最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

Esthetic Seminar(山崎長朗&Dario Adolfi)に参加して

2005-10-11 11:45:29 | Weblog
10日祭日は幸いにも雨でした!なんて、、、。じつは、DR.Dario Adolfi先生と山崎長朗先生の審美歯科のセミナーに参加してきました。
www.nobelbiocare.com/global/ja/EducationEvents/InternationalCourses

DR.Dario Adolfi先生は歯科技工士(セラミック専門)と歯科医師のダブルライセンスを持つ審美歯科では著名な医師の一人です。そんな彼の前半の講義は、歯のエナメル質と象牙質の機構を審美という面から捉えた興味深いものでした。特に、歯の白さには、Fluorescenceと呼ばれる蛍光効果があり、この効果をオールセラミックの中に取り込むというものでした。
また、審美というと、どうしてもまず‘色’と考えますが、彼の「Tooth position is coming First」(まず、歯の位置が大切ということ)という言葉には説得力がありました。
後半の講義は、臨床に即した内容で、オールセラミックをインプラントにどのように生かすかについての細かな臨床的知見やテクニックについてでした。また彼は、今、ポルトガルのマロ先生(ALL-ON-4の開発者)と組んで治療をしている事から、11月のポルトガルでの実際のセラミックを見て来たいと思っています。
山崎先生は、オールセラミッククラウンについて、その治療術式を患者さんのケースごとに治療の分類から応用の方法を実際の治療例から講演されていました。どのケースの素晴しい内容で、改めて山崎先生の治療の細かさや追及の仕方に感動しました!
特にノーベルパーフェクトの上部構造の適合性についてのノウハウは自分の診療に照らし合わせ有意義なものでした!!