最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

7本抜歯&9本インプラント埋入の後。

2005-10-25 13:51:47 | Weblog
いやー! 疲れた! この数日は日記も書けないくらい忙しかった。ホント、久々にこんな日々が続くのであれば寿命が減ってしまう。

20日木曜日は、上顎の前歯への骨移植&インプラント埋入。麻酔医の清水先生、アシスタントは茅ヶ崎のT先生。執刀医は私で行なった。

21日金曜日は、とても大きな手術!! そのため、お一人の患者さんに集中! 上の歯を7歯一度に抜いて(歯槽膿漏で、どの歯もぐらぐらで、型を取るだけで抜けてしまいそうな状態なので)、骨整形をおこない、その後直ちに9本のインプラントを埋入した。術前に正確なCTからインプラントの埋入位置と方向をシュミレーションしておくのだが、左右の埋入位置のレベルや方向を合わせるのは決して簡単なことではない。
まして、前歯部では骨の形態や骨吸収による陥凹部に骨移植を同時に行なう手技を用いるので、スタッフを含めてビリビリ!
麻酔医は岡本先生。アシスタントは井上先生。主治医は私。仮歯も即日で完成させる為に技工士も手術に立ち会う。
10時~、患者さんに再度、説明。お口の中の消毒してから、麻酔医による静脈内鎮静。
11時~、手術開始。7歯抜歯、全顎骨整形、9歯のインプラント埋入&骨移植。
14時~ 縫合して終了。
15時~ 仮歯の試適&噛み合せのチェック。
16時~ 完成。患者への緒注意を行い、完全に終了。
もう、この時点で、私も患者さんはもちろん、スタッフもグタグタ。朝から全くの休みなし!当然、お昼は無い。缶コーヒーのみ。
これで帰るかと思ったら、インプラント希望の紹介患者さん。で、問診とレントゲンでご説明をする。
17時~ パシフィコ横浜で開かれるインプラントの国際学会の演者のパーティー(18時から)に参加の為、会場へ。
18時30分、ようやく会場へ。乾杯のワインで、‘もうダメー‘って感じ。でも、ドイツのキリッシュ教授、グラフェルマン教授、日本の各先生方へご挨拶。
20時には、お腹がペコペコで、このままでは吐きそうなので、友人の先生(村田先生や木村先生ら)と一緒に中華街へ今日初めての食事へ。飲茶は、とにかく美味しかった!!
ただ、何を食べたのか良く憶えていない、、。

22時から、講演の準備のはずが、村田先生、木村先生、衛生士の鈴木さんらの講演の予演会がはじまり、皆さんと一緒に、講演内容の検討会に、パワーポイントの修正や言葉の確認、文献や新しい写真の挿入、終ったら夜中の3時30分。倒れる。

翌朝。22日土曜日。私は学会の役員でもあるので、会場の準備とチェックの為に7時に起床。死にそうな身体に鞭打って参加。
9時30分~ 今日のメイン講演の岡田先生、西村先生、夏堀先生、木村先生らと‘審美セッション’の打ち合わせ。
午後は1時~ 歯科衛生士セッションで当院の鈴木が講演。彼女もこの数日は寝てないと思う。初めての大きな学会での講演は、とてもプレシャーだったと思う。まあ、良くやったと本当に思う。
2時からはメイン会場で、審美セッションの講演に参加。スクリーンの問題やプロジェクターのトラブルで、演者の先生がピリピリしてたので、その処理に奔走。
とにかく、疲れた。身体はボロボロ状態である。が、地方から友人の先生方が来ているので、挨拶&接待。
19時。ようやく、またも本日初めての食事。患者さんのIさんが、有名な‘トゥーランドット’という中華を予約して頂き、それは美味しい食事でした。
その後、私は帰りたかったのですが(翌23日日曜日に私の講演があるので)、村田先生、鈴木(歯科衛生士)の講演の打ち明け(お疲れさん会)に参加。さずがに、「もう、ダメ。帰らして!」ということで、23時くらいにはホテルへ。そのまま倒れる。

23日日曜日は、1時~私の講演。テーブルディスカッションというコーナーで‘審美領域のインプラント治療を考える’というタイトルで1時間30分のお話を。一応、講演会場は満席(小さな会場だったのですが、聞きに来てくれた先生方に感謝です)。
3時30分~ 神奈川の重原先生(湘南インプラントケアー)の講演の司会を行い、私の役目は全て終了!!!!!!!!!!!!!!!!!。
ただ、この後に、学会の打ち上げにチョッと参加。家に着いたのは20時を回っていました。
お風呂へもゆっくりこの数日入っていなかったので、暖かい湯船に浸かって‘へろへろ’に。乗った体重計は2kgも減っていました。

PS ホントに疲れた。いろいろ良いことも、まあ反省も。しかし、今回の学会に参加し講演を聴き、また自身の講演を省みて、やっぱ、「人生はこうでなくっちゃ」と思う。好きな仕事に思いっきり打ち込み、友人の先生に励まされ、時には厳しく指導され、身体がボロボロになるくらい働ける。時間やチャンス、環境を与えてくれた多くの友人の先生やスタッフのみなさん、そして、私の治療に耐えてくる患者さんに心から感謝です。
「ありがとうございました」