大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

羽島文化センター 男の花道

2012年07月07日 | 現場
今日と明日
岐阜の羽島文化センター
『男の花道』

大阪新歌舞伎座で初日を開け、ここにやって参りました。


仕込に顔を出し、昼のスタッフ弁当を頂いて失礼させていただきました。
帰りの新幹線で食べなさいと、夜の弁当も持たされました。

「あいつは何をしにきたのか?」


11日からは東京公演。
ルテアトル銀座にて
26日まで。
コメント (3)
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演舞場七月大歌舞伎開幕雑感

2012年07月05日 | 新橋演舞場
東京新橋演舞場。
七月大歌舞伎初日。
昼の部は先月に引き続き『ヤマトタケル』
夜の部は『将軍江戸を去る』『口上』『黒塚』『楼門五三桐』

学生時代に演舞場三階席から『ヤマトタケル』を観て、こんな世界で定職につければありがたいなあと思いたたいた門が大道具。25年近く経ち今それの担当をさせていただいているというのはこれもやっぱりご縁があったんだなあということか。
ヤマトタケル神話がある古事記が編纂されて今年が1300年だそうで、このスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』も何かそんな神話になりそうな予感がある。1300年くらいつづいてほしい。
こういう風に感じられる仕事とは、いい仕事についたものだなあと思う。
この門をたたきに来る若い人いねえかなあ。

夜の部
『将軍江戸を去る』団十郎、中車セリフ応酬緊迫感。大道具背景画流石。
『口上』ほのぼのファミリー感。
『黒塚』必見。猿之助圧巻。
『楼門五三桐』豪華山門せり上がり。「ここをみてくれ!」と言いたいが、同時にせりあがる猿翁8年ぶり登場感動。カーテンコール総立ち。



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道具調べ

2012年07月03日 | 新橋演舞場


右側は演舞場公演“黒塚”に飾られるススキじゃねえか?

左側は巡業公演“四の切”で使われる三段じゃねえか?

そう思ったお人はかなりの大道具通だな。

倉庫で段取り中の一こま。

演舞場は4日が初日。

巡業はすでにスタートしていて、

今日は青森、明日は函館、そして札幌と廻っていくんだな。

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道具調べ、明かり合わせ

2012年07月02日 | 新橋演舞場
新橋演舞場では七月大歌舞伎の準備が着々と進められていた。
ヤマトタケルは6月に続き二か月のロングラン公演で昼の部。
夜の部は将軍江戸を去る、口上、黒塚、楼門五三桐のプログラム。
というわけで、半分の道具が入れ替えられた。

セリに沈む山門のシルエット。

コメント (2)
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巡業初日

2012年07月01日 | 歌舞伎 国内公演
歌舞伎の全国巡業が始まった。
去年は震災のため中止になってしまった。
なので七月の夏巡業は二年ぶりなのだ。
東コースは菊五郎劇団が。
中央コースは近松座が廻る。
東コースは東京からスタートし北は北海道から南は岡山まで毎日処を変えて公演するのだが、前橋や高崎などはちょうど公演日に最高気温が更新されたりし、
梅雨前線や台風の居所も気になったりしてかなりスリリングな気分になるのである。


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