成し遂げるとは

乗り間違いをし、今卒業式に出ることを諦めながら僕の5年間の学生陸上を思い出しています。

振り返ると約5年前僕は浪人明けで陸上部に入部し、14分台を出したいという目標を心に抱いていました。そして次の年には関西インカレでの強い同期たちや先輩たちの活躍やロングパートが点を取れず昇格を逃すという結果を目の当たりにして、自分が点を入れるという決意をしたこともありました。読めるトレーニング法の書籍を片っ端から読み漁って情報を仕入れ、チームに良い影響を与えたいと考えてもいました。

しかし今になると、僕が抱いていたこれらの大きな目標や期待を何一つ成し遂げることができなかったと感じます。だからといって満足感がない、後悔のある学生陸上であったかと言われると、そうではないと言い切れる自信があります。

そこには、怪我をした中で自らの課題を見出し克服すること、大きな試合で失敗し泣くほど悔しい思いを経験してハングリーさを手に入れたこと、狂ったように練習に取り組み大きな成長を遂げることといった人生の新たな部分を経験できたためという理由があるように思えます

別に全カレに出た訳でもないし、14分台も出してないし、丹後でシードも取ってないし、パート長や主将になってチームを引っ張った訳でもないけれど、小さな目標や今までの自分ができなかったことを成し遂げたというのは僕にとって財産であるし部活をする上で重要なことだと感じます。だから後輩の皆さんには立派なことは言えないですが、どんな小さなことでもいいので今までの自分を超えるようなことや目標を部活動の中で成し遂げてくれることを願っています。

最後になりますが、上は成田さんから下はコタローや山田までお世話になったすべての先輩、同期、後輩の皆様の支えがあったからこそ、なめくさった僕が5年間陸上競技を続け、チームに貢献したいと思えました。これからも1人1人を尊重できる雰囲気を持った長距離パートであってほしいと願います。

5年間ありがとうございました。

@cha_mugen

タイトルはインスタのランニングアカウントです。いつ更新止まるかわからんけどよかったらフォローしてね(^^)

 

先日ロングとミドルパートで箱根に卒業旅行に行きました。2:30就寝6:30起床からの芦ノ湖スタートで朝ジョグはきつすぎた。野尻湖の夏合宿思い出しました笑。このメンバーで大学生活を過ごせて幸せだったなと改めて感じました。

 

最後の長距離ノートなのでロングとミドルの人達に向けて一人ずつコメントを残していこうと思います。

 

6回生

矢守さん

自分が大学一年生の頃は完全無欠のスーパーエースで話しかけるのすら恐れ多いと思ってましたが、年数重ねるうちに人間味ある方なんだなとすごく感じました。立派なお医者さんになってください。

 

カーディンさん

すごく面白い人だなと思います。その反面競技に対しての意志はすごくストイックで尊敬しています。国家試験も無事通られたということで、来年度は医師と中距離選手の二足の草鞋での活躍を期待しています。

 

M1

山名さん

何考えてるか正直よくわからん部分も多いですが、もう就活終わってるあたりなかなか優秀な方なんでしょう。ラストイヤーはどういう方向性で走るのかわかりませんが、ド派手な活躍期待しています。

 

5回生

三木さん

浪人→留年ムーブで結局同じ年に卒業になりましたね。競技なったらガチやのに、私生活が意外とどうしようもなかったりするところが人間らしくて好きです。なんやかんや社会人でもランニング続けるようなので、またマラソンとかで共闘できたらええですね！またどの大会出るとか決まったら教えてください

 

4回生

ばーちゃん

大学一年生の頃から練習もつめてて駅伝でも活躍してる姿は流石やった。そんなばーちゃんに最後の大阪ハーフでギリギリ勝てたのは正直めっちゃ嬉しかった笑。残りの2年間で公大のエースとして活躍してね。

 

こまつ

なんやかんや駅伝とかロードレースとかで活躍したりする姿は流石やなと思ってました。大阪マラソン中止になった分、社会人でどっかのマラソン走ろうな

 

まきお

同じ大阪南の民としてなんやかんやおせわになりました。最近の競技成績がうなぎ登りなので、公立大学の選手の中で1番期待してます。

 

小坂

ロング速い系ミドル選手代表。どの競技もそつなくこなせるのはまじで羨ましかった。また皇居でジョグでもしような！

 

ひろちゃん

自分は対抗戦は２回生の時の丹後駅伝一回しか出たことないので、大学一年生のころから対抗戦出まくってて羨ましかったです。立派な教員になってください。

 

