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明日へ続く道

110530 東京青年塾セミナーのご案内

2011-05-30 | 授業作りネットワーク
自分が事務局と務めている授業づくりネットワーク東京青年塾でセミナーを開きます。

第一回目となる今回は、メンバーの山田将由さんに、4教科の指導メソッドを伝授していただきます。

山田さんは、まだ若いですが、各方面で活躍しているすごい実践家です。
今回の内容を一番聞きたいと思っているのは、多分自分だろうと思います。

今回は、JUT東京も同時開催です。

是非、みなさんもお越しください。

申込 ⇒ http://kokucheese.com/event/index/12014/


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第1回東京青年塾セミナー


 だれでも実践!楽しく力のつく授業メソッド~4教科スペシャル~ & JUT東京



〈日時〉 2011年6月11日(土) 13:00~17:00(受付12:45~)

〈場所〉 成蹊大学8号館301室  (東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1)



〈プログラム〉

第1部 13:00~15:00

 講座「だれでも実践!楽しく力のつく授業メソッド~4教科スペシャル~」

  講師 山田将由

   【国語】音読

   【算数】徹底復習プリント

   【社会】3キーワーズ

   【理科】グループミッション



第2部 15:20~16:50

JUT東京

 (1)JUT(模擬授業)

 (2)授業解説・講評

 (3)検討会

 (4)表彰式

*JUTについての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。

  http://www.kyoin.com/jut.html

*JUTの出場者を募集しています。申込の際に、「JUT出場希望」とお書きください。出場者は、定員になり次第締め切ります。



懇親会 18:00~20:00



〈講師紹介〉◆山田将由◆

東京青年塾所属。教員ドットコム主宰。

第3回mini-1グランプリ優勝、第3回JUT横浜優勝。

野口芳宏先生、陰山英男先生、西川純先生、土作彰先生等、一流の実践家に学び、ミニネタ、徹底反復、ワークショップ型授業、『学び合い』などを取り入れた、簡単で効果がある教育メソッドの実践を日々深めている。

昨年は全国10を超えるセミナーに登壇。共著に「教師になるには」(一ツ橋書店)「『学び合い』スタートブック」(学陽書房)




〈参加費〉一般1000円 学生500円

(申 込)http://kokucheese.com/event/index/12014/

〈主催〉授業づくりネットワーク東京青年塾

〈協力〉教員ドットコム

    子どものための学級会

    教員と教員志望のためのサークル 『Tサークル』

    教育サークルALLLLLIGHT!

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110522 「学びのユニバーサルデザイン」と「授業のユニバーサルデザイン」

2011-05-22 | 特別支援教育
兼ねてからお世話になっている金子晴恵先生のUDL講座「学びのユニバーサルデザインで授業を変えてみよう」という講座に行ってきた。

この日はネットワークの協同学習の勉強会もあったので間際まで迷っていたのだが、今の自分の関心を優先し、金子先生の講座を訪れた。
これが結果的にとてもよかった。
講座の内容もとてもわかりやすかったし、何よりも今の自分の置かれている状況や考えている内容にピッタリとあっていて、自分の考えを整理することもできた。

自分として一番整理できたことは、「学びのユニバーサルデザイン」と「授業のユニバーサルデザイン」とは違うということだ。
自分なりの解釈での2つの授業を分けると、「学びのユニバーサルデザイン」は、障害のあるなしにかかわらず学びは多様であり、その多様な学びに応える授業づくりをしていこうとするものである。これは当然これまでの授業スタイルや授業構成を大きく変えて行かなければ成しえていかない。今参加させてもらっている授業づくりネットワークの「学びのしかけプロジェクト」で言われている主張にものすごく重なるところである。
 一方で、よく聞かれる「授業のユニバーサルデザイン」というものは、従来の授業に障害や認知の理解を取り入れて、よりわかりやすく、より参加しやすくしていこうとするものである。教師主導の授業の中で行われる工夫や配慮を指しているものが多い。だから、授業スタイル自体が大きく変わることはない。
 こういった授業のことを金子先生は確か「指導のしやすさ」から成されている授業での配慮と言っていたような気がする。この「指導のしやすさ」という考えも、ネットワークの上條晴夫先生の主張している「教えやすさ」から「学びやすさ」へ授業を変えていくということに正に通じることだと感じた。
 だから、おおざっぱに言ってしまうと、「教えやすさ」を軸にした授業をよりわかりやすくすることが「授業のユニバーサルデザイン」であり、「学びやすさ」を追究した授業を作っていくことが「学びのユニバーサルデザイン」になるのではないだろうか。

 ただ、金子先生も従来の日本の教育を否定していたわけではない。一斉指導の良さもあるはずだと言っていたと思う。そしてこれまで培われてきた日本の文化や土壌に基づいた教育というものもある。だから、現状の授業実践の中にUDLの考えを少しずつ入れていこうとすることから始めてほしいとも言われていた。
 そんな話ので、自分のメモには金子先生のこんな言葉が残っている。
「いろいろな可能性を探ってほしい」
「いろいろな方法を見いだしていってほしい」
「日本には日本の中で作られるものがある。日本発のUDLがあってもいい」
 多分に主観の入ったメモなので金子先生の言葉をきちんと伝えている自信はない。でもこうした考えも、上條先生の言われるハイブリッドの必要性とも大きくつながるところのように感じた。


さて、自分の授業をふりかえってみる。
教師主導の一斉授業の中で「授業のユニバーサルデザイン」に配慮をしている時間がやっぱり多い。
でも、昨年の共同研究として行ったマルチ能力を生かした漢字学習や、ライティングワークショップでは、多様な学びを意識した「学びのユニバーサルデザイン」の授業にずいぶん近づいたように思う。
そして、その両方の要素を取り入れて授業を進めていこうと試みることも少なくない。
今はどれもが未熟な授業だけど、この方向で授業を考え、作っていくことができれば、「日本らしい学びのユニバーサルデザインの授業」をみつけていけるのではないかなどと、ちょっと偉そうな思いに駆られている。
この意気込み、果たしてどこまで続くのだろうか。
コメント (2)
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