大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

西コース舞台裏のこと

2011年08月31日 | 歌舞伎巡業
『西コース 松竹大歌舞伎』

初日

横須賀を皮切りに、全国を巡業する。

9月25日立川での公演が千穐楽。



初日前、大道具、小道具たちがその出番を待つ。

緊張感が漂う舞台裏。

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『渋谷金王丸伝説』のこと

2011年08月25日 | 大道具
大和田伝承ホールという昨年、渋谷区にできた新しいホールで『渋谷金王丸伝説Ⅱ』が開催された。

昨年のこけら落とし公演でのパートⅠにつづいての第二弾だ。

はじめに常磐津舞踊「松島」立方:市川染五郎  地震被害の大きかったところだ。

つづいて市川染五郎作・創作傾奇(カブキ)おどり「KONNOHMARU伝説」

渋谷の英雄金王丸(染五郎)が地震を起こす大ナマズ退治に奮戦するという物語をスピーディーに見せる。

いろいろ工夫されていて、始まりはまるで超大作映画の映画のオープニングのようだった。

さいごは渋谷区民の大人や子供たちがいっしょに「渋谷カブキ音頭」(振付:市川染五郎)を踊る。

カーテンコールにはNHKでやっているカブキ体操?も全員でやっていた。

出演している子供たちが本当に楽しそうにやっているのが印象的だった。



金王丸はこんな人。



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ケンタッキーのこと

2011年08月23日 | 歌舞伎巡業
駅前にあるケンタ。

いくら暑いからって。

節電の夏だからって。

ケンタにこれはないんじゃないの?

カーネルサンダーがよしずから出てきおった。

歌舞伎の茶店じゃないんだから(笑)




8月31日 横須賀芸術劇場で開幕する『西コース 松竹大歌舞伎』

義経千本桜の「椎の木の場」では

これとそっくりの茶店がでます。

カーネルさんはいないけど。

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亀治郎の会のこと 2

2011年08月20日 | 亀治郎の会
18日は開幕前日の舞台稽古。
稽古の前に道具を飾って、照明をあてて“道具調べ”“場あたり”と呼ばれる一連のチェックをする。
そこで問題のあるところには“直し”の注文が入る。


『葛の葉』の道具を“直し”する大輔さん。稽古時間に間に合わせるためにすごいスピードで。動きが早すぎて全部がこんな写真になってしまう。


無事に間に合ったようです\(^o^)/


昨日19日。
初日の幕が開きました。
本日20日が中日(なかび)。
明日21日が千穐楽。
三日間の興行日程です。





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習志野高校のこと

2011年08月18日 | 休日
夏の全国高校野球大会。
地元の習志野高校が快進撃をつづけている。
今年は春の県大会を優勝。
つづく関東大会も優勝。
夏の千葉県大会も優勝。
甲子園でも優勝候補筆頭になっておかしくない実力なのだが、これといった目立つ選手がいないせいか、あまりメディアに取り上げられなかった。
一回戦 vs静岡高校 宮内主将のホームスチールなどで6-1で勝ち。泉澤くん木村くんの継投。
二回戦 vs明徳義塾 強打の明徳打線を抑え9-3で勝ち。大野くん完投勝利。
三回戦 vs金沢高校 153km/hを投げた釜田くんから奪った2点を鉄壁の守りで2-1の勝ち。在原くん木村くんの継投。

明日の準々決勝は誰が先発するのか。
強力日大三高打線を抑えられるのか。
好投手吉永くんにやられるのか。
ランナーは出るのか。
得意の機動力をつかえるのか。
少ない得点を守り切れるか。

習志野高校の野球は面白い。
ブラバンの演奏もすごい音量(部員が198名!!)

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亀治郎の会のこと

2011年08月18日 | 亀治郎の会
8月19日~21日まで。
国立劇場・大劇場にて。

『第九回 亀治郎の会』

が行われます。
昨年の第八回のプログラムには、「亀治郎の会は第10回で終わりにします」と宣言されていたので今年を入れてあと二回ということになる。

こいつぁちょっと見逃せねえなあ

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歌舞伎体験事業のこと

2011年08月14日 | 大道具
8月某日

ここは愛知県のとある小学校。

歌舞伎の体験事業という企画で、今回は愛知、静岡、神奈川方面を巡回している。

今日は600名ほどの生徒に歌舞伎のエッセンスを体験してもらいましょう。と、いうことで、

浴衣の着付けとか、ご挨拶とか、丸めた新聞紙を使っての立ち回り、セリフ、見得などをプロの歌舞伎役者さんが熱血指導をする。

冷房設備のない体育館の中は、生徒や先生の熱気で立っているだけでも滝のような汗がでてくる。

あいさつや演技を体験した後は、裏方も体験することに。

学年ごとに分かれて大道具や小道具の製作を実際体験するのだ。

1,2年生は『鷺娘』で使う“雪”をつくります。白い紙をはさみでちょんちょんときってゆく。

3年生は『鏡獅子』でつかう“ちょうちょ”を作る。

4年生は『組打』でつかう千鳥。

6年生は同じく『組打』でつかう菜の花。

そして5年生は同じく『組打』でつかう波布の波の絵を絵具と刷毛を使って描いてみることに。



手とり足とり指導に当たっているのは美術部員の馬場さん。

30分くらいの間に全員に刷毛をもたせて少しずつ“体験”させるのは至難の技。

「毎日が試行錯誤の連続」と馬場ちゃん。

でも出来上がりは結構いいんじゃあないの?



11月にはこの学校に中村吉右衛門さんがやってきて、この波布を使って実演する。

たのしみだねえ。

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