長距離ノート7

大阪市立大学 陸上競技部 長距離パートと申します。

守破離

2022-03-01 21:56:16 | ハチュウルイ

しゅり【守破離】

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階。

「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

 

 

 

お久しぶりです。矢守です。

 

 

 

なんでいきなり「守破離」について語りはじめたかと言いますと、この考え方が陸上競技をにおいても非常に大事だからです。

 

具体例に置き換えてみます。

 

フォームの研究に関して

守=他の部員等に教わったり動画を撮ってもらったりしながら受動的に学び実践すること

破=自分から書籍やインターネット等で能動的に学び良し悪しを判断すること

離=ベストパフォーマンスを出すために必要な技術を取捨選択し洗練すること

 

 

皆さんはどの部分に当てはまるでしょうか。

次のステップに進むためには何が必要でしょうか。

考えてみると自ずと次の一手が見えてくるはずです。

 

 

 

 

まあ、そんなん言うてますけども

 

僕自身国試を受けるために11月に競技を引退してから、年末までは結構ちゃんと走っていたんですが、今年に入ってからは勉強が忙しすぎたんで、走ることをパッタリとやめてしまい、今となっては完全に走れない身体へと変貌を遂げてしまいました。徐々に戻していきたいけど、300×7のインターバルでアキレス腱をケガしちゃいましてしばらくはスピードを出して走ることはできないかなぁ。丹後の頃の身軽さはどこへ行った

 

 

 

あ、そうそう丹後といえば

丹後の振り返りを長距離ノートではしていなかったので、サラッとだけ書いておきます。

 

1 9.0km  28'32" PB

キロ3'30"に近いスローペースで始まったレース。とにかく目立つことはせず、走りやすい場所を見極めて位置取りをすることを徹底しました。区間順位は16位と自己最高。果たすべき仕事は果たした感じ。欲を言えば、ラストスパートでもっと身体が動いて欲しかったけど。

 

とまあ、自分の中では良い感じに締め括ることができたと思ってます。皆さんの支えがあったからこそ、楽しい引退レースにできました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

さてさて、僕の今後についてですが、これからも副監督として皆さんの練習を見守ることになりそうです。

仕事が忙しくないタイミングがあれば、たまにグラウンドに現れるかもしれません。非常に後輩の皆さんには圧迫感を与えかねないし、むしろすでに面倒くさがられてる気はするんですが、時々顔を見にいかせてください。よろしくお願いします。

 

 

 

長くなりすぎは良くないので、このあたりで。

国試、自己採点通りに受かってたらいいな。

 

 

 

次はカデオ


実質まっけん

2021-11-16 05:08:08 | ハチュウルイ

おはようございます。本日4時半起きのバースデイボーイ、矢守です。

 

今日で25歳になりました。四捨五入すると30歳です。ぎょええ

 

ちなみに僕は俳優の新田真剣佑と生年月日が全く一緒なので、まっけんも今日で25歳です。なので実質僕はまっけんです。

 

(ファンに怒られそう)

 

 

 

 

いよいよ本番が近づいてきましたね。個人的にも、全体練習にはあと2回しか顔を出さないし、引退の時期が迫ってきて寂しい思いが込み上げてきます。

 

今年は全カレが終わってすぐに長距離練に移行しました。はじめは30分ジョグするだけでも、単調で飽きてしんどくなってしまっていたのに、今では平気で1時間以上結構なペースで走ることができるようになっています。人間の慣れってすごいよね。

 

丹後をラストレースとして選んだことは間違っていなかったと思います。当日が近づいてくることによりチームの雰囲気がどんどん良くなって、強度の高い練習もみんなで乗り越えていく、そんな練習が楽しくて仕方ありません。お互いに相乗効果を生んでくれるチームで良かったと思っています。また、佐野が中心となって組んだ練習メニューは、走りの無駄な力感を取り除き、ここぞという時にピークをもってくることができるよう考え尽くされていて、とても勉強になっています。

 

さて、本番で僕がすべきことはただ一つ。粘ることです。スタートはハイペースになるかもしれません。ただし、そこで置いていかれるのも駅伝らしくない。例年と同じく、自分の持つ力の範疇で、しっかり集団に食らいつくことを徹底したい。それが後の区間の選手に勇気を与えるきっかけになるのなら、耐えて耐えて耐え続ける。ラストレースで漢になる準備はできていますよ。

 

当日に向けて、継続して早起きを頑張ることぐらいしか僕に残された課題はありません。走りに関しては、もはやこの時期に入ってまでタイムを伸ばすとか、そういったことを望む必要はありませんので。ただただ今の好調を崩さない程度に楽しく走ることに専念し、昼寝せず夜は早く寝て、ちゃんと朝起きる。それで十分。

 

本番楽しみましょう。

 

次は僕の魂の継承者、主将しゅんぺいで!


