ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

住宅ローンの行方

2018-06-28 | 経済・政治・社会
今日もNZ準備銀行が、政策金利(OCR)の据え置きを発表


これで2016年11月以来、過去最低の1.75%で
11回連続の据え置き
今後の金利動向、ひいては住宅ローンの行方は


去年までの移民や旅行者の増加による需給の逼迫で
場所によってはバブル感さえ漂ったNZ経済


その中でもインフレは低位安定で、利上げには至らず
今になって賃金やガソリンの上昇でジワジワと~インフレ感
さらにこのNZ安で輸入インフレになるのは時間の問題か


その間にもアメリカは金融政策正常化で6回の利上げを実施。
米ドル高も進んで、まさに出口政策の真っ最中
(※結果がどうなるかはいざ知らず)


本来だったら貸出資金の4分の1をオフショアで借り入れる
NZの銀行の調達コストが上昇して、ローン金利も上がるはずが
ローン需要そのものが伸び悩んで、まさかの低下


教科書どおりとはほど遠い展開こそ、リーマンショック以降、
世界経済が完全には立ち直っていないことを実感する思い。
アメリカに出口が見えても、ヨーロッパや日本には見えず
その間に中国がジワジワと減速し、それに頼るオセアニア


このままNZ経済が減速していったら、
「次は利上げじゃなくて、利下げ
というシナリオも持ち上がってきそうで、それもコワい


たった1.75%の金利はこんなところで簡単には使えず
次の危機のために残しておかないと
リーマンショックのときは8.25%⇒2.50%まで
実に5.75%の大胆な利下げで救われたわけですから


それに比べたら1.75%の余力はなんとも心細いほど
とか言って低金利に救われる借金大王の私たち


低金利下では果敢に勝負をかける方
人生も後半となると、
残りの人生であと何回金利サイクルを経験するのか
その中で何回チャンスがあるのか
と思うと、けっこう素直に、


「今でしょ
と思うところもあり、この1年は攻めに攻めてきました

まさかのまさかでアデレードの子も仲間入り(笑)
(※見に行っていないので、不動産屋が送ってきた写真)


想定シナリオどおりなら来年には利上げも始まるもようで、
我が家のローンも1年後ぐらいから続々更新を迎えます
がんばらにゃ






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