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明日へ続く道

110218 ミニレッスン ~ 学び合い~ 「友達支援」「目標の持ち方」

2011-02-23 | ミニレッスン
ある研究の一環で、漢字テストの前に、漢字を学び合いで覚える時間をとっている。
今日は、その前にミニレッスンを行う。
前回の漢字テストで、合格点(100点)をとれなかった子が2人いた。
そのことのふりかえりからミニレッスンに入った。

『○○くん、なぜ取れなかったと思う?』
とれなかった子をクローズアップしたくはないが、
それを責める土壌はないだろうと思い、思い切って聞いてみる。
「教えてばかりで、自分がやっていなかった」

この子はいつも合格点をとれる子。
だから一生懸命、苦手な子の学習を手伝っていた。
そのため自分のノートをふりかえったり、友達に見てもらったりしなかったようだ。
一文字まちがって覚えてしまっていた。その結果、100点をとれなかった。

更に、うちのクラスでは名前をきちんと書くと10点プラスされる。
最高点は、110点となる。
名前で点数をとれば一問ミスをしても、合格点になるサービスだ。
それで100点に至った子もいる。
でも、この子は漢字ができるので、名前で点数をとる必要があまりない。
だから、10点とれる名前を書いていなかった。
100点をとれればいいのだから、110点はいらないと考えてしまうようだ。
同じような傾向の子が何人かてい、合格点を80点にすると80点分しか覚えようとしない。その結果、どこかでまちがってしまっていて、合格点にならない。

そんな話をした後、次の2つのことを示す。

・最後のたしかめが必要。そのとき、自分だけでは気がつかないこともあるから、友達の力を借りることも大事。
・確実に100点をとるためには、110点を目指す。100点を目指すと、90点、80点になる。


一つのミニレッスンで、教えることは1つ方がスッキリしそうだけど、2つくらいのことは覚えられるだろうと思い、連ねてしまった。


(今日のミニレッスンの所要時間、2分30秒)


漢字テストを採点し返却した後、あまり漢字が得意でない二人の女の子がこんなことを叫んでいた。
「やったー、120点を目指したら110点とった!」
どうやって120点をとろうと思っていたのかはよく分からないけど、ミニレッスンの話をしっかり意識していたようだ。
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