ニホントカゲ[Eumeces latiscutatus]
2007.7.29 札幌市
有名なネキポイントの石碑周辺に座っていたら、こちらの目の前を悠然と歩く大きなトカゲが居た。
そのトカゲはギガンティアが飛来する有名な木を登りだし、1.5m位の高さにある樹洞に潜り込んだ。
樹洞は根元まで繋がっており、約2分後、トカゲはカマドウマをくわえて下の方から出てきたのである。
結構大きなカマドウマだったのに、「ぱくっ!ぱくっ!」と2回くわえ直しただけでほぼ丸呑みした。
しかし、脚が一本、口からはみ出している。
少し苦しそうに舌を出していた姿が滑稽だったのでレンズを向けたら、
威嚇するかのように此方ににじり寄って来た。
「何、見てんだよ!」とでも言っているかのような表情。今見てもとても滑稽だ。
しかし、このトカゲがここの山神なのかも知れない。
このトカゲを笑った自分は、今年一年、ネキに全く縁がなかったのである・・・。
来年、このトカゲに出会っても、笑わずにいられたら、ネキに会わせてくれそうな気がする。