大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

竜小太郎

2009年03月30日 | 現場
3月30日
桜の花はやっと五分咲きくらいか。
ハックション!!
ロンドンではなかった花粉症がまた出てきた。

「Ninagawa十二夜」 公演は無事に千穐楽のフィナーレ。即日、バラシ、梱包、コンテナ積み(40フィート×6本)を無事に終えた。掛かった時間は13時間。
シャワーを浴びてすぐに空港へ向かうという強行スケジュール。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
本日午後、成田に無事に着いたとの連絡。
6月演舞場公演、7月大阪松竹座公演もよろしくお願いいたします。



サンシャイン劇場「竜小太郎特別公演」の舞台稽古が。

流し目のスナイパー
芝居アリ、唄アリ、踊りアリ。
初日は31日。4月12日まで連日公演。
その後は、地方公演へ廻ります
コメント (3)
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改装工事

2009年03月28日 | 三越劇場
3月28日(土)
場内改装中の三越劇場を見学させてもらう。
床下から天井まで。
奥舞台の床下は、何十年も前は楽屋の廊下だったらしく、その床板がまだ残っていた。
80年以上の歴史がある劇場である。
その時代の需要に合わせて何度も改装されているようだ。


写真は大スノコ(舞台の一番上)付近。シートに巻かれているのは緞帳。
照明バトン、美術バトンはほとんどが電動になる。(今までは手動のウインチであった)


舞台から客席を眺める。
照明バトンや天井のステンドグラスを直したり強くしたり。

お披露目は5月です。

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十二夜

2009年03月27日 | 歌舞伎 海外公演
3月26日
今日は公演の三日目。
残すところあと三回の公演。
現地の新聞には劇評が早くも掲載されていて、
その評判が気になるところ。

私は一足先に本日出国。
27日帰国です。
6月の東京公演(新橋演舞場)
7月の大阪公演(大阪松竹座)
に向けて、準備が始まります。

この公演に携わっていただいたすべての方に感謝し、
「Ninagawa十二夜ロンドンリポート」は終わりにしたいと思います。
Thank you very much.
ありがとうございました。



さようならバービカン劇場


世界の車窓から
ビッグベンとテムズ川


「おくりびと」
全日空機内で鑑賞。泣く。

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十一夜

2009年03月26日 | 歌舞伎 海外公演
3月25日
今日は公演の二日目。
客席後方に二台のテレビカメラが。
NHKの収録だそう。
日本での放映はいつなのだろう。
調べておきます。


第一幕:船が嵐に巻き込まれるシーン。
細かいキッカケがいくつもあり、とちると芝居が止まってしまう。
役者、スタッフ総がかりでやってます。
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十夜

2009年03月25日 | 歌舞伎 海外公演
3月24日

11:30から最後の通し稽古。
本番通りと行きたいところだが、第一幕と第二幕の間は、一時間半の休憩を入れる。

14:30第ニ幕の通し稽古開始。
16:00稽古終了

一時間休憩を入れながら、出来る限りの直し作業。

19:00無事初日の幕が開く。

何度かの大波小波にも耐え、
なんとか初日に漕ぎ着けることが出来ました。
ご尽力いただいた皆様に感謝します。


舞台稽古でツケを打つトオル。
舞台転換、キッカケ、ツケと舞台をクルクル走り回る。


廻り盆担当のシライ君。
舞台をクルクル回す。
舞台スタッフの切り札的存在。
モーターの最終チェックしてます。


スタッフ最年少のスケガワ君。
幕引き担当。
オープニングパーティーでの一コマ。
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九夜

2009年03月24日 | 歌舞伎 海外公演
3月23日

ホテルから劇場までは歩いて10分ほど。
毎日、この公園の脇を通る。

この日の予定はこうである。

9:30-10:30二幕テクリハ準備
10:30-12:45二幕テクリハ(役者サンも入ってのテクニカルリハーサル)
12:45-13:45 Break(昼食)
13:45-15:00 舞台稽古準備
15:00-18:00 第一幕舞台稽古
18:00-19:00 Break(夕食)
19:00-19:30 舞台稽古準備
19:30-22:30 第二幕舞台稽古

