大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

12/25 仕込み風景

2007年12月25日 | 浅草歌舞伎

搬入が終わったら仕込みに移ります。

まずは吊物から仕込んでいきます。
道具をつないでワイヤーやロープをかけてバトンに吊り下げていきます。
舞台を埋め尽くしていた道具たちが徐々に減っていきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/25 浅草公会堂・搬入

2007年12月25日 | 浅草歌舞伎

浅草公会堂へ大道具を搬入する日がやってきました。
ちょっとその前に、
舞台の馬立を移動させます。
馬立というのはパネルなどを立てかけておく処。
本棚の大きいのと思えばわかりやすいか。
鳶さんに頼んで鉄骨の馬立を舞台の前方に移します。
そうせねば世界遺産“金閣寺”が収納できないのです。

馬立が収まったところで大道具の搬入が始まります。
今回は4t車×7台
例年より2台ほど多い分量です。

搬入後は舞台はもとより、花道、客席まで大道具があふれてしまいました。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスの夜に

2007年12月24日 | 作りました

コウタローが作ったクリスマスケーキ。
まあよく出来てるねえ、
うちの子は天才かと思う。

「この白いところはクリームなんだねぇ。」
「ソレハ糊ダヨ。」
にべも無く言われてしまいました。
なんとも小憎らしく育っております。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅草歌舞伎 道具調べ

2007年12月23日 | 浅草歌舞伎
埼玉県某所
「新春浅草歌舞伎」道具調べ。

先日紹介した“金閣寺”二階部分の屋根。
タルキとスミ木が美しいですね。
尚、道具調べでは二階部分も一階に建てて行います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予想はよそう

2007年12月22日 | 休日
若いときはよくやっていましたが、最近はやってませんね。

ケイバの話です。
あすはアリマキネンというお祭りレースがあるそうなので真剣に予想してみました。

①メイショウサムソン “迷焦寒損”迷って損して寒くなりそうで×。
②ドリームパスポート “夢旅券”新婚さんみたいで幸せそうで×。
③マツリダゴッホ   “祭咳”風邪を引いているようで×。
④ダイワメジャー   “台輪計測器”仕事しているみたいで×。
⑤レゴラス      “礼後最後”うしろに走ってしまいそうで×。
⑥ポップロック    “昭和歌謡”三丁目の夕日を連想させて△。
⑦ダイワスカーレット “大和風共去”風とともに去ってしまいそうで×。
⑧ロックドゥカンブ  “錠前第二患部”怪我をしているようで×。
⑨サンツェッペリン  “太陽飛行船”ドラムはジョンボー南無で×。
⑩フサイチパンドラ  “房位置麺麭銅鑼”出走取り消しで×。
⑪コスモバルク    “宇宙馬留苦”酸欠で息苦しそうで×。
⑫インティライミ   “印茶裸意味”意味不明で×。
⑬デルタブルース   “三角州哀歌”なぜか三丁目の夕日を連想させて○。
⑭ハイアーゲーム   “高見双六”ちょっと傍観者気分で×。
⑮チョウサン     “長嶋茂雄”やはり三丁目の夕日を連想させて◎。
⑯ウォッカ      “露酒”あったまるけど熱燗にはかなわないので×。

というわけで、
今年流行の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(私は観てないケド)を連想させるもので決定。
本命⑮ 対抗⑬ 押さえ⑥
馬単でボックス買い。
何点になるのか・・・6点買い?
ちなみに前々日の配当を調べると

⑥⑬=206.4倍 裏484.0倍
⑥⑮=261.4倍 裏850.8倍
⑬⑮=1744.5倍 裏2162.5倍

今夜はいい夢が見れそうだなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末、浅草にて

2007年12月20日 | 浅草歌舞伎
浅草公会堂では来月の浅草歌舞伎に向けて準備が着々と始まっております。
「金閣寺」では劇中に本堂の屋体を大ゼリに乗せて沈めます。