Pierce

2021-09-29 08:37:36 | ハチュウルイ

長距離ノート、お久しぶりです。

この度、中距離パートから長距離パートへ完全移行しました、やもりです。

 

9/26の長距離記録会での10000m、お疲れ様でした。個人的には、走る前の不安が強かったレースでしたが、無事に乗り越えたことで少しだけ長距離走への自信に繋がりました。

 

800mに特化した練習を昨シーズンから続けていたことで、身体のつくりが3209秒のPBを出した2年前と比較して、より短距離的なものに変わってしまっているため、うまく走れたとしても34分前後でしか走れないと思い込んでいたのですが、実際に走って見ると、余裕を残して3330秒で走れたため、そこそこ満足しています。ラスト1000mのラップも、走りながら全く意識をしていませんでしたが、3分を切るペースまで上げることができていたようで、現状としては自分の中の予想を大きく上回っている状態です。

 

確かに、身体の組成が以前と変わっていることに関しては間違いなかったのですが、2年前より上半身が鍛えられていたことで、腕振りをコンパクトに、かつより推進力を得られるように改良できていて、最後まで上体のブレを起こさずにゴールできたことが、むしろ10000mを走るうえでプラスに働いていたように思います。

 

レース中は、集団走ということで、ペースを積極的に作ってくれたみんなのおかげで、かなり楽に走ることができました。8000m地点までは、ペーランの時のようにリズミカルに走ることができ、残りの2000mはその足の回転速度を維持したまま、ストライドを伸ばしてスッとスピードを上げることができました。

 

僕自身、スパイクを履いて10000mを走ったのは初めてだったんですが、案外いけたというか、スパイクの性能が良すぎたことで、かなり助けられたような感じでした。今はナイキのドラゴンフライが長距離スパイクの中でも1番の売れ筋ですけど、アディダスもそれに匹敵する性能を持ったスパイクを作ってきていると思います。avanti TYOは僕の激推しスパイクになりました。なかなか手に入れにくいと思いますが、興味がある方はぜひ探してみてください。ちなみに僕は記録会当日の朝に、長居のステップのインスタにストーリーがあがっていたのを見て、猛ダッシュで買いに行きました()

 

10/3にも記録会で10000mを走る予定です。出る人は一緒に頑張りましょう。

 

次は、この方に書いてもらうことにしよう。

ホームストレートで突き刺しにくる、しゅんぺーさん。


迷える羊

2020-08-07 13:22:07 | ハチュウルイ

たまに番が回ってくるので、目が離せないですねえ!どうも、時々長距離ノートに現れる中距離の人です。

 

名前:矢守 志穏 (ヤモリ シオン)

誕生日:1116日 だいたい丹後駅伝周辺

学年:5回生 M1ではない

学部:医学部医学科

出身:大阪府立天王寺高校

種目:800m1500mを中心になんでも走るよ

 

好き・得意なもの:

寝ている時間・音楽・ゆっくりジョグ・ユーチューブでレースの動画を漁ること・コーヒー飲むこと・スパイスカレーづくり・その他諸々の料理・カテキョの教材づくり・個人でやってるブログの更新

 

嫌い・苦手なもの:

牛乳・ムカデ・蜂・600×3・メディシンボール横投げ・インスタに1回の旅行の写真を何週にもわたってあげるタイプの人・大して上手くないNiziUのダンスのコピーを「20分しか練習してない」と保険をかけてアップするタイプの人

 

今年の目標:フロントランを極める

 

 

こんにちは。

白熱したレースから時間が経ち、ようやく僕も正気に戻ってきたところです。本気で150秒切りを狙って走りましたが、いざ自分が本当に達成できた時にはあまり実感が湧かないものです。

レース中の感想はまた僕のブログに書くので、ここでは省略させていただきます。

 

さて、皆さん自粛期間はいかがお過ごしでしたでしょうか?練習を積むことができた人、モチベーションが上がらずにあまり走れなかった人、様々だと思います。そこに関しては個人の性格や考え方の違いなので、何も口出しをする余地はないと考えています。

 

