大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

3/27 パルコ歌舞伎「決闘!高田馬場」撤去

2006年03月28日 | 決闘高田馬場
スペイン坂のCAFE“人間関係”に通うのもひとまず今日が最後か。
15:00からバラシ作業が始まるので、その前にコーヒーを飲む
真向かいに座った女性二人が、自分たちの人間関係の悩みを話し合っている。こちらは耳がダンボ状態。もう少し小さい声で話せないのかな。

バラシは始まると早いもの。
吊り物を最初にばらしてから、舞台上のものを撤収。
このお芝居は、目に見えるセットの量は多くなく、非常に簡素なのだが、それを支える基本舞台の量が多い。
バラシ時間約5時間。

一番最後に、中央にデンと座っている廻り盆をばらし。

22:00 搬出作業開始。
ゴンドラとエレベーター併用。
雨男の私がいるのに、今日は晴れ よかった。
全部でトラック9台。

26:00 無事終了。
皆様、お疲れ様でした。

終了後ビールを飲んで帰る
ああ、空が明るい。眠い

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3/26 パルコ歌舞伎千穐楽

2006年03月26日 | 決闘高田馬場
3月2日に幕を開けたパルコ歌舞伎「決闘!高田馬場」
本日、無事に千穐楽を迎えることができました。
おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

昨日はWOWWOWでライブ中継されたそうです。
観られませんでしたが、
知り合いがビデオにとったというので、それを見せてもらうことにしました。


楽日の挨拶をいろいろと交わして、
夜の部を観る。いつもの音響室指定席。
終演後、鳴り止まないカーテンコール。
音響さんは終演のアナウンスを入れるのが難しそう。

お客さんが去った後、舞台上で乾杯と集合写真の撮影。
安堵感と達成感、以外にもいろんな感情が交じり合った瞬間だったのですが私は上手く表現できません。


今日は大道具の撤去はなし。
明日撤去。パルコ閉店後に搬出です。
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嫁が観る

2006年03月10日 | 決闘高田馬場
嫁が「決闘!高田馬場」を観劇。
時々歌舞伎や芝居を観にいく仲間とふたり。

帰ってくると
「ツボにはまった。」
「久々に面白い芝居だった。」
「歌舞伎の役者はすごいねえ。」
と、辛口が一言も出なかった。
「○○さん(仲間)もパンフ買ってたよ。」
○○さんもけっこう辛口な人なのですが・・・。

明日の食卓には、サービスが一品増えてるかなあ。

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3/6 渋谷の町を歩く

2006年03月06日 | 決闘高田馬場
12:00 パルコ劇場 舞台機構のメンテナンス
30分ほどで終了。
着到前に劇場を出る。

昼食に、道玄坂の途中にある百件店へ行く。
学生時代によく通っていた店が今でもあり、懐かしく写真など撮る。


道頓堀劇場のはす向かい。ラーメン「喜楽」
昼時は行列が出来るけど、回転が速いのですぐに入れる。
二人以上で行くと二階へ案内されるが、お一人様は一階のカウンターで。
一階だとカウンターの中のプロの仕事が見られて面白いです。


喜楽を出て、さらに奥へ70歩ほど歩くと、
「名曲喫茶 ライオン」
店の雰囲気は20年前と変わらず。渋谷の喧騒とは異次元の空間。
コーヒーが500円になっていたのが、唯一の変化。


ライオンの真向かいにあるのが、お好み焼き「たるや」
何が特徴って物があるんじゃないが、20年前からあるんだからいいお店なんです。きっと。
よく飲み会をしました。


道玄坂を降りて、井の頭線の方に向かって右折すると金物屋「吉沢利工」
ここは舞台で使う「ナグリ」のアタマ、柄、クサビなどがそろってます。
電動工具や小物もある。東急ハンズよりプロ仕様のお店です。


井の頭線のガードをくぐって右側にちょっと昇ると、やきとり「鳥升」
鳥刺し、鳥レバ刺し、鳥の心臓、なんかがあったような記憶。
もちろん焼き鳥も最高にうまい。


先日、照明さんたちと来ました、居酒屋「千両」
学生時代に毎日のようにここに来ておりました。
金も無いのにどうしていたんだろうと思います。
私は結婚式の二次会もここで開きました。
おねえさんとマスターもお元気なようでなによりです。


おまけの一枚。
学生時代に時々行きました。
あの頃もおじさんが看板担いでいたよなあ。
懐かしくて撮ってしまいました。


なんか「あどまちっく」みたいになってしまった。

コメント (3)
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パルコ歌舞伎 三日目

2006年03月04日 | 決闘高田馬場
今日は昼と夜の公演。
昼の部開演前に、幕の直し作業を一時間ほど。
着到前に劇場を去る。

午後は東京証券会館ホールで打ち合わせ。
証券マンを目指す若者たちの集団とすれ違う。
もう就職活動は始まっているんだなあ。

こんど大道具マンを目指す若者に向けたカテゴリを作ろうと思います。
うまく出来るか知らないけどね。

事務所に戻って残務整理。
コクーン歌舞伎担当のS藤さんが

「稽古場に行ってきまーす。まだ何にも決まってないけどね。」


「決闘!高田馬場」の記事にたくさんのコメントをいただきました。
応援ありがとうございました。
この場でお礼申し上げます。
コメント (4)
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パルコ歌舞伎 二日目

2006年03月04日 | 決闘高田馬場
今日は夜公演のみなので、掛かり時間は16:30

「人間関係」でコーヒーを飲んでから、スペイン坂をあがっていくと、
上から附け打さんと、附け打の大先輩の直さんが下りてくる。
「おう、お茶でも行こうぜ」
また「人間関係」に戻る。