公会堂の技術担当の方に、大セリの調整をしていただきました。
無事に公演が始まり、そして終わりますように。
よろしくお願い申し上げます。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屋根だらけ

2007年12月19日 | 浅草歌舞伎

新川工場の駐車場には屋根がずらりと並んでいます。
屋根というものは普通は駐車場に並ぶものではありませんが、大道具の屋根は並んでしまうんですね。
写真ではわかりづらいですが貫板で形を作りそれに布を張っています。
ここには、
浅草歌舞伎“金閣寺”の屋根と、
新橋演舞場「雷神不動北山櫻」“朱雀門”の屋根が並んでいます。
国宝でも世界遺産でも何でも作っちゃいます。
大道具の中でもこれらの屋根を作れるようになるにはかなりの熟練を必要とします。



これは“金閣寺”の屋根裏というか、二階部分の天井。
縦横に打ってある黒いものは“たる木”と呼ばれるもの。
本来は屋根の頂点のむな木から勾配に並べて板などを乗せ、屋根を形作る大事な構造なのですが、大道具の場合は見せかけです。客席から見えるところだけくっつけています。
「そんなのいんちきじゃないか」という声も聞こえそうですが、ここでは「ほう、そういう知恵があるのですか」という声だけ受け付けることにしたいと思います。
上のほうの左右に斜めに打ってあるのが“すみ木”
これも同じく見せかけです。
「そんなの手抜きじゃないか」という声も聞こえそうですが、ここでは「ほう、とても見せかけには見えませんよ」という声だけ受け付けることにしたいと思います。

たる木とすみ木の内側の部分は、二階の天井裏になります。
ここは客席からはほとんど見えない部分です。
この二階屋根裏を舞台で是非観てみたいという方は、夜の部最前列の予約をお願いします。
しかも見えるのは一瞬です。
芝居の後半、御幕が開いて慶寿院尼が登場したときだけチラッと見えます。
コックリしているとすぐに見えなくなってしまうので注意してください。
この一瞬のために金紙を貼り付け、雲の絵が描いてあります。
ここは手抜きなしです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピーアール2

2007年12月12日 | 大道具
『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』
評判は上々のようである。
とてもうれしいことである。
是非大劇場で観てみたいものである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピーアール

2007年12月11日 | 大道具
鳥山、久保井という学生時代からの友人がいます。
組員です。
組員といってもそっち関係のほうではなくて、
劇団唐組という、まあ劇団です。
ある意味そっち関係よりもこわい組です。

大島渚監督の息子さんがこの組を取材してドキュメンタリーにした映画が公開されています。
「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」

少し見せてもらいましたが、ちょっとホラーっぽいです。
次に何が起こるか見ているこちらがはらはらします。
日常と非日常がくるくると入れ替わる感じは、唐十郎の芝居そのもの。
唐十郎の世界ってこうなっているんだ。

もうこれはドキュメンタリーではありませんね。
面白い人には面白い、面白くない人には面白くない(あたりまえか)映画です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅草歌舞伎のことなど

2007年12月10日 | 大道具
来年の新春浅草歌舞伎の大道具製作が始まっている。
(今年はこんなポスターなのね。毎年楽しみになっています。久々に7人勢ぞろいですね。)

出し物は四本
昼の部、夜の部ともに見ごたえたっぷりのプログラム。
全部お芝居で舞踊はなし。
はじめにこの出し物を聞いた時の感想。
「歌舞伎座の番組でしょ?」
ドモマタ、ベンテン、ゲンヤダナは過去の浅草公会堂や巡業でやったことアリ。

だが、
“金閣寺”
は、やったことが無いなあ。
公会堂で出来るのかなあ。
これは大道具への挑戦だなあ。

ただいま私、受験生のように頭に“必勝”の鉢巻をくくりつけまして、
“金閣寺” 猛勉強中であります。
来年正月の合格を目指します!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする