トドノネオオワタムシ[Prociphilus oriens]
2008.10.2 空知支庁中部
アイヌ語でウパシキキリ。その意味は(ウパシ=雪、キキリ=虫)。
和名でも通称『雪虫』です。
春にヤチダモやアオダモなどの一次宿主の幹で越冬した卵から第一世代の雌の幼虫が孵化。
第二世代の雌は成長し、羽化するとすべて有翅の成虫となり、
二次宿主のトドマツに移動し、その後、単為生殖を繰り返す。
秋になると有翅の雄と雌が現われ、トドマツからヤチダモへ飛翔移動。
この時の光景が雪の様に見えるので『雪虫』と云われる。
北海道の一部では既に雪虫が見られるようになった。
さて、平野部での初雪はいつになるのか?
もう幾つ寝るともう冬である。