日曜日に、すぐに引き返してしまったことに、悔いが残り、友人(あまり乗り気ではなさそうでしたが)にお
願いして今度は二人で、行きました。ちょっと一人ではまた同じようになりそうでしたので。
やっぱり二人だと違う。下草やクモの巣ものりこえ、迷いながらも、「木地観音堂」に到着することができ
ました。扉は閉まっており、すりガラスなのでお堂の中は見えません。秘仏は60年に1回のご開帳と書か
れていましたので、仕方ないかとあきらめていたとき、なんと扉が自動ドアのように開きました。
びっくり。・・・友人が手で開けただけでした。
お堂の中はきれいにされており、毎日だれかがお世話をされておられるのが、わかりました。壁には額
縁に入った般若心経の写経が掛けられていました。秘仏「十一面観世音菩薩」さまは、奥に鎮座されてい
ると、思われます。当然拝見することはできません。手を合わせて、扉を閉めさせていただきました。
ふりかえると、快晴の青空と緑の山々が目の前にとびこんできました。
すばらしい風景です。無理を言って一緒に来てもらった友人もこの景色、空気は気に入っていたようで
よかった。
廃校になった小さな学校がありました。映画のロケにでもでてきそうな学校です。
「龍岡小学校木地分校跡」と石碑に書かれていました。この人里離れた山奥で子供たちが走り回っている
ようすを、なんとなく想像してしまいました。なんか、いい。