるだけ客観的に情報を収集し、自分なりに判断するように心掛けてきました。

 直近で下記の新保教授の原稿に出合い、共感しましたのでシェアします。このロシア軍の侵攻(=ウクライナ側からは”侵略”であり、”戦争”となりましょう)は、「プーチン大統領の個人的な判断によってその侵略が進められた」として、分析・考察しています。


新保 謙;慶応義塾大学総合政策部教授
「ウクライナ侵略」が起きた理由

~プーチン氏の個人的な判断が決定的だったのか~

        ❶ 強いロシアを回復させたいという執念
        ❷ アメリカとNATO諸国がロシアの安全を脅かしている理由
        ❸ ロシア住民がウクライナに抑圧されているという誇張
        ❹ 短期間で目標達成ができるという自信

  新保教授は、❶~❹について解説を加え、まとめの段階でー


 ~プーチン氏の判断は、誇大妄想のようにも聞こえるし、実態と大きく異なることも指摘できる。アメリカやNATO諸国はプーチンが考えるほど、ロシアに敵対的であったとはいえない。ましてやアメリカの目的がロシアの解体にある、という考え方をアメリカ国内から見い出すことは困難である。またドンバス地方において内戦が展開されたことは事実だが、ロシア系住民がウクライナからロシア人に対して迫害や弾圧されているというのは誇大評価であろう。さらに、アメリカに扇動されたにすぎないウクライナ国民がロシアからの解放を待ち望んでいるかのような考え方は、大きく実態と異なっている。ーと。


   

 プーチン大統領は初期目標(不鮮明になっているがー)を達成しなければ引くに引けないし、ゼネンスキー大統領も全領土が奪還できるまで反攻作戦は継続すると。1月、ウクライナに西側から戦車や重火器が多量に支援されることが決まりました。しかし、その戦車の操縦訓練には2~3か月が必要とのこと。ロシアは、ウクライナに戦車などが届く前に大規模攻勢をかけようとしています。残念ながら、戦争を終わらせる決定的な条件は見当たらず、ウクライナ情勢は益々泥沼化し、混迷を深め、制御不能になることも心配されます。
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🅿-44.ゴス下絵付四方皿 6点

2023-02-23 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 電動タタラ機で5mm厚の粘土板を作り、型紙に合わせてカッ トし自作の石膏型に押し当てて素地を作ります。素焼き後、ゴスで絵付けし市販の3号釉を浸し掛けしました。粘土は半磁器粘土で、電気窯による酸化焼成(1250℃/19.5h)です。


❶ゴス下絵付四方皿           H3.9、17.5×17.5  


❷ゴス下絵付四方皿(西瓜)          H3.9、17.5×17.5 


 
❸ゴス下絵付四方皿(カシワ)           H3.9、17.5×17.5


❹ゴス下絵付四方皿(カシワ)           H3.9、17.5×17.5 

 
❺ゴス下絵付四方皿(薔薇)         H3.9、17.5×17.5



❻ゴス下絵付四方皿(薔薇)           H3.9、17.5×17.5

同じデザインを2点ずつ描きました。なお、底部には粘土をひも状に作り、電動ロクロの回転を利用し「付高台」を施しています。

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🅿-43.ゴス下絵アイヌ文様小判型鉢 7点

2023-02-22 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 電動たたら機で4mm厚の粘土板を作り、市販の小判型鉢石膏型に張り付けて型起こししたものです。素焼きした後、ゴスで象徴的でシンプルなアイヌ文様を中央に1点描きました。釉薬は、3号透明釉を浸し掛けしました。粘土は上信楽粘土、焼成は酸化焼成(1250℃/19時間30分)です。


 ①下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ②下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ③下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ④下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ⑤下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ⑥下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11


 ⑦下絵文様小判型鉢     高5、17.5×11 

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🅿-42.焼き物ができるまで

2023-02-21 07:00:10 | 🅿My陶芸作品/手法

 過日、イベントで作った皿や箸置の焼き上がる工程を紹介します。
 素焼き→サンドペーパーかけ→釉掛け→本焼き→底の仕上げ(完了!)


 ①素焼き~小型電気窯を使用。窯詰め完了


 ②素焼き(750℃)の完成~サンドペーパーかけ


 ③撥水剤を塗り、釉掛け作業~この釉薬は織部釉


 ④撥水剤以外についた釉薬の拭きとり


 ⑤釉薬を掛けた皿や箸置たち
 
⑥窯詰めされた皿や箸置たち~きれいに焼けてほしいネ! 


 ⑦一緒に焼かれる器~今回は平たい器が多い

電気窯はコンピューターで制御されているのでほとんど窯まかせです。しかし、700℃位まで器から水分が発生するので、窯の扉か色見という穴を開けて焼成するため、途中蓋や穴を閉める作業があります。このように、電気窯は、灯油窯に比べ管理が楽で、安定的に作品ができる窯です。なお、焼成終了後100℃以下になるのに2日半かかります。早く見たいところですが。

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🅿-41.「鋳込み」によるミニプラネタリウムづくり

2023-02-20 07:00:00 | 🅿My陶芸作品/手法

 鋳込み用の石膏型を作成し、泥しょうを流し込んで作成したものです。いわゆる型ものです。一つ型を作ると同じものを大量に生産できます。設計図を描き、原形を作り、石膏型を制作する過程は、アイデアと精密さ、時間と労力が結構かかります。特に蓋物は精密さが要求されます。



①鋳込みのプラネタリウム(黒釉)  高13、径12


 ⊞
② 鋳込みのプラネタリウム(ルリ釉) 高13、径12


③鋳込みのプラネタリウム(イラボ釉)  高13、径12



④鋳込みのプラネタリウム(ルリ釉)~上部は別型 高11、径12


⑤鋳込みのプラネタリウムの設計図とメモ

石膏型に泥しょうを流し込んで固まった後、石膏型からはずしさらに固くなってから表面にいろいろな形の穴を開けます。これは、プラネタリウムをイメージし、星印はカシオペア座と北斗七星、上部の星は北極星です。部屋を真っ暗にして中にろうそくを灯すと、天井や壁に明かりが写されるしくみです。

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⒫-11「見本林モミの木公園」🎄・三浦綾子記念文学館🏡へ

2023-02-19 07:00:00 | ⒫公園/庭園・Farm🌷

 旭川駅から徒歩で40分ほどにある「外国樹種見本林」=「見本林モミの木公園」に立ち寄りました。冬の見本林で小動物や小鳥たちの出合いを期待してー。なお、「三浦綾子記念文学館」は、この見本林の中にあります。 


 突き当りは堤防で、その向こうは美瑛川の河川敷です。


 この建物が「三浦綾子記念文学館」です。


何度か行っていますので今回はパス。


 この道路の延長に「氷点橋」があり、その左手が駅舎です。


 堤防の上から。向こう側に美瑛川が流れています。


このエリアは、「見本林モミの木公園」といいます。

 


 これらの木は北アメリカ東部原産の「ストローブマツ」です。

天気のイイ暖かい日でしたが、残念ながら小動物も小鳥の姿も発見できませんでした。まあ、森林浴・日光浴ができてよかったーか、と思うことにしました。

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