大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

会場の下見

2008年05月30日 | 歌舞伎巡業
郊外の市民会館、客席に花道を作るため会場の下見に伺う。
座席の取り外し不可。
どの座席からも花道が見えるように。
チケット販売に際してなるべく座席をつぶさないように。
などなど、クリアしなければいけない条件が多い。



駅前に飛行機が止まっていた。
YS-11 
国産旅客機第一号。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千穐楽

2008年05月26日 | 新橋演舞場
今日は新橋演舞場「五月大歌舞伎」の千穐楽でした。
四谷怪談をやると言うことで、先月は御参りなどへも行きましたが、何とか無事に千穐楽を迎えることが出来ました。関係者の皆様、お疲れ様でした。
明日は大阪松竹座で「ヤマトタケル」が千穐楽を迎えます。
こちらはその後、4ヶ月ロングランの最終地、名古屋中日劇場での公演となります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道四谷怪談

2008年05月19日 | 新橋演舞場
新橋演舞場で夜の部「東海道四谷怪談」を観る。

序幕 第一場 浅草観音額堂の場
怪談話だと思って構えていると、幕開きは浅草境内のとっても明るい舞台なのだ。

第二場 按摩宅悦内の場
ここは通称“地獄宿”まあ売春宿ですな。女を買いに来たら出てきたのは女房だったという、笑うに笑えぬ、泣くに泣けぬお話があったりして、ここらあたりから怪しい雰囲気が漂ってくる。

第三場 浅草田圃地蔵前の場 第四場 同 裏田圃の場
浅草観音の裏あたりは昔は田圃が広がっていたんだそう。真っ暗な夜中の田圃道で起こる悲劇と悪巧み。忠臣蔵五段目“山崎街道の場”を思い出させる。この四谷怪談は忠臣蔵の裏話であります。ここでお岩さん初めて登場。

二幕目 第一場 伊右衛門浪宅の場
伊右衛門の子供を生んだお岩さんは産後の具合が悪く苦しい。そこに隣の伊藤家から血の道の妙薬といって薬が届く。これが例の毒薬。苦しいお岩さんは伊藤家の計らいに感謝しながらこの薬を飲んでしまう。おもわず「飲んじゃだめー」と言ってあげたくなる。

第二場 伊藤喜兵衛内の場
お岩さんが苦しんでいるその隣の家では、伊藤家の孫娘と伊右衛門の婚儀がめでたく整っている。こいつらみんなワルでグル。

第三場 元の浪宅の場
お岩さんの顔はだんだん醜くなっていきます。死が近づいているのを悟ったお岩さん、「せめておなごのみだしなみ」と言って髪を梳きます。有名な髪梳きの場面。
中盤のハイライトシーンですね。髪が抜け、血が流れ、ねずみが出て、人だまが出て 怪談物ならではの演出が続きます。お岩さん絶命。

三幕目     砂村隠亡堀の場
伊右衛門が魚釣りをしていると、見覚えのある戸板が流れてくる。お岩と小平を殺して表裏にくくりつけた戸板だ。引き上げてむしろを取ると、「うらめしやー」とお岩が。裏を返すと「くすりくだせー」と小平が。中村福助丈の早代わり、戸板返しの仕掛けが楽しみ。

大 詰 第一場 蛇山庵室の場
伊藤家と民谷家の人たちが南無阿弥陀仏を唱えている。お岩の亡霊に悩まされている伊右衛門は半狂乱。幽霊となったお岩さんのワンマンショーの場。提灯抜けや仏壇返しといった大道具の仕掛けがたくさんある。

第二場 仇討の場
雪降る中での立ち回り。フィナーレ。
「本日はこれぎりー」でめでたしめでたし。
歌舞伎はこういう終わり方が出来るのがよいなあと思います。

「東海道四谷怪談」
演舞場では五十九年ぶりの上演だそうです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Happy Wedding

2008年05月18日 | 休日
日曜日
結婚式に出席する。
カミさんのいとこのユカさんがお嫁に行くという。
お嫁さんの父上に、「今日は裏の主役ですね。」と声をかけると、「主役になんかなりたくないよぉ。」と泣いておられた。

今日はよっぽど日取りがよいらしく、
もう一件、結婚式に出席する。
大道具さんと衣装さんが結婚するという。
職場結婚ですな。
歌舞伎の巡業で愛が芽生えたらしい。
カツノリさん、ユウコさん、結婚おめでとう。
カツノリさんは7月も歌舞伎の巡業に出るそうです。
新婚早々、単身赴任状態に。
「巡業なんか行きたくないよー」
と泣いておられるかもしれない。

結婚式に泣く人は多い。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/17 徳花会

2008年05月18日 | 三越劇場
「やばいっすよ」
「なにが?」
「そのあたま、やばいっすよ」
私のヘアスタイルについていつも忌憚の無い意見をしてくれるシンチャン。
「はげでテンパーは救いようが無いですね。床屋へ行ってください。」
床屋へ行けば救われるのか。
明日は結婚式がある。
しかも二件も。
せめて男のみだしなみ。床屋でも行くか。

三越劇場では小唄「徳花会」が開催された。

男性会員の方が多い。
皆さん身だしなみはばっちりである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/16 工場にて

2008年05月17日 | 大道具

新川工場では一年のうちでこの時期がもっとも過ごしやすいのではないかしらん。
今日も暖かく気持ちのよい日だ。
亀たちも気持ちよさげ。


絵描きさんたちは今月末、新橋演舞場「東をどり」の道具にかかり中。
こちらは気持ちよさげ・・・でもないか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤の花

2008年05月10日 | 新橋演舞場

今頃の季節は各地で藤の花がきれいに咲いている。
これは、近所の公園の藤棚。

今月の新橋演舞場では「藤娘」も掛かっている。
開演と同時に場内は真っ暗になる。
長唄の演奏が始まり、お囃子の鼓の音がきっかけとなりパッと明るくなると、舞台一面藤の花でいっぱい。
それは歌舞伎舞踊ならではの大胆に誇張された藤の花で、
ひとつのものが手のひらほどの大きさがあるとても大きな花びらなのだ。
六代目尾上菊五郎の考案だという。背景の花を大きくすることで自分を小さく、かわいらしく見せるための工夫だそうだ。
今ではほとんどがこのデザインで踊られることが多い。

「藤娘」は昼の部。藤の精は中村福助丈が勤めます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕張方面の話題

2008年05月09日 | 大道具
千葉ロッテマリーンズ
最近10試合の成績

1勝9敗

今日からの楽天戦で挽回しようと意気込むものの、今年のイーグルスはつおい
がんばっていただきたいものです


功太郎写ス(タルボサウルスの復元ロボット ウゴクンデス)

先日<恐竜大陸>にいってきました。
一通り見るのに二時間近くかけました。
別に古代がすきというわけではありませんが、楽しめました。

イチオクゴセンマンネン前の地球がそこに・・・

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする