大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

終電まで営業してほしい

2006年05月31日 | 三越歌舞伎
三越劇場では日経主催による「健康セミナー」がありました。

16:00 いよいよ「三越歌舞伎」仕込みの時間。
まず、奈落においてある定式道具を7階の倉庫へ避難させる。
“油地獄”では大量の油で(大カメ二杯分)舞台上はどろどろになります。奈落に漏れてしまうと大変なのであらかじめ避難というわけ。

花道と張り出し舞台、義太夫の外山台も仮設。附け場も確保。福ちゃん早く見においでよ。
舞台上には、漏れない地絣を敷きます。(おむつじゃないよ)
大黒をはずしてそのレールに“車引”のドロップ。
仮設レールに同じく“車引”のドロップ。

ちょっと休憩して、20:00から大道具、小道具の搬入。
4t車三台。平野屋さんご苦労様でした。
客席に並べられた大道具に
「こんなにあるんですか。これ全部飾れるんですか?」
劇場関係者の心配の声をよそに、仕込みは進む。

花道と外山台の囲いを立てる。
ヤートコセを吊る。
大バックを一枚張る。

今日はここまで。
22:00終了。皆様、お疲れ様でした。

東京駅でビールを買おうと思ったらキオスクは全部閉店
ショック
コンビニで買っておくんだった。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/29 三越歌舞伎 道具調べ

2006年05月29日 | 三越歌舞伎
三越歌舞伎も初日まであと4日。
明日は劇場に搬入する日ですが、
ちょっとその前に、道具調べをやりましょう。

製作場に仮組みをして道具の具合をチェックしていきます。

舞台転換に従事する大道具さんは今日が大道具と初の対面。
事前に図面は渡してあるので、皆さん予習はばっちり。
開始前に簡単な打合せをして早速道具調べを開始!
「女殺油地獄」“河内屋の場”“豊嶋屋油店の場”“徳庵堤の場”
の順にチェックして
最後に
「車引」

直しや段取りも含めて九時から五時までたっぷり。
まあいろんな問題が出てくるものです。

その後私は三越劇場へ行き、平台に細工を。
二時間ほどかかった。
午後八時終了。

今日は蒸し暑かったなあ。
東京駅ホームで一人で乾杯。お疲れ様でした
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ準備が

2006年05月27日 | 三越歌舞伎
朝 9:30成田空港。
「欧州歌舞伎公演」先発隊を見送り。
今回の大道具さんはこの四名。


体調管理には十分気をつけてね。

見送り後、京成スカイライナーで上野へ。

演舞場では「東をどり」の舞台稽古中。久しぶりに「東をどり」の舞台を見る。
新橋芸者さんが日本舞踊と邦楽の腕を披露するのですが、
昔は一ヶ月公演が年に二回、行われていて、
しかも切符が手に入らなかったとか。
いい時代だったんですねえ。

三越劇場では「小唄/徳花会」


終演後「三越歌舞伎」の準備。
所作台を今回は使わないので、劇場の外へ運び出す。
ホリゾントをはずし、暗転幕をはずし、中割り幕をはずす。
狭い舞台を最大限に使えるようにいろいろともがいております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舟は小道具

2006年05月26日 | 三越劇場


三越劇場で“三越名人会”がありました。
この写真は 常盤津・舞踊 「乗合船」 花柳錦 之輔・花柳典幸
の大道具。
舟は小道具さんが用意します。


帰宅後

明日、近所の友人が引っ越すことに。
友人「ソファはもう使わないんだけど・・・」
嫁「うちで使ってあげるわよ。ねえあんた、車でとってきて」
(どこに置くんだ。)

深夜11時。何やかやとうちの車に満載。
夜逃げに間違われなければよいが


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜかビビンバ

2006年05月25日 | 大道具
ロンドン、アムステルダムへ行くチーフのK君が事務所に来たので、一緒に昼飯を食べる。ミニ歓送会。なぜか石焼ビビンバ。
あさっての出国、成田までは行きますから。
15:00から「藤娘」のお稽古。
本番はもうすぐです。

事務所に戻って、見積もりをしたり資料を整理したり。

夜は事務所の後輩とビールを飲みにいく。
話の中で明日からのテーマができる。
「かばんを小さくする」
荷物の合理化。肩の荷の軽量化。
軽くなるフットワーク。
広がる行動範囲。

早速明日から実行だ。

にしても小さいテーマだ。おやすみなさい
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/24 大詰めのみ

2006年05月24日 | 観ました
午後、演舞場に行く。
下手の舞台袖から「夏祭り」の大詰めを見る。
団七が水をかぶって返り血を洗っているところをお祭りの神輿が通り過ぎる。
「わっしょい、わっしょい」
と、声をかけていたけれど、なんか大阪っぽくないなあと思った。
「ちょーさやちょーさ」(?)とか「よいやさ」とかと思っていたけど、
役者によっていろいろあるのかなあ。

昼の部が終わった後、ミーティングがあって、話し込むこと数時間。

演舞場に戻って、夜の部の「櫓のお七」の大詰めを見る。
やっぱり下手の幕溜り。
「お七の櫓ってあんなに大きいの?」
「そうだよ、定式だよ。」
最近、三越劇場ばかりやっているので定式の飾りを忘れました。
三越の櫓は、演舞場より背が低い上に、屋根も付いていません。