3回生

さの

大学一年生の頃から結構自由に陸上してる感じはあったけど、大学三年生のときからしっかりと理論づけた練習メニュー組んで、駅伝でいい成績残しててすごいなと思ってました。5000mの記録で関西インカレでハーフでれるらしいけど、ハーフで記録狙える気象条件とかでもないのと後のシーズンに影響しそうなので、あまり出場はお勧めしません。

 

さっちゃん

同じ生活科学部なのにほとんど生科棟で見かけることなかった笑。2年前からひなさんがいなくなって、ロングパート女子一人でかなりきつい環境だったと思うけど練習ちゃんと行っててめちゃすごいなと思います。今年も競技続けるのかわかりませんが、就活と卒論(もしくは研究か)頑張ってください。

 

2回生

こたろう

駅伝メンバー選考一位通過→駅伝出走→大阪ハーフ78分前後でfinish、この流れが2年前の自分と全く同じで面白かったです。この流れが続くなら今年は出場した試合全部PB出ますよ。期待してます。

 

やまだ

3000mSC芸人。大阪マラソン出走できなかったね。でもまだ競技人生が終わったわけじゃない。とりあえずロングジョグしまくってたら道は開ける。気楽に行こう。悩みがあれば聞きますよ。

 

しゅんぺーくん

小坂に続くロングも走れる系ミドル。昨年はいろいろな種目に出場して足を酷使してたようですね。主将という重役もありますが今年はあまり無理をなさらず、楽しく競技してください。

 

１回生

ふかつくん

走ってる動画とか見ると走りのセンスに溢れてますね。今年は10000mとか5000mとか無理に走らず、中距離をメインに据えると上級生になった時に駅伝でもしっかりスピード活かして活躍できる気がします。頑張って！

 

話変わりますが、先日名古屋シティマラソンでハーフマラソン走ってきました。前半10kmは3:30/kmでいってて、後半は足のトラブルで4:20〜10/kmくらいで走ってました。後半抜かれまくったしゴール後は名古屋まで来て何してるんやろ、もう少しいいタイムで走りたかったなって少し落ち込みました。ただ、同日開催の名古屋ウィメンズマラソンで頑張って走ってる女性ランナーをみていると、みんなしんどそうながらも楽しそうに走ってる姿が多かったです。その姿を見て、走るって本来は楽しいものだよなって思い返すとレースの結果はわりとどうでも良くなりました。大阪マラソンが中止になって走れなかった悔しさもあり、社会人ではマラソン走りたいなと思っています。マラソンに向けて忙しい日々の中での練習やレース本番ではしんどいって思うこともあるかもですが、走ること自体の楽しさは忘れないようにしたいです。また、現役生の皆様も練習やレースでなかなか思うような結果にならない場面もこれから多くあると思いますが、走る楽しさを思い返すと案外気が楽になっていい結果につながるかもしれませんよ。

 

以上。お世話になりましたm(_ _)m

光るものすべて金ならず

更新が遅れまして大変申し訳ございません。

山田くんから催促のLINEを頂いてしまいました。これ以上部内において救いようのないオッさんに成り果てる前に卒業できることに喜びを感じております。

さて、

たいして強くもなかった自分が、なぜ10年も陸上競技を続けることができたのか、最近よく考えます。

もちろん陸上は好きでしたが、誰が見てもわかるように陸上競技、とくに長距離は練習も苦しく試合も苦しい、本当に苦痛をともなうものであると思います。ではなぜ？それは、陸上競技者として生活することが楽であったからなのではないか、と考えています。

競技自体は苦しいものでしたが、自分が陸上競技者である、という事実はあるときは自分の軸に、またあるときは目の前の現実からの逃げ場として機能してくれていたように思います。

初対面の人に長距離やってますよと告げると多くの場合、おぉーとかへぇーとかしんどくないの？とか理解できひんわとか、悪くないリアクションを得ることが可能でした。いくらコミュニケーションが得意でない僕とはいえ、そこから会話を拡げていくことは困難なことではないわけです。

また、勉強や就活やバイト、人間関係で行き詰まり、現実を直視するのがつらくなったとき、まぁ、走ってればええやん、という感じで陸上競技というシェルターに身を隠すことが可能であったわけです。

陸上競技は何者でもなかった自分の内面にも外面にもさまざまな色を与えてくれましたし、多くの面白い人に出会うこともできました。また、競技をしていなければ見つけられなかったであろう自分を見つけることができました。膨大な学生生活の多くを陸上競技に割いてきて良かったと思っています。

在学生のみなさん、3’00とか3’10とか3’20とか（人によって違う、要するにレースペース）で1kmも2kmも3kmもトラックを駆け抜けるのはえげつなくしんどいですが、それと同時にとてつもなくエキサイティングでファニーでインタラスティングなものですよ。人それぞれ残された時間は違うと思いますが、学生である自分を大切にしながら、競技を楽しんでほしいと走れなくなったおじさんは思っております。

