キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

あぁ、ヒョウタンゴミは何処?

2006年08月04日 | 採集記・撮影記
道央の日本海側の地域に行って来ました。

今まで採ったことのないヒョウタンゴミムシを探して、
某川河口の砂浜を歩いてみました。





流木、ゴミ、板などを片っ端からめくって歩く。
石狩浜などに比べ、ゴミの内容は殆どが天然素材である。
流域に人が殆んど住んでない事と、地形的に内湾になるので海流によって運ばれるゴミも少ないみたい。
特にハングル文字の容器が一つも見つからない綺麗な砂浜であった。



ハマベハサミムシ[Anisolabis maritima]★★
砂浜に普通。翅が無い。

今回、最も多く見られた。
丁度、孵化時期だった様で、流木を動かしてみると、幼虫がクモの子を散らした様にザワザワッと動き、一瞬、血の気が引いた。




オサムシモドキ[raspedonotus tibialis]★★★
海岸や河川の砂地の石の下などに生息。あまり多くは見かけない。

流木を動かすと、砂地に直径1cm程の穴が開いている。
サイズ的にヒョウタンゴミだ!と思い、掘ってみる。
すると、コイツが出てきた。
まだ、足が白い綺麗な個体。新成虫と思われる。




キベリマメゲンゴロウ[Platambus fimbriatus]★★
綺麗な川や池で見られる。

見つけた時、一瞬、目を疑ったが、やっぱりゲンゴロウ。
しかも、小川などで見られる種が河口から数百m離れた砂浜のゴミの下に・・・。
どこから来たの?



結局、朝の5時から7時まで、2Km弱の砂浜を往復したが、
ヒョウタンゴミムシは見られなかった。残念



帰り道、以前から良い景色だと思っていた場所が、晴れていたので撮ってみました。


「ソバ畑の一本の木」


良いアングルから撮りたかったが、時間が無かったのでまた今度。




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