終演後は夜のミーティング。
話し込むこと数時間。四川料理の店で。
話の内容も、料理も辛口でした。
「去年のロッテの祝勝会ナ」  
「そういやまだお祝いしていなかったなあ」
という理由で全額支払い。
悪い気はしないなあ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/23 10連勝ならず・・・

2006年05月23日 | 大道具
午前中、新川工場へ。
演舞場の来月公演の道具を製作中。毎日の残業、お疲れ様です。
そんな中、27日の所沢での舞踊会の道具を確認。

事務所へ戻り、いろいろと。
「これをやった」という達成感のない一日。

こんな日は
早く家に帰って野球観戦だ!
BS-1で千葉マリンスタジアムから生中継。

延長戦の末、敗れる。
今年は阪神に勝てない・・・
嫁さんはふて寝。
功太郎はウンチもらして怒られて、
わたしは皿洗い。
冴えない一家の冴えない一日。
早く寝よう・・・

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Humanity

2006年05月19日 | 観ました
5/18 新宿コマ劇場 地球ゴージャス「HUMANITY」を観て来ました。
会社からご招待のお知らせが来たので、観させて頂きました。

歌舞伎巡業の打ち合わせがのびて、六本木から新宿に急行。
大江戸線新宿駅からコマ劇場までダッシュ。新宿は広い。
ちょうど開演と同時にドアまでたどりついたものの
「もうしばらくお待ちください。」と案内さんが入れてくれない。
開演から5分遅れで入場。汗だくで着席するも、上から3列目のほとんど最上段からの観劇になりました。

まったく予備知識なし。
岸谷五朗・寺脇康文、唐沢寿明らが出演するとは聞いていたが、しばらくは誰が誰だかわからなかった。コマ劇場の最上段からは認識不可能です。
途中休憩のときにロビーに出ると、お祝いの花が飾られている。それをみて、
「へー戸田恵子が出てるんだ。」という始末。
そういえばアンパンマンみたいな声がしたなあ。

舞台の内容は、とても面白かった。ザッツエンターテインメント!

こんな作品を見られてよかった。
ひたすらにお客さんを楽しませることだけを考えて作られたミュージカルだと思います。
舞台装置もよかった。コマ劇場の機構を存分に使っていて、よく考えられている。
舞台がコマのようにクルクル回って、上に行ったり下に行ったり。
舞台の端から端まですべて使って、宙乗りもあって、と視覚的にとても楽しめるお芝居でした。最上段でよかったかもしれない。

お客さんも一杯で、男性客も多かったなあ。男子トイレに行列が出来てたのもびっくりした。
修学旅行の高校生もいたけれど、これは楽しかったでしょう。

またご招待されたい。そう思いました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/18 飛び六方・・・ 

2006年05月18日 | 大道具
松竹大歌舞伎 夏の巡業 中央コースの打ち合わせ。
松本幸四郎さんの「勧進帳」が目玉。

「勧進帳」の見せ場の一つは、さいごの“飛び六方”のひっこみ。
主君義経を追いかける弁慶が花道の板を飛ぶように駆け去っていくのですが、
巡業公演になりますと花道、鳥屋(とや)の寸法、形状が各劇場でまったく違ったものになります。
そこで事前に各会館の図面と写真を用意しておいて対策を立てておきます。

通常は花道の七三のところまで弁慶が来ると、定式幕を閉めて幕外での引っ込みになりますが、
花道が短いところは幕を閉めないで、上手のほうから六方を踏んだりします。

いろいろと工夫して、その劇場にあわせたやり方で全国各地を回ります。
秋の巡業コースもあわせて、46ヶ所。一つ一つ確認作業。
11月、秋田県:康楽館で900回目の公演を向かえる予定とか。

わざわざ写真をとってメールを送っていただいた各会館担当の方、ありがとうございました。とても役に立ちました。

打ち合わせのあと幸四郎さんから本をいただきました。
『弁慶のカーテンコール』
出来立てほやほやのエッセイ集です。
光文社、知恵の森文庫から 780円です。
本をいただいたお礼に、宣伝でお返しいたします。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/17 はかどらず・・・

2006年05月17日 | 大道具
仕事をしているんだけれど、なかなか前へ進んでいる感じがしない。
今日はそんな一日でありました。

そんな日は
ちょっと野球の話。
プロ野球は交流戦が始まりここに来て盛り上がっているのが千葉ロッテ。
今日はプロ3年目の成瀬投手が初登板、初勝利。
こんな選手知りませんでした。
5連勝。首位に0.5ゲーム差の2位。
今日みたいな日はスタジアムに行って大声を出して応援するとスカッとするんだけどなあ。

ちょっとサッカーの話。
ワールドカップが開催される6月に、ロンドンとアムステルダムで歌舞伎公演があります。
イングランド、オランダ 両国とも出場です。
公演日と試合日が重なると・・・・そうならなければよいのですが・・・
搬入、搬出日と試合日が重なると・・・・それだけは避けたいのですが・・・
勝っても負けても町は大騒ぎになるので・・・

昔、ロスアンゼルスで歌舞伎公演をしていたちょうどその時間、ドジャースの試合をやっていました。ピッチャーは前の週にノーヒットノーランを達成した野茂。本番中にもかかわらず舞台袖のモニターは全部野球中継に切り替わっていました。みんな食い入るように試合を見ていました。そんなときに限って舞台上でハプニングが・・・

日本戦と公演日が重なることもあるのかな。
スタッフの皆さん、気をつけましょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする