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明日へ続く道

120408 ミニレッスン~学級開き~ 「本気で怒ること」

2012-04-22 | ミニレッスン
 学級のスタートにあたり先生が話しておきたいことをいくつかに分け、それを時間を見計らって、順々に話していきました。
 ミニレッスンということで、子どもたちには10分以内で話すと伝え、タイマーをスタートさせてから話を始めました。

 先生の話(1)は、「本気で怒る」ことです。
『教室は、みんなが安心、安全に過ごせる場所にしていきます。だからこれから先生が本気で怒ることを3つ、伝えておきます』
 そういって、掲示を見せながら次の3つのことを話していきます。

  ・命、大けがにかかわるとき
  ・いじめ、差別にかかわるとき
  ・あやまらない、直そうとしないとき

 この叱る3原則は、野口芳宏先生の著書によく紹介されています。先日の東北青年塾のセミナーでは、有田和正先生も同じような3点を示されていました。黄金の3日間の実践の中でもよく見かけます。ですから、かなり的を射ている3つなのではないかと思います。

 最初の先生の話で、この叱ることをもってきた理由は、大きく2つあるかなと思っています。1つめは、担任としてみんなの安心・安全を守っていくという強い意志表示です。2つめは、怒らない宣言をすることです。怒る規準を示すということは、怒らない規準を示すことです。「この3つは本気で怒る」ということは、「それ以外のことは、怒らないよ」ということを宣言しているわけです。これは子供たちへの宣言というよりも、担任自身への宣言の方が大きな割合を占めている気がします。
 もちろん他のことをしても何も言わないわけではありません。悪いことには声はかけるし、話をしますし、注意も指導もします。でも、威圧的な叱責、大きな声、長い説教で怒ることはしないということを子供たちにも自分自身にも言い聞かせているわけです。

 そうそう「怒る」と「叱る」は、使い分けていることが多いかと思いますが、広辞苑では、「怒る」の意味に「叱る」とも出ていますので、ここでは同義語として使っています。
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