見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

完全ホームスクーリング

2023-05-31 20:40:04 | 教育

凄い人がいるものです。

京都府で唯一の村、標高500mですから“天空の村“かな?そこの童仙房という集落に暮らすご家族。
わざわざのⅠターンで、ネットで知り合った奥様と4人の子どもたち。
最初の子どもが4歳の時に小学校が統合されて、統合小学校まで10キロ。

今の教育制度は制度疲労を起こしていると認めつつも、教育内容を含む義務教育制度には最大の敬意と感謝をお持ちと書いていらっしゃいます。
けれど、物理的理由と子どもの意思を尊重してホームスクーリングを選択。
21歳になる長子を筆頭に14歳の末子まで4人のお子さんを、完全ホームスクーリングで育て、現在、長子は三重大学に在学、次子は京大を目指して2浪、三子・四子も紆余曲折あるものの学校の教育内容の理解は凄いようです。

ただ、ホームスクーリングと言いつつ、ほぼ完全に子どもたちの自主性に任せている。
それなのに、4人の子どもたちは並外れた独学力を身に付けている。
そこには、昔話を中心に大量の読み聞かせ、大量の読書、大量の書き写しという3つの秘策?がある、誰にでもできそうだけれど、徹底することの困難さを乗り越えているところが凄いかなあ、、、

「学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力をつけたのか?」という長いタイトルの本ですが、出版されたばかり。
たまたま、全く違うテーマでネット検索していて出会ったのが「誰でも独学ネット」というサイトで、本を出版したという記事を読んですぐに注文し2日かけて読み、冒頭の感想。

案山子の独学力って?
本を読みながら思い浮かんだのが久延彦とアナスタシアの子ども。
久延彦は、出雲発祥と言われる案山子のことで、田んぼの水に写った蓑笠(月)を通して世間を知悉している知恵の神様と言われています。
また、アナスタシアの子どもは、クマと狼に育てられながら、自然からあらゆるものを学んでいると。

我々は、宇宙の当体だから、あらゆるもの・ことに通じていると言われます。
それが故に?例えばアインシュタインの相対性理論は、降ってきたというような言われ方をしますね、勿論、ベースがないと降りて来たって受け止められないけど。
同様に、透徹した理論はそのような言われ方をします、あっ、芸術もですね。

あらゆる真理に繋がることのできる力?意識?のベースの有力な一つは独学力だと思いますが、自然との融合の中からその力は生まれないのか?
敷衍して、今の教育ってどうなのよ、と思っていますが、さて、、、

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