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明日へ続く道

050812 野口芳宏+上條晴夫+鶴田清司 ディスカッション

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
 授業づくりネットワーク2005in福島を終えて その6

 福島集会の最後は、模擬授業を受けてのディスカッション。授業者は、野口芳宏先生。司会は上條晴夫先生。解説が、鶴田清司先生。

 前半は、授業の山場の持ち方について。
 従来型の授業では、45分の授業の中に大きな山が一つあり、それにむけて授業を展開していった。けれども、今の子どもたちの集中力では、45分の中に山場をいくつか作った方がよいのではないかという話だった。
 野口先生の、「本時の目標を決めるのではなく、本時は、指導事項としていくつかの項目を指導するように考えるべきだ」という話が、とてもよくわかった。
 やはり、今の子どもたちは、45分を一単位と考えるのはなく、もっと短い単位で指導を続けるような展開を考えるべきだと感じる。

 後半は、ノート指導について。
 ノートの用途として、野口先生は、「知的生産基地」「知的保存基地」「技能上達基地」の3つを示されている。
 そのうち「知的生産基地」としての活用の話が中心となった。
 授業中の教師の発問に対して、常に○か×かとか、AかBか、などをノートに記させ、児童が活発に、前向きに考える態度を育てる。つまり、通常よくある「発問→挙手→指名」の形でなく、「発問→ノート→巡視→指名」という形になる。このことで、授業中に児童の形成的評価をすることもできるようになる。
 自分は、今まで、ノートの機能として、「知的保存基地」「技能上達基地」としての役割しか考えてこなかった。こうした「知的生産基地」としての活用の仕方も、考えていく必要があるだろう。児童の活発に、前向きに考える態度につなげていきたい。
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050812 野口芳宏先生 模擬授業「うとてとこ」に参加して

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
「授業づくりネットワーク2005 in 福島」レポート その5

 野口芳宏先生の模擬授業があった。有名な「うとてとこ」の実践。
 実は恥ずかしながら、「うとてとこ」の授業の名前は知っているものの内容はよく知らなかった。とういことで、フロアの中での児童役をすることとなった。
 結果的に、野口先生の授業を目の前で受けることができた。貴重な経験だったと思う。
 野口先生の雰囲気は、正に「授業で鍛える」という気構えが感じられるものだった。
 主に席順に発言をさせていたが、自分のところには回って来なかった。あえて自分から進んで手をあげることもしなかった。せっかくの機会、もったいなかったな。もう少し、場に動じない度胸が欲しい。 
 「うとてとこ」、是非教室でも追試してみたいと思う。
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050812 ミニネタ検討会

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
「授業づくりネットワーク2005 in 福島」レポート その4

 ミニネタ検討会にレポーターとして参加することにしていた。こちらも、これほど気が小さいんだと情けなくなるほど、前の晩から緊張してしまった。
 特に緊張した原因の一つは、グループ分け。二十数名のレポーターが3つの部屋に分かれてレポートをすることになったのだが、自分がやることになった部屋には、レポーターとして、阿部隆幸先生、佐藤正寿先生、土作彰先生と、日頃雑誌や本でお世話になっている人がいたのだ。こんな人たちといっしょに並んでいいのかと、とても焦った。
 只、どうせやるならば、大きな人たちの中でやる方が、いい経験になるはずだと、自分に言い聞かせ、当日を待つことになった。

 検討会は、まわりの人たちの暖かい意見に助けられ、発表自体も何とか無難にこなし、ミニネタの改善や発展についての貴重な意見ももらうことができた。是非やってみたいと言って下さった方もいた。

 今回の検討会の形式は、4,5名のグループに、発表者自身が、20分ごとにローテーションし、ミニネタを発表する。だから、同じ発表を4回することができる。
 4回やる中で、発表の仕方も、ほんの少しながら、工夫をすることができたと思う。発表者が他の人のミニネタを聞けないので、相手の発表を聞いての勉強はできなくて少々残念ではあったけれど、繰り返し同じ発表をすることで、伝え方のいい研修になったと思う。

 もし、同じ規模の検討会があっても、今度は今日ほど緊張せずにできそうな気がする。そういう意味では、とてもいい経験になったのだろうと感じている。
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050811 ネットワークパーティ 緊張と充実の夜

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
「授業づくりネットワーク2005 in 福島」レポート その3

