影絵の騎士

★影絵の騎士☆　　大沢　在昌

　近未来、東京。
ヨヨギケンは、愛妻を亡くし、オガサワラで失意の日々を送っていた。
ケンは腕利きの元探偵。だが、今はかつての彼の姿はない。
そんな時、旧知のヨシオから依頼が入る。
彼の妻で人気女優のアマンダに関する依頼だ。
渋ったものの、とりあえず東京に出てみたケン。
そこで彼が見たものは、昔とはがらりと変わった東京の姿だった。
友人であり、記者でもある友人から、
今はネットワークなるメディアが幅を利かせていることを知ったケン。
そのネットワークで話題になっているのが、
”双子座キラー”なる連続殺人鬼だった。
そこにきな臭さを感じたケン。
やがて、東京湾に埋め立てられて出来たアイランドで、
ケンは利権にまつわる抗争に巻き込まれてしまう。

未読ですが、「Ｂ．Ｄ．Ｔ　掟の街」の続編ですね。
知らずに借りてしまいました。
でもまあ、これだけでも大丈夫ですね。
ただ前作のケンの活躍がどれだけのものだったのかが
わからないのが残念ですが・・・
今度借りてみましょう。
最近の大沢作品は、よくチェチェンマフィアとかロシアマフィアが出てくる気がします。
（まあ、私がそういうのばっか読んでるのかもしれませんが・・・）
個人的にはあまりそういうの好きじゃないんですけどねー。
なんかあまりに別世界すぎて・・・
それはともかく。
やっぱり最後はああなっちゃうんですね。
大沢作品のセオリーなんですかねー。