本当に楽しかった学生生活に後ろ髪引かれる思いはあります。しかし、昔は良かったねといつも口にしながら生きていくのは本当に嫌なので、4月から社会の荒波にうまく乗ったり、飲み込まれたり、ときにかわしたりしつつ頑張っていこうと思います。皆さんもそれぞれ、「今」を生きていきましょう。そして再会した暁には、旨い酒を呑もうではありませんか。

最後にお世話になった皆様に一言ずつ残して終わろうと思います。書き忘れありましたらすいません。

コタロー

へべれけで僕は三木さんになります、と宣言していたコタローくん、期待しております。メニュー作成に困ったときはダニエルズ、リディアード、八田、佐野といった原典にあたれば良かろうと思います。がんばれー

山田くん

悩める若者、悩めばよいと思います。年老いれば悩めるだけの体力もなくなってしまうのです。だる絡みに付き合ってくれてありがとう。君がどんな大人になるか楽しみです。これ以上ひねくれません様に…

しゅんぺー

主将おかじま、深い会話をあまりしたことがないのでアレですが、間違いなくいいやつやし実力はあるしで応援しております。もしキャパがあれば長距離種目も是非に笑

ふかつ

スピード溢れるミドルランナー、応援しております。肉離れをされたとのことですが、どうか焦らずに…もしキャパがあれば長距離種目も是非笑

さのちゃん

ゴリゴリ脳筋派競技者の高校時代から理論派への転回、見事と言わざるを得ません。陸上、野球、アイドル、食品卸などさまざまな内輪ネタで盛り上がりましたね。楽しかったです。どんなラストシーズンをおくるのか、楽しみにしております。君が府大の後輩や四つも歳の離れた後輩たちと融和できるのか、見ものですわね

さっちゃん

女子が1人、ということも多々ありつらいことも多かったと思いますが、いつも気丈に取り組んでおられ、非常に尊敬しておりました。来年度も競技を続けられるのか、分かりませんが部活に行った際は小太郎や山田、佐野といったクセ者たちの面倒をみてやって下さい。ありがとうございました。

たけと

1、2回生のときは当たり強くなってごめんなさい。今思えば、何をしても優しさを与えてくれるたけとに甘えていた部分が多くあったように思います。与えられたメニューをしっかりこなすという、僕が決定的に持ち合わせていない能力をもっているたけと。もともと実力が同じくらいで、練習では負けても勝負どころでたけとに勝てればよいと思っていて、2回生ごろまでは実際それが実現できていたとおもいます。しかしルーズな僕と真面目なたけと、今では実力に大きな差が生まれてしまいました。尊敬の一言です。来年度から部活に参加できるか不透明とのことですが、年甲斐もなく丹後路を爆走してくれたら嬉しいです。それではまたいつか。

げんちゃん

3回生以降お会いする機会がかなり減ってしまいましたが、会う度に3’30付近で長く走れる才能に驚かされておりました。ちょっとでいいからその才能分けてほしい、と思ってました。またマラソン参戦記お待ちしております。

マキオ

歩いていたら電柱にぶつかった話とか大好きです。本当面白いですマキオは。重量型ランナーマキオ、まだまだいけるはず、期待しております。若い衆に負けず頑張って、

小坂

小坂とこうすけという存在により、僕の洛南高校に対するイメージは良い意味で覆りました。

本当に最初から最後までいい奴だったので、いつか世の中とか会社に対する不満や愚痴をぶちまける小坂を見てみたいと思っております。ありがとうございました。

ひろちゃん

自分にも他人にも真面目なひろちゃん。だからこそ教員という職に就かれたのであろうと思います。大変な仕事だと思います。ご無理なさらぬ様に…お世話になりました。

三木さん

三木さんはご自分のことを性根が腐っていると仰いますがそんなことはありません。三木さんが他人を愛することができる人であるからこそ、我々は三木さんを愛し、三木さんの留年を歓迎したのです。4年間たくさん引っ張って下さり、笑わせて下さり、ありがとうございました。いつか関西ダービーの日本シリーズが実現します様に…

山名さん

行動力とクセの塊、山名さん。行動力に裏打ちされた経験値があるからこそ、僕がどんな話をしても会話を拡げてくださるところ、尊敬しておりました。市大陸上部を沸かせてきた山名さんがどんなラストシーズンを送られるのか、楽しみにしております。ありがとうございました。

やもさん

主将、800mランナー、丹後の斬り込み隊長と多くの姿を見させていただきました。やはり全カレ決勝が印象に残っています。市大の選手が全カレの決勝で先頭を走っている姿、鮮烈でした。丹後駅伝を一つの区切りに選んで下さったこと、感謝しかありません。本当にありがとうございました。

