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明日へ続く道

110307 ミニレッスン ~作文~ 「心の動きを書く」

2011-03-07 | ミニレッスン
ミニレッスン FOR WW「心の動きを書く」

“今日のミニレッスン”を貼り、“心の動き”と板書。
『今日のミニレッスンも、以前の復習です。心の動きを書くということをレッスンします』
詩の材料集めで使っているワークシートを配布する。
このワークシートには、ニコ、えん、プン、おや?、よし!が顔マークで書かれている。
これは、葛飾作文の会でS先生に教わった方法をワークシートにしたものだ。

『1時間目の途中から雨が雪に変わったよね。みんなはこの雪を見てどう思ったかな?
 その心の動きを、短い言葉でいいからどんどんこのワークシートに書いてみよう』
時間は2分としてスタートした。
子供たちはどんどん書き始める。

一人、作文の苦手な子が一つしかかけずに止まっている。
自分の気持ちを書いたり、話したりすることが苦手な子だ。
『雪が降ってどんな気持ち?』
「わかんない」
『うれしい?』
「うれしくない」
『遊びたくない』
「べつに」
『このままつもったら帰りはどう?』
「いやだ」
『じゃあそれを書こうよ。‘えん’かな?‘ぷん’かな?』
ようやく鉛筆が動き出した。

2分終了後、班の友達と見合うことにする。
『時計回りでぐるぐる回して、友達の心の動きを見合ってみよう』
1分程度時間を使う。
終了後、ある子が言う。
「また書きたくなっちゃった。先生、もっと書いていい?」
その子の発言をみんなに紹介しながら、○○さんのように、友達のを見たら、「あ、自分もそう思った」という心の動きに気がついた子もいるよね。そういう人は、あとでどんどん書き加えていいよ。

『先生は、みんなの作文や詩、特に詩には、みんなの心の動きを表してほしいと思っています。もし今日の雪のことを詩にするならば、今ワークシートに書いた心の動きを詩の中に入れてみよう。今書いている作品にも、その時の自分の心の動きが書けるといいよね。』
そう話してミニレッスンを終えた。
(“詩に心の動きを表す”というのは、葛飾作文の会でS先生の実践から学んだものである)

書く時間では、早速そのワークシートを使って雪の詩を書いていた子が何人かいた。


(今日ミニレッスン 所要時間8分45秒)


ワークシートを配布したり、作業をさせたりするとどうしても時間がかかる。でもその分実感的な理解にはつながる。
時間短縮に備えて教師からの一方通行で行くか、活動や児童同士のかかわる場面をあえて入れていくのは、メインの時間の確保も考慮するとむずかしいところでもある。
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