Breakの時間は全館いっせいに休憩。
地下にあるCafeは演出家、出演者、演奏者、スタッフ、事務局みんなが集まって満員になる。
出演者が休憩の間に舞台ではダメ直しをやるということがない。
安全と健康を守る、ロンドン市のキマリ。
規則正しい休憩はとてもよいのだけれど、

ダメ直しはいつやるの?

昼食後、Cafeで作戦会議をする大道具さん。


夜は22:30には劇場を出なければいけない。
終業から始業までの時間を、最低11時間とらないといけない。これも規則。

で、
ダメ直しはいつ? 出来るの?

パブで直し作業の確認をして、また公園の脇を通って帰宅。
明日は通し稽古をもう一度やり、
夜はいよいよ初日。
お疲れ様でした

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八夜

2009年03月23日 | 歌舞伎 海外公演
3月22日
今日は日曜日で、こちらのスタッフはOFF。
6日以上連続して働いてはいけないという決まりがある。
でも、何人かに出勤してもらい、大道具、照明の直しをやる。


太鼓橋の上で上を見上げ思案する人。
雨模様でも気にしているのだろう。



敷居にのみを入れているイイジマ選手。
息子さんの卒業式には出られないそうで。



太鼓橋の上で作戦会議する、松と龍。


通訳のアッコさん。
この方がいないと何もまとまりません。



ゆりの花と下草を植える植栽管理人。
たぶん現地の方。
美術プラン担当のうちの社長によく似ています。
「脚がケイレンシター」とか日本語でしたが、
聞こえないフリ。

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七夜

2009年03月22日 | 歌舞伎 海外公演
3月21日
今朝もロンドンは快晴。
こちらへ来て一週間。
まだ一度も傘をさしていない。
雨が多いと聞いていたのに。

桜の木が公園に。
今が満開。日本の桜より花弁がちょっと小ぶり。

午前の作業を終えて舞台を整え、公演の安全を祈念してお祓いをしていただく。
ロンドンには神主さんがいないということだったが、
資格をお持ちの役者さんがいらっしゃるとのこと。(私と同じ学校出身らしい)

海外公演ではめずらしい修祓式。
簡素であるが丁寧でとてもよい式だった。


舞台の両袖に取り付けられた字幕スーパー。
お芝居はすべて日本語で演じられ、字幕には英語が。
一幕の“長局の場”
“Would you have a love song or a song of good life?”
とあるが、
誰のせりふなんだろう(笑)わかりません。


絵描きのタナカ女史。
ロンドンの大道具さんに
「あたし脚立を使いたいんだけど」
といってどこでも運ばせています。
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六夜

2009年03月21日 | 歌舞伎 海外公演
3月20日
道具調べ、明かり併せが始まった。



日英船上会談。


夜は楽屋口から350ヤード地点にあるバーでクールダウン。
熱くなった頭と体をリラックスさせる。
ギネス黒ビール、一杯三ポンド。
今日は6ポンド使う。

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五夜

2009年03月20日 | 歌舞伎 海外公演
3月19日
昨日に引き続いて、大道具の仕込。
桜の木を吊り、松の木を吊る。
舞台一面のミラーを建て込む。

午後には舞台を照明さんに渡し、舞台袖で屋体物の仕込。
予定よりも3時間くらい押している(遅れているということ)。

夕刻、日本より本隊ご一行が到着する。
舞台が急ににぎやかになってきた。

大道具メンバー最年少のスケガワ選手の誕生日ということで、
帰り道の途中にあるバーで祝杯をあげる
バーのおかみさんもケーキを出してくれる。
ほほえましいシーンだったので、写真を撮ろうとカメラの電源を入れると、
「カードが入っていません」
今日は写真なしです。


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