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明日へ続く道

ミニレッスン ~調べ学習~ 「参考資料について」

2011-02-22 | ミニレッスン
テーマにそって調べ、まとめるという総合的な学習の時間の中でのミニレッスン。
一番伝えたいことは次のこと。
(1)まとめている新聞やポスター、作文に参考資料を明記する。

更に、次にことも伝えておきたい。
(2)丸写しはいけない。
(3)たくさんの資料から調べられるとよい。

“今日のミニレッスン”を黒板に貼り、“参考資料について”と板書。
そして、学級文庫から絵本「ともだちや」をもってくる。
『先生が、この本をそっくりそのまま書き写して、先生の名前を書いて、
新しい絵本が出ましたって紹介したり、売り出したりしてもいいですか?』
「だめ」「ずるい」
『そう、先生はこの本を盗んだわけではないけど、それは、盗作と言って盗んだことと同じになってしまうんだね。』
『では、この本がらアイデアをもらって作品を出すことは?』
「それならいい!」
『それもあまり量が多いといけないことです。それに、やっぱりだれかから情報やアイデアをもらったのかは、きちんと伝えた方がいいよね。だから、もしアイデアをもらったのならば、そのことを参考資料として、きちんと書いておくようにします。その方が、読んでいる人が、だれからアイデアをもらったのかがわかるし、いただいた相手にもしつれいがないでしょ』
“参考資料を書く”と板書する。
『だから、今みんながまとめている新聞や作文にも、きちんと参考資料を書いておくことにしましょう。そして、この参考資料が多い人は、たくさんの資料から調べたことだから、いい調べ学習ができたということになるね』

この後の調べ学習では、多くの子が参考資料を明記していた。でも、やっぱり書かずに提出しようとした子も何人かいた。そんな子には、
『今日のミニレッスン、何やったんだっけ?』
と問いかける。
「あっ」
と言って机に戻る。
ほとんどの子は、それ以上言わなくても参考資料を書いてもってくることができた。
『ミニレッスンで何やったっけ?』と聞く方が、『さっき先生、何教えたっけ?』と聞くより思い起こせるように思う。
ミニレッスンという括りの効果なように感じる。

それから、参考資料をなぜ載せるかは、読んでいる人が他の文献にも当たることができるという意味も強いのかもしれないが、今回はそれはいれなかった。

(今日のミニレッスンの所要時間、5分)
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