ただ、Twitterを見ていると、「自粛」と「練習しない」は別物だということに気付けていない人が世間にはたくさんいるように思いました。外出することを控えたいと言うのであれば、室内でできる運動で鍛えることを迷わずすべきです。自分で自分の成長を止めてはならんのではないかのう。練習場所ぐらい自分で作りましょうね。時間は有限だし、思い立ったら即行動しましょ。たとえしんどいことであってもね。

 

元々、僕は1人練習が得意です。浪人していた頃も朝5:30から1人で300のインターバルとかをこなして、その後で予備校まで勉強しに行ってました。僕のフロントランは、周りに誰もいなくても持てる力を振り絞ることができる、または周りに誰もいなくても自分の走りに自信を持てるような、1人練習の賜物であると考えています。こんな性格だからこそ、自粛期間でもコンスタントに練習を続けられたのかな。

 

ただし、いくら走るのは我が身1つであれど、その走りを支えてくださるたくさんの応援があることを忘れてはなりません。自分磨きは1人でできようとも、大きなことを成し遂げるには独りではできないことを肝に銘じておくべきです。

 

今回の記録会の結果を見てくださった方々に、たくさんのお祝いをしてもらいました。6年近くベストが出ずに心が腐りかけていましたが、その分喜びも一入。無責任に、頑張っていれば結果は出るとは言えませんけど、これほどまで脳内が快楽物質で満たされたのは人生で初めてのことなので、味わいたけりゃ死ぬ気で頑張りましょう。僕は頑張ってる人大好きですよ。

 

 

 

 

 

内容はゴロッと変わりますけど

 

久々のPBのご褒美に、何か高額なもの買おうと思ってるんですけど何がいいですかね笑

本当はロードバイク買おうと思ってたんですけど、この間今使ってる自転車のチェーンの調子が悪くて自転車屋さんに持って行ったらあれやこれやと修理されて、修理前に言われた金額の倍ぐらい取られたんですよね😤

腹立つぐらい自転車の調子が良くなったので、ボロボロになるまで使い込んでやろうと思います。笑

 

今のところ候補は、サングラス新しくするか、ガーミンのウォッチ買うか、高めの私服買うか、そのあたり。

全部足してもロードバイクの値段に届かなさそうやけど。

なんか良さげなのあれば教えて!

 

今年は関西インカレの時期的に、駅伝に向けて長距離に移行できるかわかりませんが(まあそもそも駅伝自体できるかわかりませんが)、練習に混ざりに行った時はよろしくお願いします!

 

 

次は新入生であり、僕の高校の後輩でもあるこたろうくんにお願いしようかな!


苦悩は一陣の驟雨となりて

2019-12-10 23:20:13 | ハチュウルイ
どうも、期間限定のヤモリです。

期間限定とか地域限定とか、書くのってズルいっすよね〜、そんなん気になって買うてまうやん。
ちなみに僕は旅先で、ご当地のおかず味噌を買って、帰ってきてからご飯のお供にするのが好きです。


そんなことは置いといて、駅伝の振り返りからしていきたいと思います。

ただ僕は、今回の駅伝に関して、僕自身でも完全に理解しきれていない複雑な思いを抱えています。
長距離ノートとは別に、僕個人のブログがあるんですけど、そこに丹後駅伝に関する内容をアップしようとしても、うまく文章が綴れないんです。文章を作っては自分の本当の感情では無いなと消し、そしてまた作っては消しを繰り返して、今に至ります。

なので、頭の中は未だにぐちゃぐちゃなままです。そんな状態で今回の長距離ノートを書いているので、激しく読みにくい箇所があるかもしれません。申し訳ないです。
あと、ところどころ厳しいこと言ったり、不快な思いさせたりするところがあると思います。「あるかもしれません」では無く、「あると思います」です。皆さんがどう感じるかは僕には分かりませんが、腹立つなら何とでも言ってください。



僕自身、心のモヤモヤについて完全には理解しきっていませんが、ずっと頭の中を巡り巡っているテーマというかキーワードがあって、それによって悔しくなったり考えさせられたりしていることはわかっています。