 初めて集会後の「ネットワークパーティ」なるものに参加してみた。まわりの著名な先生たちに囲まれ、自分はこれほど気が小さかったのかと、思い知らされるほど緊張してしまった。両隣に青年塾の仲間がいたことが、とても心強かった。少し悩んだが、2次会にも参加することになった。おかげで、今まで知らない世界を知ることができた。

 一番良かったのは、福島の阿部先生と話ができたこと。2次会の最後に、いろいろなことを伺うことができた。日頃ブログを見て、こちらから、一方的に知識や情報をもらっている。この日は、その方と直接話をすることができた。やはり、勉強になることが多くあった。
 授業作りネットワークに参加したことの大きな目的の一つは、阿部先生の近くに立つことだった。その大きな目的がかなった夜となった。

 この日は、阿部先生、佐藤先生をはじめ、たくさんの先生に刺激を受け、今後の自分の方向性を自然と考えさせられた。
 ホテルへ帰る途中によったコンビニで、暇つぶしの雑誌を買った。何となく手にした雑誌は、ビジネス誌「THE 21」だった。特集は、「仕事ができる人vsできない人」の勉強法。著名な方は、様々な勉強に方向性をもって取り組んでいることを知った。
 今の自分は、何となく興味をもった課題に、漠然と飛びついているところがあるように思う。今抱えている課題。やらなければいけない課題。やりたい課題。やっておいた方がいい課題。それらを、少し整理する必要があるのだろうと強く感じた。時間は限られている。今の自分の思い、これからの自分の立場を考え、見通しをもって勉強していかなければならない。
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050811 ワークショップ「授業成立に役立つIT活用ミニネタ講座」佐藤正寿

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
「授業づくりネットワーク2005 in 福島」レポート その2

 まず、岩手の佐藤正寿先生の話が聞きたくて、このワークショップを選んだ。やはり話し方がとても穏やかで、とても聞きやすく、わかりやすかった。活動の流し方も、初めに見通しを示され、それぞれの内容が短すぎず、長すぎず、とても良かった。
 このような雰囲気で、日頃から授業に取り組みたいと思った。

 IT活用のミニネタとして、初めに授業での活用の仕方を教えていただいた。ITを活用して、「学習意欲の喚起」「基礎・基本の定着」「学習技能の定着」「コミュニケーション能力の向上」などを図ることができる。
 教室にプロジェクタや実物投影機があることで、日頃の授業で、ITを簡単にいろいろ生かせることを知った。授業の質も高まると感じた。
 けれども、まだそこまで気軽にプロジェクタを使える環境にないところでは、なかなかそこまでITを活用することができない。やはり早くITを効果的に用いる環境の整備をしてほしいし、こちらもできる範囲でしていかなければいけないと思った。

 次に、授業成立に役立つデジタルコンテンツの紹介があった。こちらは、知っているようで、知らなかったものが多く、大変参考になった。インターネットで手軽につなげるところに、こんないい教材や資料があったなんて、驚きだ。もっと早く知っておきたかった。早速活用してみたいと思う。
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050811 講演「なぜ、<学び合う教室>なのか?」 西川純

2005-08-15 | 授業作りネットワーク
「授業づくりネットワーク2005 in 福島」レポート その1
 
 西川先生は、「おしゃべり」「立ち歩き」など子ども集団を生かして、学び合いの場をつくると、学習の成果が目覚ましく良くなるということを主張されていた。細かいデータを提示していたので、とても説得力があった。

・子どもたちが、わからないことを知るための一番の手段は、人に聞くことであること
・その聞く対象は、教師ではなく、子ども同士の方が多いということ
・多くの場合、教師は、子どもたちにとって、「これでいいの?」「これ合ってる?」と聞くための、評価者となってしまっていること

こうした話に、自分の教室を重ねると、共感させられることが多かった。
 
 日頃から当然、できるかぎり子どもたちに力をつけたいと思っている。その簡単な手段は、やはり「教え込む」ということになるのだろうか?特に時間が限られているときなどは、ついついその傾向になっていると思う。
 それを、子どもたちの「学び合い」という手段に置き換えることができれば、もっと多くの子に、力をつけることができるのだろう。
 「人というプログラムほど、優秀なものはない。しかも人は、相手に合わせることもできる。」と言った西川先生の言葉からもうなづける。

 西川先生は、<学び合い>の場を作るための教師の仕事をいくつか挙げられていた。
1 教えず、ほめる、つぶやく
2 学びの目的を与える。
3 学びの環境を与える。
4 評価する。

 こうした事項をしっかりとおさえ、<学び合い>から子どもに力をつけさせるような教室を作って行きたいと思う。
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