ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ブレグジット体験

2016-06-24 | 経済・政治・社会
外出から早めに戻り
コーヒーを淹れて
パソコンの前にスタンバイ


イギリスのEU離脱か否かを問う国民投票の開票が始まっており
Brexit(ブレグジット):離脱か?
Bremain(ブリメイン):残留か?



今回の問題も元をただせば、シリア等イスラム圏から大量に流れ込む
難民問題
EUに留まる限り、難民政策はEUの決定に従わなければならず
離脱派が主張する英国の自主性の回復はまさにそこ


しかも英国はEUには加盟していてもユーロには入っていないので
いざ離脱となっても自国通貨の復活という厄介な問題がなく
(※かつてギリシャの離脱でドラクマ復活ぅ
というコワい話もありましたっけ?)


島国ですから、離脱してドアを閉ざしてしまえば
難民も東欧などEU加盟国からの安い労働力も入ってこない
難民のせいで治安が悪化し、安い労働力のせいで仕事がなくなる
と離脱派が訴えれば


英国はEUがなければ経済的に立ち行かなくなる
安い労働力や自由市場がなくなれば多くの産業が打撃を受ける


難民か?経済か?
まさに究極の選択


状況は違うものの19世紀にアメリカで奴隷制を巡って起きた
南北戦争にそっくり
と思ってしまいました。


奴隷制存続を主張して合衆国を脱退した南部の州と
奴隷の解放を主張して合衆国に留まった北部の州が
繰り広げたアメリカ最大の内戦
その後の南北の展開は、歴史が物語るとおり


若者が必死に残留を訴え
高齢者が離脱に傾いたのも
今か?未来か?
という究極の選択ゆえ。


拮抗しているとはいえ、
最後は「良心」が勝って『残留』
(※スコットランドもけっきょくは『残留』だったし)
と踏んでいましたが、開票が50%を越えた頃から『離脱』が優勢に。

この後はずっとこんな感じでした。


その間、為替は急騰落 株は暴落
『離脱』だったら円高来るよねー
と覚悟していましたが

100円をあっさり割り込み、99円も割った時は鳥肌ものでした
1日で7円の値幅、史上最大の変動率って


こっちはもっとスゴーーー

NZドル円
76円で始まり、きりもみ状態のときは69円もあり
同じく1日7円ながら、こちらの変動幅は最大10%


戻りも弱くて、ローソクが短い短い



ですぐまた売られるNZドル(笑)



円もすぐに三桁に戻したものの

週明け以降また大荒れでしょうね。


生涯に数回しか起きないであろうビッグイベントですから
市場が消化するまでには時間がかかるでしょうし、
ここでスコットランド独立の話が再燃し
他のEU加盟国でも国民投票となれば
今日の結果は終わりではなく、始まり


諸般の事情でかーなーり大きな為替のポジションを取っているので
これからしばらく腕まくりでがんばらないと(笑)


いろいろあっても、どんな相場になっても

サバイブしないと


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