大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

アール・ヌーボー アール・デコ

2011年05月16日 | 大道具
今回の『ガブリエル・シャネル』

金の緞帳だけでは飽き足らず、

黒の転換幕までアール・デコ風にしてしまった。





ガブリエルシャネルの生きた19世紀から20世紀は、

芸術的に言うと、

アール・ヌーボーからアール・デコへの転換期・・・だそう。

ここ日生劇場の建築設計もアールヌーボーの雰囲気が随所に取り入れられている・・・そうで。

劇場ロビーに入ったところは19世紀で、

客席に来ると20世紀の象徴、黄金のアール・デコ緞帳が目に飛び込んでくる。

うーん、こんな仕掛けが用意してあるとは。
コメント (1)
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熱狂のアンコール

2011年05月14日 | 大道具
『ガブリエル・シャネル』

初日開幕。



“スイスのホテル”の場。

シャネルゴールドで仕上げられた廻り階段の手すり。

曲線の階段に沿って、曲線模様の連続。

「どうやって作るのかと思ってたんだよ」

と美術の河童さん。

他にも、

ソファーとカーテンの生地(同じもの)

や、

大理石の壁、柱、床の仕上げ。

など細かいこだわりがたくさん。


初日のカーテンコールは何回あったのかなあ。

3回までは数えていたんだけれども。

全員スタンディングでまさに熱狂であった。




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シャネルゴールド

2011年05月11日 | 大道具
日生劇場『ガブリエルシャネル』
14日に初日を迎える。

その開幕をいまかと待つ、この作品のために作られた「デコ緞帳」を紹介したい。

デザインは妹尾河童さん



金色に輝く格子模様。

裏からブルーの布を張る。

格子を製作するのも大変だが、

色をつけるのも一苦労。

ただひたすらに金色の絵の具を塗りこむだけの単純作業。

塗っても塗ってもなかなか先が見えない。

二年前の初演時より、背景部の中ではいつしかこの金色の絵の具のことをシャネルの金・・・

「シャネルゴールド」

と皆が呼ぶようになった。

ブランドの完成。

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スバルの軽

2011年05月01日 | 大道具
スバル自動車が軽自動車の生産をやめた。
ダイハツで生産してそれを売るらしい。
販売店のエンドーちゃんが(かわいい女性です)説明してくれた。

「エーうちの車もうみてもらえないのー?」

「ご安心ください。部品もまだまだ大丈夫ですよー」

ということで、
俄然手放したくなくなってきた。
まだ?
9万キロしか?
走ってない・・・

サンバーちゃんと呼んでいるこの車。
途中で走るのをやめること今まで3回。
そのたびにJAFに引っ張ってもらっている。




スバルサンバークラシック
マニュアル車
パワステ無し
窓の開閉は手動。
たくさんのものを乗せられるというのがいいところ。

無事車検を通過しました。

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