え・いが ほん え・ほん

本や映画や海外ドラマの好きな私。その感想などを中心に書いてゆくつもりです。
子供に読んであげた絵本も紹介してゆきます。

魔物(上)

2008-05-20 14:36:11 | 
★魔物(上)☆  大沢 在昌

 北海道の麻薬取締官大塚は、ある密告屋の情報から、
麻薬が大量に北海道に持ち込まれることを知る。
応援を要請し、待機するGメンたち。
持ってくるのは、ロシア人の通称ロックマン。
ロックマンを視認した大塚は、彼が大事そうに持つ包みに不審を抱く。
包囲網をせばめる麻薬Gメンたち。
だが、警察にも同じ情報がもたらされ、現場で衝突。
大塚の機転で麻薬は確保したものの、ロックマンには逃げられてしまう。
そのロックマンだが、組事務所に戻ったところを
警官に取り囲まれてしまう。
だが、異様な力を発し、警官を死傷させ逃亡。
大塚も情報提供者から、パキスタン人の存在を知り、
その確保に向かうが、ロックマンが現れ、パキスタン人と
同僚を殺されてしまう。
ロックマンは銃で撃たれても血を流さず、倒れなかったのだ。
その異様さに驚いた大塚だったが、
ロシア人ホステスジャンナの協力により、
ロシアの教会にあったイコンから抜け出たカシアンという
魔物がロックマンにとりついたことがわかる。
そして、彼を窮地に陥れたロシア人のもとにカチこむ。
そこでロックマンは死亡するものの、
カシアンは今度は北海道陽亜連合本部長、高森にとりついてしまうのだった。

ちょっとオカルトチック?
でもまあ、これくらいなら全然大丈夫かな。
最近の大沢さんは、CIAだのKGBだのと
スケールが大きくなってきてるけど、
これはとりあえず、麻薬取締局だけで済んでるかな。
下巻では因縁の対決もありそうです。

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