そのキーワードは、「覚悟」です。

僕が丹後駅伝を迎えるにあたり、してきた覚悟はたくさんありました。しかし、覚悟しきれなかった部分もあったわけです。


まず、してきた覚悟。
①シーズンを捨てる
8月25日の西日本五大戦にて、800m1分51秒60のセカンドベストが出ました。このレースは、終始フロントランかつゴールタイマーが設置されていない状態で行われたので、環境が整っていれば完全にPB一直線でした。しかも、夏合宿の疲労感が抜けきらないままで挑んだレースだったので、しっかりと調整すればひょっとしたら1分50秒を切れるのでは、という期待さえ過りました。
ただし、800mの記録に挑もうとすればするほど、長距離走に慣れるのが遅くなります。僕は器用なランナーでは無いので、長距離走をするにあたり、中距離走とは違うフォーム作りをする必要があります。具体的には、足の裏と地面のファーストコンタクトを中距離走をする時よりも3cm爪先寄りにすること。微々たる調整ではありますが、この調整をしなければ地面からの反発を、全身でダイレクトに長時間受け続けなければならなくなり、骨盤やら腰やらが保たなくなります(去年はこれに悩みました)。このフォームを作ってしまった後は、スピードを出すとアキレス腱のバネを過剰に使ってしまう上に、接地時間が長くなるので、800mを走るにはダメージ面でも効率面でも良くはありません。
僕としては、今年の夏の段階では丹後駅伝を走るつもりはありませんでした。僕の本業はあくまでも中距離ランナーですし、5年間燻り続けた800mで勝算があったことも相まって、シーズンオフまで中距離を追究したいと思っていました。が、長距離パートの中では、僕は既に丹後駅伝を走ることになっていたようで、そこに意見の食い違いがあったのは確かです。
正直、本当に悩みました。冗談で長距離を走りたくないって言ってたわけではなく、このシーズンを手放すのが本当に嫌だったんです。過去の栄光をとっとと塗り替えて新しいスタートを切りたいってのは、大学に入ってから常々言ってきたことだし、それがやっと目前にまで迫ってきたわけですから。結局は長距離パートの皆さんの熱意というか、ゴリ押しに負けて長距離練を始める覚悟をしたわけですが、その辺の葛藤があって、真剣に悩んでいたことは知っていて欲しいです。

②距離に耐えられる身体を作る
端的に言うと、結構体重を落としました。本番近くには、中学生の頃と同じくらいの体重になっていました。
中距離から長距離に一気にシフトしたことによって、足にかかる負担はかなり大きかったようで、9月に足底筋膜炎になってしまいました。偉大な大先輩:ユズルさんに足を見てもらいに病院に通いつつ練習していましたが、痛みが出る日と出ない日があったり、しかも痛む日に限って長距離強化記録会本番だったりして、本当に嫌になった日もありました。こればっかりはフォーム改善で何ともならないと思い、身体を軽くすることを覚悟しました。(冬季で何とか重さを戻していきたい)
ただ、食事を減らすとパフォーマンスが下がって悪循環に入ってしまうので、それはしないでおこうと考えていました。その代わり、足底筋膜炎とうまく付き合いながら、とにかく練習量を増やしました。CBTの勉強をしなければならなかったので、主に自主練で距離に慣れるようにしていました。街中を走り回るのは通行人などがたくさんで大変でしたが、速く走れば走るほど勉強時間を確保できるので、10月中旬には自然とキロ3分40秒くらいのスピードで、10km以上ジョグとして走る習慣が身につきました。

③スピードレースに対応する
足底筋膜炎が10月下旬には落ち着いていたこともあり、5000mで15分37秒40のPBが出ました。とりあえず、これで駅伝のメンバーには選ばれたわけですが、まだまだ1区を走るには実力が足りていないと、昨年の経験から感じました。速い人は、僕よりも楽なフォームで、僕よりも大きな一歩を踏み出して行きます。
これに対抗する策として、普段の自主練のジョグのペースを、キロ3分30秒近くにまで上げるようにしました。ジョグとは?って我ながら疑問を持ち続けながらも、これはジョグだと言い聞かせ続けていたら、いつの間にか楽にこのペースを保てるようになっていました。2回目の駅伝の試走では、病み上がりであったこともあり、本当に気楽に行こうと決めて1区の道を走りましたが、余裕を持ってゴールしたのに31分台と、昨年からの大きな成長を感じることができました。
あともう一つ印象に残っているのが、11/6にした2000+1000+1000+400です。序盤からハイペースになっても耐えることができるよう、1本目の2000から飛ばしていくことを宣言してスタートしました。2000のラップとしては、2分49秒+2分56秒=5分45秒。残りの1000+1000+400は、3分00秒→2分58秒→59秒。バテながらも何とか気合いで粘り勝ちした練習でした。


とまあ、ここまで完全な自分語りをしてきましたが、ここで言いたいことがあります。

別に自分のことを棚に上げていうわけではないですが、これだけ駅伝に向けて頭使って考えて、覚悟を決めて歯を食いしばって、走り込み過ぎで足の裏に穴をあけてまで身を削った人が、果たしてあと何人いるのでしょうか。

何も身を削ることが正義とは言いませんし、僕もそんなこと思ってはいませんが、僕の駅伝に向けての気持ちと、他の長距離パートの皆さんの心持ちとのギャップをどうしても感じてしまった部分がありました。

大泉でのセレ、セレが終わってからの練習態度、急遽田中が走れない可能性が出た時の話し合い、グダグダとしたウォーミングアップ。特に名指しをするつもりは無いですが、モチベーションの差を感じて悲しい気持ちになっていたのは確かです。パート全体として、丹後で戦う覚悟、勝ちに行く覚悟が薄かったんじゃないかな?それが今回の結果に出たような気がしています。


しかし、かくいう僕も(ここまで偉そうに何様のつもりやと思いながら書いていますが)、覚悟しきれなかったところがありました。

1つは、私情を練習に持ち込んだこと。

10月はCBTがあるのを始めとして、僕のメンタルが荒みきっていた時期でした。常に辛い辛いと言い続けてネガティブな考えばっかりだったし、周囲に時々強い当たり方をしてしまっていたことを、自分でも自覚しています。どんな時でも自分は自分として線引きし、周囲に自分のネガティブな感情をばら撒いてしまってはいけなかったと思っています。変に気遣いをさせてしまった人には心から謝りたい。そこの線引きをする覚悟が足りていませんでした。ごめんね。


もう1つは、駅伝本番での咄嗟の判断でした。

スタートのピストルの音と同時に飛び出していきました。コンディションも良く、集団の中に入って気持ちよく走っていました。そして迎えた1km地点。腕時計のラップボタンを押し、チラッと確認したところ、文字盤は2分50秒で止まっていました。僕は集団の後方にいましたので、先頭は2分48秒ぐらいで1000mを通過したようです。この時、僕は恐れ慄いてしまいました。「このまま上り坂に突入したら確実に足が止まる」と。僕はここで集団につくことを諦めました。とにかく大きなアップダウンを乗り越えてから、前に見えてくるランナーを食っていくことが最善だと判断しました。
走り終わった瞬間は、この判断が良かったと思っていましたが、今になって考えると、あの時にもう少し集団につくことができていたら、最終的な6秒差なんてひっくり返せたんじゃないかな、とも思っています。というのも、本格的な上り坂に入るのは1.3km地点くらいからで、何も1km地点で離れる必要は無かったと思うからです。攻める覚悟ができず、無難に守りの走りをしてしまったのが悔しい点です。なかなかそこの判断って、たくさんの経験を積まないと難しいですね。


駅伝での敗北は、誰か1人2人の失敗ではなく、チーム全員の少しずつの失敗が重なって起きるものです。僕含め、全員に反省の余地はあると思っています。

なので、自分が思っていたような走りができなかった人は、例えば調整の仕方が悪かったのであれば、そこを今後の課題としてピーキングのコツを掴んでいったり、レースの内容が悪かったのであればそれがフィジカル的に足りていなかったのか、メンタル的に整っていなかったのかを細かく分析して、次に備えればいいと思いますし、逆に思っていたよりも走れた人は、さらに高みを目指すために、どこを改善すべきか、どの不足を補うかを、誰よりも考える必要があると思っています。いい走りだった、100点!で終わっている人は伸びません。100点なら余裕で区間賞とっているはずです。

最後に1つ、今回の駅伝では、あくまでも「助っ人」として参加した中距離勢が、直前のメンバー変更があったこともありますが、1区と6区を走っています。どちらもかなりの重要区間だと思っています。ここを我々に走らせていて良かったのでしょうか?新体制になって間もない長距離パートですが、敢えて厳しいことを言うのであれば、もっとメリハリのある練習をして、来年はこの区間を我々が走らなくてもいいようにして欲しいです。何なら僕らが枠に入れないくらいに全員速くなっていて欲しいとも思っています。

素質なんて関係ない。
勝つのはいつだって根性のある奴です。

来年の丹後駅伝に向けて、目的を持って頭使って、鍛錬に励んでください。これからもたまに長距離パートにお邪魔させてもらいます。

以上。今までで1番自分の感情に近い文章が書けたような気がする。100点ではないけど。
次は期間限定のレアキャラ、こさかくん