カーディンさん

最初から最後まで良きお兄さんでした。ありがとうございました。どんなお医者さんになられるのか、楽しみです。本当に面白い方なのですが、反面競技に対する姿勢はただただ尊敬の一言でした。最後にタスキ繋げてよかったです。

昨年までに卒業された先輩方

特に田中さんや平松さん、ペーさんには練習を多く引っ張っていただき、感謝しかありません。ぼくは実力もないし特段やる気に満ち溢れていたわけでもなく、苛立たせてしまったことも少なくないとは思いますが、嫌な顔もせずに

引っ張って下さり、本当に有難かったです。お世話になりました。楽しかったです。

長くなり疲れました…

それではこのへんで…

センキュー市大

フォーエバー市大

そーつぎょう

卒業が決まり、たぶん国試も無難に終わり、のほほんと好きなことして生きてます。

スノボしたり旅行したり筋トレしたり野球したり色々してます

たまに走ってもいます、学連のマイルを楽しみに

卒業したら400・800専門でやろかなとか思ってます

400とか一番伸びしろありそうやし

 

陸上部としての6年間終わってみて、1年生の時からは想像できん感じの6年生になってました

6年なったらフルマラソン走りまくってとか想像してたんですけど、蓋あければ800やってましたね

でも陸上で一番好きなのは駅伝でした

最後の丹後駅伝も自分なりのベストを尽くせて満足の走りができました

そこまでの過程って意味では10月の関カレまで800メインだったので、中途半端な状態になるんじゃないかって不安でしたが、キャプテンが長い距離もいけるやろって背中押してくれて5区でしっかり仕事できてうれしかったです

 

卒業前に残す言葉としては、みんな悔いなく陸上やってくれたらと思います。

走りの作り方ひとつとっても、周りからのフィードバックを大事にしなきゃいけない時と自分の感覚を大事にしなきゃいけない時いろいろあると思います

練習メニューも正解のない難しいものだと思います

そんな中で引退するときに、「信念をもって頑張れた」と胸はって終われるような競技人生にしてください！

 

 

次は小松！

 

 

 

守破離

しゅ‐は‐り【守破離】

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階。

「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

 

 

 

お久しぶりです。矢守です。

 

 

 

なんでいきなり「守破離」について語りはじめたかと言いますと、この考え方が陸上競技をにおいても非常に大事だからです。

 

具体例に置き換えてみます。

 

●フォームの研究に関して

守＝他の部員等に教わったり動画を撮ってもらったりしながら受動的に学び実践すること

破＝自分から書籍やインターネット等で能動的に学び良し悪しを判断すること

離＝ベストパフォーマンスを出すために必要な技術を取捨選択し洗練すること

 

 

皆さんはどの部分に当てはまるでしょうか。

次のステップに進むためには何が必要でしょうか。

考えてみると自ずと次の一手が見えてくるはずです。

 

 

 

 

まあ、そんなん言うてますけども

 

僕自身国試を受けるために11月に競技を引退してから、年末までは結構ちゃんと走っていたんですが、今年に入ってからは勉強が忙しすぎたんで、走ることをパッタリとやめてしまい、今となっては完全に走れない身体へと変貌を遂げてしまいました。徐々に戻していきたいけど、300×7のインターバルでアキレス腱をケガしちゃいまして…しばらくはスピードを出して走ることはできないかなぁ。丹後の頃の身軽さはどこへ行った…

 

 

 

あ、そうそう丹後といえば

丹後の振り返りを長距離ノートではしていなかったので、サラッとだけ書いておきます。

 

1区 9.0km  28'32" PB

キロ3'30"に近いスローペースで始まったレース。とにかく目立つことはせず、走りやすい場所を見極めて位置取りをすることを徹底しました。区間順位は16位と自己最高。果たすべき仕事は果たした感じ。欲を言えば、ラストスパートでもっと身体が動いて欲しかったけど。

 

とまあ、自分の中では良い感じに締め括ることができたと思ってます。皆さんの支えがあったからこそ、楽しい引退レースにできました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

さてさて、僕の今後についてですが、これからも副監督として皆さんの練習を見守ることになりそうです。

仕事が忙しくないタイミングがあれば、たまにグラウンドに現れるかもしれません。非常に後輩の皆さんには圧迫感を与えかねないし、むしろすでに面倒くさがられてる気はするんですが、時々顔を見にいかせてください。よろしくお願いします。

 

 

 

長くなりすぎは良くないので、このあたりで。

国試、自己採点通りに受かってたらいいな。

 

 

 

次はカデオ