19:00 開演
音響室から見せてもらう。
21:15 終演
約二時間の芝居ですが、あっという間に終わる感じです。
第一場から第三場まで見どころ満載。
特に第三場は、そのスピード感とライブ感が気持ちいいです。
鳴り物の太鼓に合わせて客席からも手拍子,足拍子。

亀治郎さんの付き人さんが「浅草の蜘蛛の糸の比じゃないです。」というほどの早代わりの大変さ。顔に出来た傷を指差し「これは戦争です」と表現されていました。

終演後、大道具さん、照明さん(あかり組)、附け打さんと ちょっといく。
学生時代から世話になっている「居酒屋 千両」で乾杯。(観劇後などに是非、寄ってみてください)

0:00頃 お開き
お疲れ様でした。




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3月2日 高田馬場に参着。

2006年03月03日 | 決闘高田馬場
渋谷に通うのも一週間。
スペイン坂の中途に「人間関係」というカフェありき。
小屋入りの前に必ずここによってコーヒーを飲むのが日課。
店の奥にある幅広の木のベンチがお気に入り。

午前中は照明の直しを中心に、各セクションの直し作業。

13:00 通し稽古(二回目)
昨日の通し稽古より、さらに新しい演出が入る。

おかしい。

16:30 舞台のお払い式。

この人は?

18:30 開場。

楽屋ではみんな緊張気味。盆操作の佐藤君「ほんとに緊張してます」
そんな事いわれると、こっちも緊張する。
スタッフ用のチケットをもらい、客席へ。
どセンターの席で観劇。
こんなところじゃ、万一のときに動けないなあ。
万一が無いことを祈る。

21:20 終演。
カーテンコール。
前の列で見ていた波野久里子さんが「立ちましょうよー」と興奮している。
総立ちのスタンディング。
初日のスタンディングは国内でははじめてみました。

この風景に不覚にも涙。
この公演でお世話になったたくさんの人に感謝です。
どうもありがとうございました。

終演後、ロビーで初日祝いの乾杯。
役者、スタッフともに興奮冷めやらぬ様子。
皆さん無事に一月お勤めください。
染五郎さんが「よよよい・・・・」で〆る。

その後、付け打ちの福島君と、小道具の石井さんとラーメン屋へ。
餃子とビールで乾杯。
最後は「よよよい・・・・」で〆る。

openning night。
高田馬場にやっとこさ、到着。

「めでてえな。」







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3月1日 舞台稽古3日目

2006年03月02日 | 決闘高田馬場
朝7:00 起床 一時間の眠り。
嫁「なんかお祭りの準備みたいで楽しそうね」
ありがたいお言葉。アザーッす。

9:00 通勤電車の車内から緊急応援要請メールを国立劇場へ送る。
すぐに返事が来る。「OK!」

鳶さんから連絡が来る。
「ちょっと遅れるけど、いけるぜ!」

ゴリさんから「追加の幕は、13:00に一便。16:00に二便が着きますよ」

みんなが、決闘の地「高田馬場」を目指してやってくる。

なんだか舞台裏もまさしく「決闘!高田馬場」の様相を呈している。

こういうお話だったのか・・・

午前中は各スタッフのなおし作業。
午後は予定されていた一回目の通し稽古はなくなり、第三場の稽古。

そして夜。   
第一回目の通し稽古。
初めての通し稽古なのに、客席はほぼ満員。

とちりはあるけれど、何とか止まらずに最後まで通せる。

やっと「高田馬場」が見えてきました。

終了後、演出家のダメだし。
「幕の操作でトチッつた所が面白かったんですが、毎回やれますか?」
・・・・・・多分・・・無理。

明日はもう一回通し稽古をやって、
19:00 オープニングナイトであります。

24:00 なおし作業終了。
シノをはじめ、国立劇場の皆さん、どうもありがとう。
ほんとに助かりました。
鳶のユキさん。明日もお願いしますね。

午前三時帰宅。速攻でおやすみなさ・・・







 


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舞台稽古 二日目

2006年03月01日 | 決闘高田馬場
今日は二場の途中から、三場を舞台で稽古。
どちらも道具調べもないままにぶっつけで稽古。
役者もスタッフもはじめてみる飾りで稽古。
特に三場はきっかけが多く、ところどころ確認をしながらの稽古。

うまくいってるなあと思った矢先に、
想定外の変更が出る。

23:00 フジハルのゴリさん、パルコに呼び出し。駆けつけてくれる
    大道具のコウ君も代官山の現場から来てくれる。
27:00 鳶さんに電話。出てくれる。「明日も来てくれるかな?」
    受話器の向こうでユキさん絶句。「いいとも!」って言ってよ!

三谷歌舞伎は「ラヂオの時間」を髣髴とさせる、スリル満載の製作現場となっております。

明日はゲネプロ。


ものがたりは・・・・・。つづく。






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舞台稽古 初日

2006年02月28日 | 決闘高田馬場
いよいよ今日から舞台稽古が始まりました。
今日は一場と二場の稽古。

大道具の仕込みは遅れているが、一場と二場の分は何とか間にあったといった感じ。
高田馬場への道のり。最後は綱渡り。
稽古終了後、この場の照明あわせ。順序が逆である。

22:00 一、二場の直しと三場の大道具の仕込み。
国立劇場から大道具さんが応援に来てくれる。
本当に助かりました。どうもありがとう。

27:00大道具チーム終了。
28:00鳶さんチーム終了。

午前五時、帰宅。
お弁当とビールを一本。
おやすみなさい。



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