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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

〇十の手習い

2018-09-06 21:55:10 | 日記

 筆をくるっと返す、簡単そうなんですが、相当難しいんですよね。
 ただ、ここまで手を取って、秘儀のような筆遣いを指導してくださる先生はないよって、書道歴が何年にもなる中山さんが仰っていました。
 そう、普通は、そんな細かいことは絶対に教えない、自分で盗ん会得するものだって。

 〇十の手習いではありませんが、先月から、静岡の福田房仙先生の房仙塾にお世話になり、生まれて初めての書道というものを経験させていただいています。
 そもそも、この年齢になってなぜ?ってことなんですが、筆字が書けたらなあと思い、孫たちの通う書道教室に一緒にとも思ったりしていたのに、忙しさにかまけてずるずると数年。
 昨年だったか、友人のFBを見て、こんな先生のもとで手習いが出来たらと思っていたところ、縁あって年を越した今頃。

 筆字が書けるだけなら、孫と一緒に三軒目の書道教室で何ら問題はなかったと思いますが、我が国の“道”に共通した思念、そんなことの一端に触れたいと思ったことも大きな動機なんですね。
 房仙先生、華奢な身体ですが、眼差しが優しくもありながらとても厳しい。
 きっと、友人のFBを見て、そんなお人柄を感じたからなんでしょうね。

 今日は2回目ですが、もう先生の慧眼で腹の底を見抜かれてそうだなと感じ、こりゃ、当分足抜けできないかも~と。
 上達はともかく、くるっと返すとか、何度も何度も先生の筆運びを見させていただき、そうか、そうかと思いながらも、思うように動かない手もまた楽しく、手習いハマるかもと思っています。


 それはそうと、初段だという孫は教室の先生から甚く嘱望されていると伝え聞いていますが、一緒に半紙に向かう日が来るのか?とか夢想するのも面白い!
 
 もう一つ、明日は、皆生の東光園で「第3回 米子房仙塾書道展」及び「書道ライブと健康ランチ会」が開催されますよ。
 詳細は、https://www.facebook.com/events/319911708576557/ をご覧ください。


満を持して

2018-09-05 21:05:07 | 自然農業

 台風一過は、とても過ごしやすく快適な一日でした。
 そんな今日は、満を持して?大根の種蒔き。

 さて、東出雲の畑のお隣さん、畑をやって60年とも70年とも経っていそうですが、今年は葉物が全然育たないと長嘆息でした。
 この大ベテランをもってしてもそうか!って思いましたが、後の祭り。
 でも、雨も降ったし、ダイコンは葉物じゃなくて根菜だから大丈夫じゃない?とか適当に。

 9時過ぎに朝仕事を終え、朝ごはん。
 さて今日は、やっておこうと思いながらやれなかった加工品づくり!
 まずは、イベントのカレーのベースとなる玉ねぎ、エシャロット、紫エシャロット炒めから。

 おっと!肥満児玉ねぎってこうなりやすいんだよな~~。
 でかいやつが皮むきも楽だし、なんてついつい道の駅で選んでしまったんですね(^^;;
 よく吟味しなくちゃね。


 炒めながら、一方では朝摘んで、ひと洗いして乾かしたバジルでバジルソースづくり。
 一段落したので、この際だ!ホーリーバジルを摘んできて葉っぱ外し。
 葉が小さいので意外と時間がかかり、タイムオーバー(><

 東出雲に移動して、ニンニクや紫エシャロット植え付ける圃場の草刈りと耕耘。
 時間がちょいあるので、ついでにサツマイモ畝の草取り、最後に植えたシルクスイート、水遣りがほとんどできてなかったので、いやはや申し訳なかったね~とつぶやきながら。
 それにしてもですが、葉っぱを食べた御仁の活躍もあり、これしか伸びれなかった?
 さて、これからでも蔓が伸びてお芋がつくのでしょうか(^^;;


ありがたや、ありがたや (≧▽≦)

2018-09-04 19:01:46 | 日記

 渇水には往生しましたが、出雲って守られているかもしれません。

 台風21号による雨のピークも過ぎたようで、真っ黒な雲にも明るい場所が戻ってきました。
 被災された皆さんもある中ですから、本当に不謹慎だと思いますが、先日に引き続いての願ってもない雨でした。
 風も予報通り弱い風で終わりましたし、降雨量もほぼ予報の範囲内でしょうか?

 近年、災害を起こす地震や台風などの直撃が殆どないし、あっても水嵩が徐々に上がるくらい。
 今読んでいる坂本政道著「出雲王朝の隠された秘密」では、記紀で大きく取り上げられている出雲であるが、実態はそれ程のことはなかったんじゃないか、半分時点ではそんなニュアンスです。
 これと結びつけるのはいささか強引かもしれませんが、出雲にはベールに覆われた“殊のほか”と思えるようなパワーを隠し持っているのかも~!(^^)!

 そんな今朝、雨が来ないうちにと畑で草取り。
 身勝手なものですが、もうチョイ降らなきゃよかったのに~~(^^;;

 それにしても、雨降りの日って、お百姓さんには有難いものだなあ、と思えます。
 百姓というくらいですから、「農」に関わってやることは山ほどありますが、外で汗する仕事だけではなくて屋根の下だったり、PCに向かうことや本に向かうことだってある。
 今日は、苗づくりだ!ってことで、白菜やのらぼう菜、レタスなどの苗づくり、そして、刃物の研ぎ、納屋の片付けなどなど、程よい体感温度のお陰もあって百姓仕事がはかどりました。


 ありがたや、ありがたや~ (≧▽≦)


いったいいつまで

2018-09-03 21:44:44 | 日記

 昼寝をしていて、あまりの蒸し暑さに目が覚めました。
 風が通り、日差しの入らない寝心地良さそうなところを探して部屋を転々としましたが、結局エアコンをつけてしまいました。
 
 エアコンのスイッチを入れて、納得!
 室内温度の表示が34℃です。
 もう9月に入っているんだけどなあ、、、

 朝は、だんだん道路の温度表示は20℃だったり、21℃だったりでしたから、気持ちよく畑仕事ができ、ついつい予定をオーバー、結局朝昼兼用の食事となりました。
 早めの昼食を終え、お昼寝に入って間もなく・・・・

 今日の最高気温一覧を見ると、な、なんと、島根県益田市が全国一で35.3℃、松江は、12:54、寝苦しさで目を覚ましたちょうどそのころ、34.1℃を記録していたんですね。
 結局、夕方までエアコンの中で片付けしたり、紫蘇ジュース作りをしたり、日陰になった17時を過ぎてから草刈り機を回しましたが、大汗をかきシャワーが最高!ビールが美味い!

 という一日。
 さて、これって台風の影響?
 いったいいつまで日中作業のできないお天気が続くんでしょうね。


栄養学が限界を迎えて~食生活基礎講座

2018-09-02 20:55:12 | 持続可能社会

 朝、ホテル一畑まで迎えに行き、9:30から16:15まで、ほぼ一日の長丁場、基本的には同じ要旨のお話でしたが、新たな目から鱗だったり、そうだった!というのもあり、とっても有意義で濃い幕内秀夫さんの「食生活基礎講座」でした。
 参加者は少なかったけど、それだからこその全員かぶりつき、深い意識の交流ができたかな?



健康な歯茎は農家の人
 参加者に歯科医の先生がいらっしゃいました。
 1,000人余りの来院患者の口腔を見てきたが、とても健康的な歯茎をしている方は農家の人か健康にとても気を付けている中の一部(!)の人たちです、と自己紹介の時に話していらっしゃいました。
 一緒に参加された歯科衛生士さんは、幕内さんの講演を聞いてから、口腔ケアの指導を間食指導から食生活全般へと変えてきました、と話されていました。
 お二人のお話は今日の幕内さんの話と深くリンクしていましたが、それは後に譲るとして、、、

 恐らく初めてだったと思いますが、ご自身のプロフィールについても触れられました。
 学生時代、徒歩での日本列島縦断や、山梨の棡原地区の疫学調査を見て現地入りし、勤めて2年の職を辞したこと、この時代に書かれた食生活と健康に関する本を全部読み漁ったこと、食事療法を実践する全国の医療施設をくまなく回ったことなど、社会人でも現場主義に徹した姿は感嘆ものです!
 いい意味で相当変わっているよなあと思ってきましたが、その思いを新たにしました。

栄養学が限界を迎えている
 さて、肝心な講座の話はいっぱい伝えたいことがありますが、その要点だけを簡略に。
 最初に、栄養学の登場で明治期から食生活の考え方が何が取れるかから何を食べるかに変わり、栄養素を考えることが科学的な食生活だとの常識を作ったが、人が生きていく上で栄養素でわかっていることはごくわずか、腸内細菌叢(フローラ)の研究が進むことによってここ数年で大きく変わるだろう。

 栄養素は参考にしかならないのに指針にしてしまったことと、欧米崇拝主義が最大の誤り。
 その結果は、
食が欧米化したのではなく、成分が自由に調整できる「工業製品化」し、米の消費量の減少を招き、そして、最大の変化は「主食」の工業化という現実を生み出した。

食の工業化とカタカナ主食の行きつく先は
 その主役はカタカナ主食で、それが増えて
  〇「工業製品」だらけになった
  〇食品の安全性の不安が増した
  〇地域性や季節感がなくなった
  〇「咀嚼」しなくなった(食事の咀嚼回数の激減~味のあるものは噛まない!)
  〇だらだら食べになった
  〇油脂類と精製糖を一日中とるようになった

 その結果、寿命の短命化が進もうとしているが、その先進県は劇的な食生活の変化を体験した沖縄で、65歳以下の死亡率(約30%)は全国トップ。
 
油脂類と精製糖で工業製品化したカタカナ主食の浸透で、日本全体が沖縄を追随している。
 沖縄の久米島では、中2の52%に糖代謝異常との調査結果があるが、全国の子どもがそれに追随している現状、僕たち大人は良いけど、これからの時代を託す子どもたち、このままでいいの?

90歳、100歳まで畑仕事 
 僕は、酵素玄米と味噌汁を中心にした食に切り替えて(やってみるとこれがとっても美味しい)、体重が劇的に減ったこともありますが、体質が劇的に変わりました。
 玄米を食べる時、咀嚼回数は一口30~100回、こんな食生活に似合いの副食ですから、少なくとも戦前の1,400回以上にはなるだろうと思うけど、僕の歯茎は健康な色をしているのかなあ(^^

 90歳、100歳まで畑仕事をして、ある日突然倒れてそのまま召されて行きたいもの。
 10年もベッドやチューブに繋がれる人生はごめんだなあ。

 結局横道にそれてしまい、中途半端な報告になりました。
 明日からは、また百姓仕事がまっていますので、以上で!