長距離ノート7

大阪市立大学 陸上競技部 長距離パートと申します。

成し遂げるとは

2022-03-24 10:15:24 | 

乗り間違いをし、今卒業式に出ることを諦めながら僕の5年間の学生陸上を思い出しています。

振り返ると約5年前僕は浪人明けで陸上部に入部し、14分台を出したいという目標を心に抱いていました。そして次の年には関西インカレでの強い同期たちや先輩たちの活躍やロングパートが点を取れず昇格を逃すという結果を目の当たりにして、自分が点を入れるという決意をしたこともありました。読めるトレーニング法の書籍を片っ端から読み漁って情報を仕入れ、チームに良い影響を与えたいと考えてもいました。

しかし今になると、僕が抱いていたこれらの大きな目標や期待を何一つ成し遂げることができなかったと感じます。だからといって満足感がない、後悔のある学生陸上であったかと言われると、そうではないと言い切れる自信があります。

そこには、怪我をした中で自らの課題を見出し克服すること、大きな試合で失敗し泣くほど悔しい思いを経験してハングリーさを手に入れたこと、狂ったように練習に取り組み大きな成長を遂げることといった人生の新たな部分を経験できたためという理由があるように思えます

別に全カレに出た訳でもないし、14分台も出してないし、丹後でシードも取ってないし、パート長や主将になってチームを引っ張った訳でもないけれど、小さな目標や今までの自分ができなかったことを成し遂げたというのは僕にとって財産であるし部活をする上で重要なことだと感じます。だから後輩の皆さんには立派なことは言えないですが、どんな小さなことでもいいので今までの自分を超えるようなことや目標を部活動の中で成し遂げてくれることを願っています。

最後になりますが、上は成田さんから下はコタローや山田までお世話になったすべての先輩、同期、後輩の皆様の支えがあったからこそ、なめくさった僕が5年間陸上競技を続け、チームに貢献したいと思えました。これからも1人1人を尊重できる雰囲気を持った長距離パートであってほしいと願います。

5年間ありがとうございました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。